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凄い!エゴマ油の4つの効能や副作用を徹底解説!

<監修医師 春田 萌>
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最近、健康志向の方が増えている中で、調理の際に使用する「油」にも注目が集まっていますね。

今回は最近注目されている食用油の中でも「エゴマ油」についてお話しします。

理想的な摂り方までご紹介しますので、参考にして下さい。

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エゴマ油はどんな成分?

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エゴマはシソ科の植物で、主に食用として栽培されています。エゴマの種子を絞ってエゴマ油を生成します。

 

日本では菜種油が主流になる前は、エゴマ油がほとんど使われていたのですが、

近年の研究から菜種油よりも栄養分が多く含まれている事が注目され、再び日本の市場に出回るようになってきました。

 

どんな成分が身体に良いのか

エゴマ油が注目されるきっかけとなった成分として「αーリノレン酸」という成分があります。

これはオメガ3脂肪酸という部類に属していて、これは体内で作る事の出来ない必須脂肪酸に分類されています。

 

このαーリノレン酸がDHAやEPAに変わり、血液をサラサラにしてくれる効果があるのです。

この他、まだまだ嬉しい効果がありますので次項で詳しく解説していきます。

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エゴマ油の効能

 

エゴマ油に含まれるαーリノレン酸が私たちの体内に良い影響を与えるお話しは前項でしましたが、実際にどんな効果があるのでしょうか?

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血流を良くする

エゴマ油に含まれるαーリノレン酸がEPAに変化すると、EPAは血管の壁に入り込み溜まったコレステロールを排出し、

傷ついた血管を修復させる効果があると言われています。

 

この効果によって血流を良くし、動脈硬化や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を予防する事に役立ちます。

また血流が良くなるという事は肌のターンオーバー(生まれ変わり)を手助けする事にもつながるので、美肌効果も期待できます。

【関連記事】
心筋梗塞の前兆は意外なアレ!4つの予防法!

 

認知症予防

認知症というのは脳の神経細胞が死んでいく事によって起こる病気です。

 

普段私たちが転んで出来たりする傷は、血が出てもしばらくすると治ってしまいますが、一度壊れた神経細胞は元には戻りません。

神経細胞を減らさないようにする為に、αーリノレン酸の摂取が有効的なのです。

 

αーリノレン酸は先ほどもお話ししたように、体内でDHAやEPAへと変化してくれますが、そのDHAやEPAは脳に大切な栄養分となります。

結果、脳にいい影響を与える為に認知症予防へと繋がっていくのです。

 

前述でも血流を良くする事をお話ししましたが、血流が良くなることによって、脳への血流も良くなることで、神経細胞の動きも活発化するのです。

 

ダイエット効果

エゴマ油の脂肪は他の油よりも体内で固まりにくいということが研究で分かっています。

またオメガ3系の脂肪酸を朝に取ると、運動後の脂肪が燃えやすい可能性がある事も分かっています。

女性には美肌といい、嬉しい効果ですね。

 

便秘の予防

エゴマ油に含まれるEPAには、便秘を解消する働きがあります。

また代謝を活発化させてくれますので、腸内環境を健やかに保つことが出来ます。

 

うつ病を抑制する

エゴマ油を摂取するグループと、全く摂取しなかったグループとでは、うつ病の発症率に差が出るという研究結果が出ています。

うつ病を抑制するためにも、エゴマ油は有効です。

またうつはうつでも産後うつや妊婦のうつ症状にも非常に有効です。

特に妊婦はオメガ3系脂肪酸が不足しがちなので、意識的に摂取するといいでしょう。

 

脂肪肝の予防

エゴマの実に含まれるポリフェノールの一種で「ルテオリン」という成分が、脂肪肝への予防に効果的です。

 

飲酒をしないのに脂肪肝になる方もいますが、そういった方への予防に有効であることが最新の研究で分かっているのです。

 

アレルギーを抑制する

エゴマ油はオメガ3脂肪酸に分類される油ですが、このオメガ3脂肪酸がアレルギーを抑制する効果を持ちます。

アレルギーを抑制するということは、アトピーや花粉症にも効果があると言えます。

既にアレルギー性皮膚炎を発症してしまった方には残念ながら効果はありませんが、まだかかっていない方や子供には非常に有効です。

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エゴマ油の使い方や摂取量の目安

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魚のDHAとEPAとエゴマ油の違い。摂取量の目安

一日に必要なDHAやEPAの量というのはだいたい「2g」と言われています。

これを魚から取ろうと思うと、「サバを半尾」食べないと取れないのです。毎日サバを半尾食べるというのはちょっと大変ですよ。

 

