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緑茶を飲み過ぎて気持ち悪い!【体調不良の原因と対処法を解説】

<監修医師 まっちゃん>
飲む

最近、緑茶の健康効果をよく耳にしますね。健康のためにジュースではなく緑茶を選んで飲むという方も多いと思います。

緑茶が体に良いのは周知の事実ですが、それでも飲みすぎたり飲み方を間違ったりすると、気持ち悪くなるなど体調不良の原因となります。

 

ここでは、緑茶の成分や効果、飲みすぎた時に現れる症状をご紹介します。この機会に緑茶について学び、正しく飲むことで美容や健康に役立ててみませんか。

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緑茶の嬉しい7つの効果

 

『朝茶はその日の難逃れ』という諺を知っていますか? 昔から日本人は緑茶が体に良いことを生活の中で知っていました。

それが近代になって科学的に証明され始め、緑茶が美容や健康などに様々な効能を持つことが明らかになり、今では世界中で注目を集めています。

 

緑茶の効果はたくさんあり、全てを上げようとすると本が出来上がってしまうくらいですので、ここではその中でも特に生活の中で身近なものや生活習慣病の予防効果についてご紹介します。

 

殺菌・抗菌効果

緑茶には病原菌の殺菌作用があります。これは他のカテキンと比べて特に強い上、細菌が出す毒素を解毒する働きを持っています。また、抗菌効果が特に優れています。

茶カテキンの抗菌効果を利用したものとしてよく知られるのが風邪の予防です。緑茶を使った嗽で風邪の予防を実践している県もあり、その効果が認められています。

 

また、大腸菌O-157が猛威をふるった際にも緑茶が最も効果的だと発表されました。

この他にも胃潰瘍の原因であるヘリコバスター・ピロリ菌、食中毒の原因のサルモネラ菌、インフルエンザウィルス、水虫を引き起こす白癬菌にも効果があります。

 

また、腸内環境を整えるのにも有効で食後に緑茶を飲むことは口中の食べかすによる細菌の繁殖を防ぎ虫歯や口臭の予防が期待できます。

口臭対策についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
試して!口臭の原因を知って対策を始めてみよう!

 

 糖尿病予防効果

緑茶は血糖値の急激な上昇を抑える効果があり、糖尿病予防に適した飲料として知られるようになりました。

その作用機序は不明ですが、ある調査では緑茶を1日6杯以上飲む人は週1杯以下しか飲まない人に比べて、糖尿病の発症率が33%も少ないという結果が報告されています。

 

血中コレステロール調整効果

「体脂肪率が気になる方へ」といった特定保健用食品が販売され、緑茶は脂肪代謝を高める作用があると広く知られるようになりました。

 

高血圧予防効果

高血圧薬の中に利尿剤がありますが緑茶にも利尿作用があり、同様に血圧の上昇を抑制します。

 

肥満予防効果

緑茶には脂質を分解・燃焼しやすくする作用があり脂肪代謝を高めます。緑茶を日々飲むことで生活の様々な場面で脂肪がエネルギーとして使われやすくなります。

この肥満防止作用はただ痩せるというだけでなく肥満防止により心臓病、ガンなど様々な病気の予防効果が期待されています。

 

美肌効果

緑茶は美しい肌の形成、ニキビ予防、老化防止などの美肌効果があります。 飲むことでも効果がありますが顔パックなども有効です。

他に美肌効果が望める食べ物はこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
美肌に良い食べ物!【即効性を求めるならコレがおすすめ!】

 

リラックス効果

仕事や家事で一段落した時などにお茶を飲むとホッとします。これはただ単に喉の渇きを潤したからだけではなく、緑茶そのものにリラックス感の向上やイライラ解消、疲労軽減、睡眠改善などの効果があるからなのです。

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緑茶にはこんな成分が入っている

 

緑茶の味は渋み成分であるカテキン、苦み成分であるカフェイン、旨味と甘み成分であるテアニンで主に構成され、その絶妙なバランスによってほろ苦い風味を演出しています。

 

緑茶の素晴らしいところは、この味の構成成分であるカテキン、カフェイン、テアニンそれぞれが体に良い作用をするという所です。美味しく飲めて体にも良い一石二鳥です。

また、ビタミン類が豊富に含まれ、これもまた体に良い効果を生みます。

 

茶カテキン

緑茶の渋み成分のカテキンはポリフェノールの1つであるタンニンの1種です。緑茶には数種のカテキンが含まれ、緑茶に含まれるカテキンを総称して『茶カテキン』と呼びます。

緑茶の抗菌・抗酸化作用はこの茶カテキンの作用で他の食品に含まれるカテキンと比べてとても強いことが知られています。

この抗菌・抗酸化作用が発ガン抑制(抗腫瘍、突然変異抑制)、血中コレステロール低下、抗菌、消臭(口臭、魚介ニンニクの臭い)などの効果をもたらします。

また、これらの効果を期待してサプリメント、洗剤、化粧品などの様々な製品に茶カテキンが用いられ販売されています。

 

