Sponsored Link

チューイングは逆に太る危険なダイエット【克服をすすめる理由】

<監修医師 春田 萌>
胸 

チューイングとは、摂食障害の一つで、食べ物を咀嚼だけして飲み込まずに吐き出すという行為です。

 

「太りたくない」という気持ちと「食べたい」という欲求が発端となり、次第に歯止めがきかなくなって、結果的に身体へさまざまな悪影響を及ぼすと言われています。

 

今回は、そんな恐ろしいチューイングについてまとめていきます。「チューイングは逆に太る危険なダイエット!?」「どんな悪影響があるの?」などの疑問にお答えしながら、克服をすすめる理由を解説します。

 

そして、チューイングが危険なダイエットであることをぜひ知っていただきたいです。

スポンサーリンク
 

チューイングとはこんな行為

 

食欲を抑えられない摂食障害の一つ

チューイングとは、拒食や過食など摂食障害の一つであり、食欲を満足させるためにあえて食べ物を口にするものの、食べたものを咀嚼するだけで飲み込まずに吐き捨てる行為です。

 

食欲を抑えられないという点では、食べたものを後から嘔吐して出す過食に似ているかもしれません。噛み吐き行為噛み砕きの繰り返し行為とも言われ、太ることへの恐怖心から生じた摂食障害だと考えられています。

過食嘔吐に関してはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
過食嘔吐の治し方はコレ!病院での治療で克服しよう!

 

高カロリーの物をじっくり噛んで味わいたい

チューイングを行う人は、3食の食事内容を低カロリーのものにして、夜中に人目をはばかり甘いお菓子や脂物など高カロリーのものをチューイングすることが多いです。

 

チューイングの仕方は、何度も噛んでじっくり味わってから、味のなくなった食塊を飲み込まずに吐くことを繰り返します。

スポンサーリンク

チューイングは太ってしまう危険なダイエット!その理由とは?

 

自律神経の乱れから代謝機能がダウン!

「いくら食べても飲み込んでいないから、ノンカロリー!太らない!」と思っていたら、大間違いです。チューイングを続けることによって体にさまざまな悪影響が現れます。

 

食欲をコントロールする満腹中枢をチューイングによってごまかせても、実際はというと、胃に食物が運ばれず消化という行為が行われません。

 

食物を胃腸で消化してエネルギーに替える代謝は、胃腸だけではなく、脳の神経伝達物質や自律神経の働きによって成り立っています。そのバランスがチューイングによって狂い始めた結果、自律神経が乱れてしまいます。

 

自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも悪影響を及ぼすため、生理不順や免疫力の低下、老化や不安感、緊張感、頭痛、倦怠感、めまい、不眠などのうつ症状を引き起こす可能性があります。

 

そして、代謝機能が低下することによって、食べ物をエネルギーに替えて消費する能力が低下しますので、栄養を体内に過剰吸収し太りやすい体質になってしまいます。

自律神経を損なうと起きる症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
自律神経失調症の症状チェック!5つの原因も解説!

 

低血糖症状が異常な食欲を引き起こす!

チューイングによって日常的にカロリー不足が続くと、胃腸の機能が低下します。

 

食べる行為によって脳は栄養を消化するために、胃腸へ胃液分泌の指令を出します。しかし実際は消化すべき食物がない状態なので、胃酸過多によって胃粘膜が荒れる、いわゆる胃炎を生じやすい環境になります。

 

炎症などにより機能低下が起こると、栄養が十分に吸収されず低血糖状態に陥ることがあります。低血糖によって引き起こされる異常な食欲が、さらに過食を進めてしまうのです。

血糖値が下がると引き起こされる症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
血糖値が下がると眠気が起こる2つの原因【この対策法でスッキリ】

 

口腔内の炎症やフェイスラインの変形で太って見える!?

この他にも、長時間の咀嚼によって噛む力が歯や歯茎に負担を与え、口内炎虫歯を引き起こす等の問題もあります。

 

そして、顎の酷使でエラが張ったようなフェイスラインの変形や顎関節症、唾液腺が腫れて顔がむくむ等のトラブルが生じ、顔の歪みや太って見えることがあります。

スポンサーリンク

チューイングは早めに克服しよう!

 

チューイングから過食症へ

チューイングは、続けていくうちに徐々に回数が増えたり、食欲が増進して逆にカロリーを過剰摂取するパターンに陥りやすいと言われています。

 

そのため、チューイングを早めに克服しないと、「抑え切れない食欲に負けてバカ食いし、太るのを恐れて嘔吐を繰り返す」といった過食症に移行してしまうケースが非常に多いのです。

 

チューイングから拒食症へ

チューイングは習慣化しやすく、はじめは3食以外に口にした食べ物に限定していたはずが、だんだん普段の食事さえも無意識のうちに飲み込むことができなくなり、拒食症に移行してしまうケースもあります。

 

食費と時間が勿体ない…

食欲は胃の満腹感でストップが掛かりますが、チューイングは実際には胃に食べ物が溜まらない行為であるため、食べ物があれば際限なく食べることを続けられます。

 

その結果、多大な食費と、食事に費やす時間が失われていきます。習慣化してしまうと、それを止めることができませんので、どんどん貴重なお金も時間も奪われてしまう結果となります。

 

太らない体質つくりをしましょう!

チューイングでダイエットしようと考えている人は、危険ですので止めましょう。

運動や食習慣の改善によって代謝をアップさせたり、多大な食費にかけるよりはサプリメントや漢方薬を試して太りにくい体質つくりをしてみるのはいかがでしょうか。

 

今回は、チューイングが危険なダイエットである理由についてまとめました。拒食や過食は聞いたことがあっても、チューイングという言葉を聞いたことががなかった人は多いでしょう。

 

「食べ物を飲み込まなければ太らない」と簡単に考えている人は、大きな間違いです!チューイングが人体に与える影響は大変危険なものです。

 

最初は、美容やダイエットのためにと始めた行為が、いつの間にか多大な浪費と不健康を生み、美容とは逆方向に進んでしまう…これがチューイング克服をすすめる理由です。

ダイエットにチューイングは絶対だめです!

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

スポンサーリンク
 
 

関連するこちらの記事も読まれています

サブコンテンツ