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耳が詰まる7つの原因や病気!【この対処法でスッキリしよう!】

<監修医師 豊田早苗|監修看護婦 ジビ子>
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飛行機に乗ったとき、耳が詰まったような感覚を経験したことがあるかと思います。この詰まりは一時的なものですが、なかなか治らないと音が聞き取りにくくストレスに感じてしまいます。

 

そして、もし時間が経っても治らない場合は病気や炎症を起こしている可能性がありますよ。

 

今回は、耳が詰まる原因や病気についてまとめていきたいと思います。意外な原因や、自分でできる対処法などについても解説します。

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耳が詰まる原因

 

耳が詰まった感じは耳閉感という症状

耳が詰まった、塞がった感じを耳閉感と言います。飛行機に乗ったときやトンネルを移動しているときに、気圧の影響で耳が塞がった感覚を味わったことは誰でもあるのではないでしょうか。

 

この違和感が長期に渡って続く場合が耳閉感です。この耳閉感には痛みはなく、耳鳴りや音が聞こえにくいなどの症状を伴う場合もあります。

 

耳は外耳・中耳・内耳に分けられ、耳閉感はどの部分が原因となっても起こりうるものです。

 

耳垢や水で詰まっている

耳掃除を怠って耳垢が溜まっている場合には、違和感とともに耳が詰まって聞こえにくいことがあります。また、プールやシャワーで水が耳の中に入ってしまうと、鼓膜の振動を邪魔して耳閉感の原因となります。

耳垢の安全な取り除き方についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
耳垢が取れない!耳垢水を使えばゴッソリ取れる?

 

外耳のキズ

耳掃除のしすぎでうっかり外耳を傷つけてしまった結果、外耳が細菌感染で腫れ、耳閉感になる場合があります。また、鼓膜が破れて穴が開いたり、炎症を起こしてしまった状態も耳閉感の原因となります

 

細胞組織の緊張

耳の組織をつくる一つ一つの細胞が緊張状態にあると、音の伝達がスムーズにできなくなります。耳のこもる感覚が、耳閉感や圧迫感、痛みとなって現れる場合があります。

 

耳の細胞は繊細で、加齢やストレスが原因で変化が生じることがあります

 

炎症

風邪などで喉や鼻が炎症を起こしているときに、その炎症が中耳まで至り、耳閉感の原因となることがあります。構造的に、子どもの耳と鼻は近いため起こりやすいです

外耳炎の症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
外耳炎の症状一覧!【3つの治し方や市販薬を紹介します!】

 

自律神経の乱れ

ストレスや疲労、睡眠不足、食生活の偏りなど、不規則な生活習慣によって、自律神経が乱れると、繊細な内耳の気管に影響を与えることが分かっています。

 

妊娠や更年期のホルモンバランスの崩れによっても自律神経は乱れるので、耳閉感が出る場合があります

 

血行不良

耳の血管はデリケートで、血行が悪くなると詰まった感じや聞こえにくさ等の症状が出ることがあります。新陳代謝の低下や耳の長時間の圧迫などには注意が必要です

 

病気

耳閉感の症状は、耳の病気による場合があります。放置すると耳閉感が悪化することもありますので、早めの治療が重要です。

 

その場合も、外耳・中耳・内耳のどの部分の病気なのかの判断によって治療法が異なります。

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考えられる病気の可能性

 

滲出性中耳炎

蓄膿症や花粉症などで、鼻汁や鼻づまりのある人、特に子どもに多く見られるもので、鼓膜の奥に炎症性の液体が溜まり耳管の働きが悪くなる病気です

 

滲出性中耳炎の炎症はごく弱いため、痛みや発熱を伴うことはほとんどなく、耳閉感が主な症状です。

 

低音障害型感音難聴

ストレスを受けやすい若い世代や女性の発症が多いとされる難聴に低音障害型感音難聴があります。

 

これは内耳の障害で、耳に水が詰まったような感じがしたり、自分の声が反響して聞こえる、低音が聞き取りにくくなる等の症状があります

 

また、これによく似た症状の突発性難聴は、より障害が重く、めまいを伴うのが特徴です。

 

耳管開放症

中耳腔と上咽頭を繋ぐ耳管は通常ふさがっていますが、呼吸や飲み込み時に耳管が広がり圧力の調整をしています。

 

この耳管が開きっぱなしになってしまう状態が耳管開放症です。原因は急激な体重減少で、その他にはストレスや生活習慣の乱れ、睡眠不足などがあげられ、自分の声が大きく聞こえたり呼吸音が聞こえたりします。

 

中耳炎などのトラブルを起こしやすいので注意が必要です。

 

耳管狭窄症

風邪や鼻炎によって耳管が腫れて狭くなった状態を耳管狭窄症と言います。耳閉感、低音の耳鳴りなどの症状があります。

 

風邪などの治療をすることで自然に治癒することが多いですが、上咽頭扁桃肥大などによって耳管が狭くなっている場合にも同様の症状が出ます。ひどい場合は手術が必要です

 

メニエール病

耳閉感とともに頭痛、吐き気、耳鳴り、めまいなどの症状が出る場合はメニエール病かもしれません。

 

メニエール病は内耳のリンパ水腫によるもので、ほとんどはストレスが原因で発症するといわれています。発症年齢は30〜50歳代の女性に多いとされています。

メニエール病の初期症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
メニエール病の初期症状をチェック!【完治しないの?】

 

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耳が詰まる時の対処法

 

あくびや唾を飲む

外気圧と鼓膜の圧の差によって生じる耳の詰まり感は、唾を飲んだりあくびをすることで簡単に治ります。まずはこの方法を試してみて、それでも耳閉感がある場合には別の対処法を試みましょう。

 

リラックスを心がけ、ストレス解消

自律神経の乱れが原因の場合は、リラックスできる環境づくりが重要です。睡眠をしっかりとり、日頃から疲労やストレスを溜め込まないよう心がけましょう

 

新陳代謝向上

耳周囲の血行を良くするためには、温めたり、新陳代謝を上げる必要があります。運動や入浴などの手段も有効でしょう

 

耳掃除

耳垢自体が耳を塞ぐ場合もありますが、耳垢に含まれる雑菌によって耳の炎症を引き起こす可能性もあります。

 

耳掃除は定期的に行いましょう。逆に、耳掃除のし過ぎは外耳や鼓膜を傷つけてしまうこともありますので気を付けましょう。

 

また耳垢が多すぎる場合は何らかの問題がある可能性があります。くわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
耳垢が多い原因はコレ!病気の可能性を解説!

 

治療

耳詰まりが3日以上続くようなら耳鼻科に受診し、適切な治療を受けましょう

 

鼻と耳管に空気を通す通気治療や、薬液の注入、手術の他、投薬による長期的治療の場合もあります。

 

今回は、耳の詰まりの原因と病気についてまとめました。耳のどの部分が原因かによって症状や治療が異なるのにも驚きですが、耳の組織はデリケートで、ストレスと密接に関わっているということも意外でしたね

 

中には日頃から実践できる予防法や対策もありますが、長引く耳閉感は放置せず、痛みやめまいなど他の症状を伴う場合はすぐに耳鼻科を受診し適切な処置をしてもらいましょう。

 

悪化すると耳の聞こえが悪くなったり、完治が難しくなることがあるので注意してくださいね。疲労やストレスを溜めず、規則正しい生活を送ることと、耳を清潔に保つことが重要です!

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