カフェイン

緑茶の苦み成分のカフェインはコーヒーに含まれていることでよく知られていますが眠気を覚まさせ運動量を多くし集中力を高める効果があります。

さらに、血流を促進させる作用で体温が上昇させるので脂肪燃焼に効果があり、ダイエットに有効と言われています。また、利尿作用があり、この作用により血圧の上昇を防ぎます

【関連記事】
無水カフェインは寝る前に飲んでも平気?【5つの効果に驚き】

 

テアニン

緑茶の旨味と甘み成分のテアニンはアミノ酸の一種で緑茶の旨みの素です。

テアニンはリラックス効果のあるセロトニン、快感や多幸感を得るというドーパミンといった神経伝達物質ホルモンの分泌を促す作用があり、この作用によりリラックス効果をもたらします

 

テアニンの精神安定作用はカフェインの覚醒作用に拮抗しますが、この2つの作用が緑茶を飲むと頭がスッキリするしリラックスするという相反する効果をもたらします。

 

豊富なビタミン類

緑茶にはビタミン類が豊富に含まれています。主なものにビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、葉酸があります。緑茶に酸味はあまり感じないので不思議なのですが、特にビタミンCはレモンの3~5倍も含まれています。

 

さらに、通常は熱に弱いビタミンCが緑茶では熱に強く熱湯に入れても壊れにくいという性質がありますので効果的に摂取できます

ビタミンCはコラーゲンの生成過程で必要な栄養素のため、欠乏するとコラーゲン繊維の形成が損なわれ血管壁が脆弱化して壊血病が起こりますので十分に摂取することで血管を丈夫にするとともに美肌効果にもつながります

 

また、抗酸化作用も持つため、「がん」をはじめとする生活習慣病の予防に重要な働きをし、美肌効果のみではなく生活習慣病の予防にも効果を発揮していると考えられています。

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緑茶の過剰摂取は注意!

 

「過ぎたるは及ばざるが如し」と言いますが健康に良いと言われるものであっても過剰な摂取は逆に体に不調をきたします。摂取し過ぎだと思われる方は、これを期に節度を守り、正しい飲み方で緑茶を嗜むように心掛けてください。

 

しかし、緑茶の適量やどのくらいの量であれば問題ないのかは緑茶の種類や濃さ、体格や体質、性別などに左右されますので一概に言えません。

 

特にお茶とともにサプリメントを摂る場合は摂取量を必ず守りましょう。

 

なぜなら、表示された分量でその効果が表れるように作られていますから、それを超える摂取は逆効果を生む可能性があるからです。過剰摂取で起こると考えられる害を上げましたので参考にしてください。

 

 カフェインが引き起こす害

カフェインを過剰に摂取すると吐き気おう吐の症状が現れることがあります。その他、利尿作用、興奮作用、頭痛、めまい、動悸などの症状を引き起こすことがあります。

また、交感神経が刺激され胃腸の蠕動運動が弱まると便秘になります。そして、心配なのが依存症です。

 

緑茶の種類にもよりますがコーヒーと比べて少ないとは言ってもカフェインが含まれていますから毎日多量に摂取し続けるとカフェイン中毒になり得ます。

 

カテキンが引き起こす害

通常、緑茶を飲み過ぎたからといって起こるものではありませんが、サプリメントや市販の飲料水の過剰摂取で「肝臓障害」が起こったという報告があります。

【関連記事】
肝機能低下で起こる4つの症状【その原因や改善方法を徹底解説!】

 

タンニンが引き起こす害

タンニンが胃を刺激して気分が悪くなり、吐き気おう吐を引き起こすということが考えられます。

また、タンニンは鉄分と結合してタンニン鉄という物質に変化するのですが、結合することによって、鉄分は体に吸収されなくなるため貧血になる可能性がありますので、貧血の方や鉄分が不足していると思われる方、特に女性は注意が必要です。

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緑茶を飲みすぎて気分が悪くなったら・・・

 

飲みすぎが考えられるならば、まずは飲むのを止めましょう。しかし、通常とは異なる体調不良の場合はすぐに病院へ行きましょう。

 

緑茶アレルギーを発症している

口にすると吐き気が起こるという場合、じんましんなどを発症する場合は緑茶アレルギーを発症している可能性があります。

緑茶アレルギーは一般的ではありませんが、アレルギーは何にでも起こりえますから医師の判断が必要です。一旦、緑茶の摂取は止めて、早急に医師に相談しましょう。

 

カフェインが胃を荒らす

第一に挙げられる原因はカフェインの毒性です。カフェインは刺激物で胃を荒らす原因となりますので空腹時などに沢山飲んだりすると胃が荒れて吐き気を催す原因となります

体質的な原因もあるので一概には言えませんが、もし何も体に異常がない時に飲んでも吐き気がするという場合は医療機関で検査を受け医師の診断を受けましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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