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トレハロースとは?【6つの使い方や危険性も知っておこう!】

<監修医師  WASHIO>
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トレハロースは天然の糖質で食品添加物として使用され、その用途の広さや性能の良さから多くの加工食品に利用されています。

 

糖ですが砂糖の半分程度の甘味度で甘味料として使用するとカロリーが高くなるため甘味をつけるという使い方ではなく品質保持などを目的として使われることが多く様々な商品に利用されています。

そのため、私たちがトレハロースを口にする機会は意外と多いのです。

 

トレハロースがどのような使われ方をされているのか、その安全性・危険性はどうなのかを知り上手に利用しましょう。

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トレハロースとは?

 

トレハロースは、動植物の細胞内(海藻類やシイタケ、シメジ、マイタケ、ナメコ、キクラゲなどのきのこ類)に存在する天然の糖質で食品添加物として様々な食品の加工などに使用されています。

 

パンの酵母や酒の酵母などにもトレハロースは含まれていますが現在はパンやビールの食品添加物にもトレハロースが使用されています。

 

トレハロースは甘味度が砂糖の45%程度のため甘さが後を引かず上品でやわらかな甘みを持つのが特徴です。

以前は生産に手がかかり高価なものだったのですが、でん粉(じゃがいもやとうもろこし)から直接つくる酵素が発見されたことによって安価で大量生産が可能となり食品への利用が一気に広まりました。

 

甘味料として利用すると他の甘味料とよく調和し素材の持ち味を引き出すことができるため、

和、洋菓子、飲料、その他のお菓子などに用いられていますが甘味料以外にもでん粉老化防止、タンパク質の変性防止、脂質の変性抑制、鮮度保持などに使用されます。また、虫歯になりにくいという特徴があります。

 

食品類への使用例としては、和菓子ではアンコ・餅菓子・お団子、洋菓子では生クリーム・カスタードクリーム・生地、その他に冷凍食品・麺類・ご飯類・パン・肉や魚の加工品・お惣菜・ジュースです。

 

その他の甘味料についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
エリスリトールの5つの危険性【甘味料の怖さを解説】

甘味料ステビアは危険って本当?【効能と副作用を徹底解説】

 

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トレハロースの危険性

 

安全性

基本的には急性毒性もなく安全と言われています。WHOなどの国際機関からも、その安全性から1日の許容摂取量(ADI)を設定する必要なしとされ現在のところトレハロースそのものの安全性に問題があるという報告はないようです。

 

遺伝子組み換え

トレハロースの原料にとうもろこしやジャガイモが利用されますので大量生産の輸入物の場合、「遺伝子組み換え」のものが使われていないかが心配されます。

原材料の産地が日本ならばその心配はありませんが工業品で使われるものの多くはコストを抑えるため海外からの輸入に頼るケースが非常に多いため遺伝子組み換えのものがないとは言えません

 

日本のとうもろこしの国内生産量は0.001%でほぼ100%を輸入に頼っています。そして、輸入先のほとんどがアメリカでそれ以外の輸入先はブラジルや南アフリカです。

アメリカではトウモロコシの作付面積の90%が遺伝子組み換えだと言われ、ブラジルや南アフリカでも遺伝子組み換えの割合が圧倒的に増えてきています。

 

このように、海外では自然にできたものを原料にするのではなく遺伝子組み換えで作られているものが使われることが多いため、その点でトレハロースの品質に問題があるという考えが強くあります。

 

私たちがトレハロースの原料に遺伝子組み換えのものが使われているのかを知る術があまりないため、この点はやはり気になるところです。

 

遺伝子組み換えの問題についてくわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
遺伝子組み換えの4つの危険性!【メリットとデメリットを解説】

 

糖尿病

砂糖よりも血糖値の上昇は緩やかなためインスリンの分泌が抑えられ膵臓への負担が軽く糖尿病予防として期待されていますが、

既に糖尿病と診断されている方は血糖値を絶対に上げてはいけないのにもかかわらず、トレハロースは著しく血糖値を上げてしまうので代替甘味料には使用できませんので注意してください。

 

甘味料としては高カロリー

トレハロースは原料にトウモロコシやジャガイモの澱粉から酵素を使って生成されますが、1グラムあたりのカロリーは砂糖と同じ4キロカロリーで甘味度は半分以下

 

つまり、砂糖と同じ甘さを出すそうとすると高カロリーになってしまうのです。そのため、トレハロースは甘味料ではなく食品の品質の安定や向上を目的として使われることが多いのです。

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トレハロースの使い方

 

冷凍保存

冷凍しても食品の味・食感の変質を抑制して戻りやすいので冷凍食品には特にトレハロースが利用されています。ちなみに、寒い地域に暮らす動物は細胞内にトレハロースを含むと言われます。

 

澱粉のぱさつき防止

炊いた後の御飯を長時間放置するとデンプンが老化して硬くなりパサつきの原因となりますが、トレハロースは老化を抑えパサつきを防ぐのでコンビニ弁当やお団子、スポンジケーキなどに多く使われます

 

脂質の変質抑制

焼き菓子や食肉加工品など脂質を含む食べ物が劣化すると脂が劣化し嫌な臭いが発生しますがトレハロースは脂質から酸素を保護して食品の劣化を防ぐので品質保持に効果があります

 

タンパク質の変性抑制

卵焼きやハンバーグ、プリンなどの加工品にいれるとタンパク質が劣化せず縮むのを防ぐので加工商品によく使われますが、食品以外にも保湿効果の高さから美容目的の化粧品、せっけん、入浴剤などにも使われています。

 

保湿力で美容に効果

トレハロースの最大の特徴は保水力です。その効果は食品だけでなくスキンケアやコスメなどの美容分野にも使われています。

乾燥肌にはこの保水力がとても効果的で敏感肌には肌の細胞を保護してくれる効果がありオイリー肌は元の原因は肌の乾燥からくるものなので保湿作用が効果を出します。

 

トレハロースはもともと高級化粧品として販売されていましたが今はお手頃な価格で手に入るため美を意識している女性にとても人気がある成分です。

その他の美肌に効果のある食べ物についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
美肌に良い食べ物!【即効性を求めるならコレがおすすめ!】

 

家庭でも料理に活用

トレハロースは、家庭で料理する場合にも利用できます。御飯を炊く時に少し入れるとふっくら美味しい炊き上がりになります。天ぷらをするときは天ぷら粉に少し加えて揚げるとカリカリ美味しい天ぷらが出来上がります。

 

茶碗蒸しをするときは卵液に少し入れると「す」の入りが少ない豊かな風味に仕上がります。和え物をするときは和える時にパラパラ振りかけるだけでシャキシャキとした歯ごたえに仕上がります。

 

また、コーヒーの苦味や紅茶の渋味が苦手な方はマイルドな飲み口になります。甘みが更に必要な時は砂糖もいっしょにお好みの量を追加するとすっきりとした甘さになります。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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