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いくらアレルギーの3つの症状!【嘔吐や下痢が起こるの?】

<監修医師 ゆまこ>
evawee

お寿司や海鮮丼でよく目にするいくら。美味しくて人気のメニューですが中にはアレルギー反応が出てしまう人もいます。

今回は、いくらアレルギーの症状、原因、対処法について詳しく解説します。

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いくらアレルギーになる原因

 

いくらは魚の卵

いくらとは鮭の卵で筋子の卵巣膜を取り除いて、産卵前の卵を分けたもので別名『バラ子』とも呼ばれています。

 

加熱加工などは一切施さずに、塩漬けや醤油漬けにして食べるのが一般的です。

 

アレルギーとは免疫が過剰に反応することです

アレルギーとはさまざまなものがありますが、原因はすべて体を守るための免疫が過剰に反応してしまうことで身体に障害が出ることです。

 

アレルギーは数多く分類され、代表的なのは花粉症などの「アレルギー性鼻炎」やいくらなどの食べ物や飲料水による「食物アレルギー」、呼吸困難になる「気管支喘息」や漆(うるし)といった塗料に触れることで起こる「かぶれ」などがあります。

 

いくらアレルギーの原因は経口感作

乳幼児がいくらアレルギーになる原因として挙げられるのは、まずは母親がいくらを食べたことで、母乳に含まれているいくらの抗体が体内に入ったり、直接イクラを食べてしまいアレルギーを引き起こす『経口感作』です。

 

他にも『胎内感作』といい、妊娠中に母親がいくらを食べて、食べたいくらが胎盤や羊水を介して起こすこともあります。また「経皮感作」と呼ばれるものもあり、これは皮膚にいくらがついてしまい起こるのではないか。と言われていますが、まだメカニズムはわかっていません

 

大人がいくらアレルギーになる原因としては直接いくらを食べて起こる「経口感作」と皮膚や粘膜に起こる「腸管外感作」があります。

 

その他で大人も子どももいくらアレルギーとなる原因として挙げられるのは、「花粉症」だともいわれています。

 

花粉症の原因である“アレルゲン”の中に、いくらアレルギーの原因となる“アレルゲン”と構造的に似ている“アレルゲン”があるので、アレルギー反応を起こすのではないか。と言われており、これを「交差反応」と呼んでいます。

 

花粉症の症状についてはこちらを見て参考にして下さい。

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花粉症でのどの痛みや咳が辛い。この薬をチェックしてみて!

 

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いくらアレルギーにより起こる主な症状

 

アレルギー症状として多いのは蕁麻疹(じんましん)

いくらアレルギーの症状として一番多いのは「蕁麻疹(じんましん)」などの皮膚症状です。症状が重い人はいくらを食べて数分で、かゆみや赤み、丘疹(きゅうしん)と呼ばれるブツブツや小水疱(しょうすいほう)、発疹などの「かぶれ」が全身に出てきます。

 

かぶれとはこれらの症状を伴う皮膚炎のことを指します。皮膚炎は大きく「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性接触皮膚炎」のふたつに分けられますので、いくらアレルギーで起こる皮膚炎の場合は「アレルギー性接触皮膚炎」に分類されます。

 

また、人によっては皮膚がただれたり、腫れたりなどの症状が出ることもありますので注意が必要です。

 

次に多いのは嘔吐や消化器症状と呼吸器症状

蕁麻疹(じんましん)などの皮膚症状の他によく起こる症状は嘔吐で、その他に腹痛や下痢、胃痛などの消化器に起こるいわゆる「消化器症状」というものがあります。

 

いくらは魚卵アレルギーであり、魚卵として“たらこ”や“ししゃも”もいくらとよく似たアレルギーを起こすので、いくらアレルギーを起こす方はそれらも注意するようにしましょう。

シシャモについてはこちらを参考にして下さい。

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シシャモの栄養に驚き!【妊婦にもお勧めの食材です!】

 

また食べた後にのどのかゆみや鼻水、くしゃみといった症状が現れることがあり、それらの症状が重くなった場合には呼吸困難を起こしたりと、命の危険にさらされる「呼吸器症状」もあります。

 

アナフィラキシーショックは魚卵アレルギーでも起こるもの

蜂などに刺されて起こることでよく知られている“アナフィラキシーショック”ですが、これは魚卵アレルギーでも起こります。命の危険もあるので注意が必要で、特に乳幼児は気を付けてください。

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いくらアレルギーの対処法

 

パッチ検査などでアレルギー検査をしましょう

アレルギー検査にはお家で簡単に出来る方法で、自分でテスト薬剤を作り、作ったテスト薬剤を腕の内側に10円玉くらいの大きさに塗り48時間放置する「パッチテスト」や「負荷テスト」があります。

 

過去にいくらを食べ、たった一度であってもアレルギー症状が出た方はアレルギー専門医や、かかりつけの医師に相談し検査を受けた方が良いでしょう。

 

食物アレルギーはアレルゲン検査で反応確認しましょう

食物アレルギーにはなかなか治りにくい食べ物もあります。乳幼児期の食物アレルギーは大人になるにつれて、自然に完治するものもありますが、自己判断せずに専門医に相談しながら「アレルゲン検査」を受けて反応を見ながら、食べられるのかどうかを決めてください。

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【アレルギー検査の費用】と種類を徹底解説!

 

中にはどうしても治らない食物もあり、その場合はアレルゲンの除去しかないので絶対に食べないようにしましょう。

 

人によって食物アレルギーはさまざまですので、子どもに食べさせたもので一度でもアレルギー症状がでたものは、離乳食のうちからメモしておいた方が良いでしょう。

 

また、魚卵と同じく鶏卵でも同じくアレルギー反応を起こす方もいますので注意が必要となります。再度食べさせる場合には一度検査を行って安全であることを確認しましょう。

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