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ラクツロースは副作用の少ないお薬です【効果や副作用まで解説】

<監修薬剤師 サリー>

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ラクツロースというお薬をご存知でしょうか。あまり聞き慣れないお薬かもしれませんが、どのような効果があるのでしょうか。

 

今回はラクツロースについて、副作用や効果などについてお話していきましょう。

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ラクツロースとはどんなお薬か

 

まず、ラクツロースはどのようなお薬なのかについてお話しましょう。

 

ラクツロースは別名を「ミルクオリゴ糖」とも言います。その名前から、少し想像できるかもしれませんが、ミルク由来で作られるオリゴ糖の事を言います。

 

ミルクにはラクトース(乳糖)と呼ばれるものが含まれていますが、これを加熱すると構造が変わって出来るものが、ラクツロースになります。

 

ラクツロースは処方薬になり、医師の処方箋がなければ購入する事は出来ません。中身は薄黄色の液体になっていて、具体的な製品名で言うと「モニラックシロップ」というお薬があります。

 

別名のミルクオリゴ糖という名前からもわかるかもしれませんが、ラクトースには「整腸作用」があります。

 

ラクツロースを服用する事で、腸内の乳酸菌が増えて、悪玉菌を減らす働きがあるからです。整腸作用がある事で便通を良くし、便秘解消にも効果があります。

 

また腸内の乳酸菌を増やす事で、アンモニア産生菌という悪玉菌を減少させる効果がある事から、血液中のアンモニアを減らし、高アンモニア血症の治療薬としても用いられています。

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ラクツロースは便秘に効果あり

 

ラクツロースが色々な効果がある事を簡単に説明しましたが、ここから更に詳しく見ていきましょう。

 

ラクツロースはなぜ便秘に効くのか

ラクツロースに腸内の乳酸菌を増やし、悪玉菌を減らす作用がある事をお伝えしました。これによって善玉菌の作用が安定し、腸内環境が整います。

 

腸内環境が整うと、柔らかくしっかりとした便が形成され、また悪玉菌が減る事から、悪臭の腐敗ガスの分泌も減少します。

 

ラクツロースの働きはこれだけではなく、ラクツロースによって乳酸菌が増える事から乳酸酢酸が作り出されます。

 

これは腸の壁に刺激を与えて、自然な排便作用を促しますので、便秘解消に繋がるという訳です。

 

よく腸のあたりで「グルグル」と音が鳴る事があるかもしれませんが、これは乳酸と酢酸の働きによるものなのです。

 

高アンモニア血症の治療に使用

ラクツロースには血液中のアンモニアを減少させる効果があります。

 

肝臓の病気によってアンモニアの代謝が上手く出来なくなると、血液中のアンモニア濃度が高くなります。

 

血液中のアンモニア濃度が高くなると、脳に悪影響をもたらし、精神神経障害(人格変化や異常行動など)、手指の震えなどを起こし、酷い場合には昏睡状態になる事もあります。

 

これを肝性脳症と言いますが、この症状を防ぎ、アンモニアの血中濃度を抑える為にラクツロースを用いて治療を行うのです。

 

その他の効果について

ラクツロースのその他の効果については、産婦人科術後の排ガス、排便の促進や子供も使用可能なお薬ですので、小児における便秘の改善などにも用いられます。

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ラクツロースの正しい服用方法

 

次にラクツロースの正しい服用方法について、お話していきましょう。

 

ラクツロースは粉末やシロップなど、形状が異なります。

 

この形状によって服用方法も変わってきますので、必ず処方した医師の指示に従って服用するようにしましょう。ここでは経口の服用方法について見ていきます。

 

1. シロップ(モニラックシロップ等)

成人は1日量が30ml~60mlで服用し、高アンモニア血症の場合には1日3回、産婦人科術後の排ガス、排便作用に使用する場合などには1日2回に分けて経口服用します。

 

年齢や症状に合わせて、シロップの量は適宜調整していきます。

 

また、小児の服用についてですが、1日0.5ml~2mlを1日3回で服用します。腸にの場合には便秘症の緩和について服用しますので、適宜便の状態を見ながら、投与量を調整します。

 

2. 散(モニラック原末)

成人の1日量は19.5~39.0gを高アンモニア血症の場合は1日3回、産婦人科術後の排ガス、排便の促進に用いる場合には1日2回で経口服用します。

 

こちらもシロップと同様に年齢や症状に合わせて、適宜服用する量は調整していきます。

 

小児の場合には0.33~1.30gを1日3回に分けて服用します。こちらも便の状態に合わせて、適宜服用する量を調整していきます。

 

3. ゼリー(カロリール等)

通常成人の場合には1日48.1~96.2gの量を高アンモニア血症の場合には1日3回、産婦人科術後の排ガス、排便の促進などに関しては1日2回、経口投与します。こちらも年齢や症状によって、適宜調整していきます。

 

全体的に糖分があり、甘みがあります。先にお話ししたように剤形などによって、飲み方や服用する量も異なってきますので、注意が必要です。

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経口服用が難しい場合は注腸でも使える

 

ラクツロースは一般的には経口投与が主流ですが、肝性脳症などによる昏睡状態の場合に経口投与が出来ませんので、そういったケースには「浣腸」で使用する場合もあります。

 

浣腸の方法としてはラクツロースシロップを50~150mlを同量もしくは2倍の量の微温湯に混ぜて、1日1~3回直接腸にカテーテルを用いて流し入れます。

 

注腸に関しては経口投与と異なり、保険適用外になりますので、あらかじめ医師より説明を受けるようにしましょう。

 

ラクツロースにも副作用がある

 

子どもの便秘改善にも使用されるラクツロースですが、れっきとしたお薬です。

 

ラクツロースに関する副作用についてお話していきましょう。

 

ラクツロースの副作用について

ラクツロースの副作用についてですが、基本的に主成分が「糖」なので安全性も高く、副作用が出る事はほとんどありません

 

投与量が多いと下痢になりやすい傾向がありますが、高アンモニア血症の場合には少し便が緩めの方が効果を上げるうえで好ましいとされています。

 

しかしながら稀に腹痛、お腹の張りやゴロゴロ感、軟便などになる場合がありますので、注意が必要です。

 

その他の副作用について

基本的に重篤な副作用は報告されていませんが、むかつき、悪心、食欲不振なども報告例があります。しかしながら、これは全体の約1%以下のようですので、あまり心配する必要はないでしょう。

 

万が一、気になる症状が出た場合には、処方した医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

 

ラクツロースには腸内の乳酸菌を増やして、便通を良くする効果がある事をお話しました。

 

穏やかに効く薬とはいえ、多量に服用すると便が緩くなり、下痢を引き起こす可能性もあります。用法容量を守って、正しく服用するようにしましょう。

 

いかがでしたか。子どもにも服用可能な「ラクツロース」ですが、処方される場合には必ず医師の指示の下で服用するようにしましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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