これがエゴマ油になると、「大さじ1」の量を摂取すれば良いのです。

大さじ一杯くらいくらいなら、毎日取り入れられそうですね。

またいくら健康に良いものとはいえ、油は油です。

エゴマ油1gで9キロカロリーほどありますので、大量に摂取するのは避けた方がいいでしょう。

何事も適量を守ることが肝心です。

 

エゴマ油の使い方

エゴマ油は「朝に取る」のがベスト。

日中の紫外線によって人の身体は酸化するといわれていますが、エゴマ油は酸化予防になるのです。この為、朝に取るのが良いという事です。

 

また、エゴマ油は熱に弱く、熱する事でαーリノレン酸が壊れてしまいます。加熱調理に使うよりは、「料理にそのままかける」方が効果が高いと言われています。

また加熱すると、臭みが出てまずい味になります。

 

たとえば、卵ご飯に大さじ1のエゴマ油をかけて食べると卵のたんぱく質と相乗効果になり、とても良い食べ方です。

またはお味噌汁に入れたり(お味噌汁の温度くらいではαーリノレン酸は壊れない)、納豆にかけたり、パンに付けて食べたりと色々な活用法があります。

ヨーグルトやグラノーラに混ぜて食べてもおいしくいただけます。

 

またエゴマ油は食べるだけに止まらず、「クレンジング剤」としても使用できます。

洗顔方法は簡単、小さじ1ほどの量のエゴマ油を手のひらにとり、くるくると指先で顔に馴染ませます。

毛穴の汚れが面白いほど良く取れますよ。

 

エゴマ油の保存法

高温だとαーリノレン酸が壊れてしまいますので、できれば冷蔵庫保存が良いです。

冷暗所でもいいのですが、夏場にはどうしても室温が上昇してしまいますので、冷蔵庫の方が適していると考えられます。

 

エゴマ油の価格

ところでどうしても気になるのが、エゴマ油のお値段です。

いくら健康に良くても、あまりにも高価な物だと続けることが出来ません。

お店やブランドによっても差異はありますが、概ね150gで1500円前後で販売されているようです。

インターネットでまとめて購入するとだいぶお安くはなりますが、賞味期限は製造から半年~一年間とそこまで長くはなく、しかも先ほど説明したとおり冷暗所で保管することが基本のため、まとめ買いはおすすめしません。

 

また選び方で気を付けて欲しいポイントは、値段だけではなく「どのような方法で精製されたか」です。

おすすめは「低温圧搾法」です。

この方法でエゴマ油を精製すると量はあまり摂れず、単価も高くなりやすいですが、精製する際に加熱処理されないので最も効果的かつ健康に良い方法で体内に摂取することができます。

精製方法は必ずパッケージに記載されているので、購入の際は必ず確認して下さい。

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エゴマ油の副作用

 

これだけ優秀な作用の多いエゴマ油ですが、副作用はあるのでしょうか?

実はほとんどエゴマ油に関する副作用は報告されていません。

 

多く摂取しすぎて下痢や吐き気などの報告はあるようですが、

あくまでも摂取量が多すぎる場合の副作用になりますので、ほとんど副作用はないといっていいでしょう。

 

しかしながら、エゴマ油の保存法についてお話しましたが、

保存方法を誤って酸化させてしまうと逆に肌や髪にダメージを与えたり、脂肪肝や肝臓がんに繋がる恐れもありますので注意が必要です。

もしもエゴマ油から生臭いような変な匂いがしたら、それは酸化してしまった証拠です。気になる匂いを感じたら使用しないようにしましょう。

 

保存方法に気を付け、副作用にならないためにも早めに食べ切るようにしましょう。

【関連記事】
こめ油の3つの効能!危険性も忘れずに確認して!

 

私たちの健康に役立つエゴマ油、魅力がたくさんありますね。

正しい使い方をして日常の食生活に取り入れてみると良いでしょう。

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