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脂肪肝の3つの治療方法【食事での改善はコレが重要!】

<監修医師 春田 萌>
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脂肪肝は中性脂肪が肝臓に蓄積される病気であり、食事では早食いや食べ過ぎ、高カロリーの食事で溜まった中性脂肪による肥満、または極端なダイエットによる栄養素の低下が原因となります。

今回は脂肪肝の治療方法について解説していきます!

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脂肪肝の治療法は種類により変わる

 

脂肪肝には「単純性脂肪肝」や「非アルコール性脂肪肝」などを含め4つの種類がある

脂肪肝の種類の中で「単純性脂肪肝」というのは基本的にはあまり進行はなく、炎症と線維化を伴わない比較的軽い症状であり、メタボリックシンドロームになった人がなることが多いといわれています

 

二つ目の「非アルコール性脂肪肝」通称NAFLD(ナッフルディー)はアルコールを飲まない人にも起こりうる脂肪肝で10年ほど前から知られるようになってきました。

 

NAFLDは自覚症状がほとんどなく、気づきにくいですのですでに推定1,000万人の人が発症しているといわれており、「肥満」や「糖尿病」、「高脂血症」や「高血圧」などが関係しています。

 

このNAFLDは症状が重いと「非アルコール性脂肪肝炎」通称NASH(ナッシュ)と呼ばれるようになり、NASHを放置すると「肝硬変」や「肝細胞がん」へと進行することが知られるようになりました。

 

三つ目は「低栄養性脂肪肝」といい、無理なダイエットなどにより過激な食事制限を行うことによって身体に必要な栄養素が低下した脂肪肝です。

 

四つ目は「急性妊娠性脂肪肝」で、その名の通り妊娠した女性に起こるとても珍しい病気で、妊娠後期頃に発生し、急速に肝機能が障害を受け低下し、肝臓の中に脂肪が蓄積して妊娠が終わらない限り重症化してしまい、母子ともに死亡することもあり大変危険です。

 

脂肪肝の症状についてくはしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
脂肪肝の6つの症状!【意外な原因に驚愕!】

 

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脂肪肝になる原因は生活習慣

 

脂肪肝になる多くの原因は偏った食事や運動不足にある

 

お酒好きの方であればアルコールの飲みすぎを長きに渡り続けることで引き起こし、日常生活で動く機会が少ない方であれば、ウォーキングなどの有酸素運動不足も原因のひとつとなります。

 

その他、ストレスや睡眠不足、過眠症などの生活習慣の乱れも原因とされており、気づかずに脂肪肝へとなりつつある人も多いと言われています。

アルコールが原因となる肝機能障害についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
アルコール性肝障害の8つの症状【治療法を分かりやすく解説】

 

脂肪肝を改善する3つの治療方法

 

脂肪肝を改善するためには「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3つがある

脂肪肝は気づいたときにすぐに行動に移すことで改善されることが多いことも知られています。ですので、身体の異常を感じたらすぐに検査を受け、早期発見しお家で出来る治療法も取り入れることが大切になってきます

 

それではお家で出来る治療法を3つご説明いたします。

 

まず一つ目は「食事療法」で、一日三食を規則正しく、バランスの良い食事で低脂肪・低カロリー・糖質の制限を行い、ドカ食いは禁物とし、時間をかけゆっくり食べるようにしましょう。

 

また野菜類のビタミン、タンパク質、炭水化物の順番に食べるのが好ましいとされています。

 

緑茶には非アルコール性脂肪肝炎発症に影響を与える活性酸素を消してくれる成分が入っているので脂肪を減らしてくれる働きがあり、高脂血症や脂肪肝の予防にも効果があります。そしてお酒が大好きで飲み過ぎた結果、脂肪肝になってしまった方は禁酒しましょう。

 

二つ目は「運動療法」で、運動には必ず有酸素運動を取り入れましょう。早歩きなどの運動でも肝臓に蓄積された脂肪が減ります。

 

効果を得るためには散歩やジョギング、水泳を1日10分~30分で週に3~5回ほど行うように心がけましょう。運動が苦手な方は毎食後にラジオ体操など簡単なお家の中で出来るものから始め、徐々に増やしてい行くのもひとつの方法です。

 

最後に「薬物療法」ですが、今現在は確立された薬物療法はありません。

 

しかし、禁酒を始める方で禁酒することが難しいという方は、そのことを医師に相談し禁酒会を紹介してもらったり、禁酒の際の禁断症状を防ぐためのお薬を処方してもらうなどが良いでしょう。

 

好きなものを急にやめることは簡単なことではありませんので、周りの方に協力してもらうなどして徐々に進めていきましょう。

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脂肪肝を予防するために必要なこと

 

脂肪肝は日常生活の中で予防が出来ますので食事などの見直しが必要です

 

脂肪肝を予防するために日常生活に取り入れられるのは「食事」や「サプリメント」、そして「運動」です

 

まず食事は野菜から摂取し、食物繊維やビタミン類をとり、タンパク質は控えめに摂取カロリーを見直したレシピを作りましょう。今の食事のカロリーは高すぎていないか、一日三食をゆっくりとれているかなどを再確認することが大切です。

 

その他ブラックコーヒーは1日に2~3杯飲むのが最適です。

肝臓によくない影響を与える食べ物についてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
肝臓に悪い食べ物まとめ【糖分が多いコーヒーには注意して!】

 

肥満解消のためには脂肪燃焼の効果が高い有酸素運動を取り入れ、先ほどの運動療法にもあったようにウォーキングや水泳の他に、ストレス解消も期待できる森林浴もかねて近くの山で登山するのもおすすめです。

 

また、運動に慣れて来たら長距離のジョギングなども始め、毎日続けるようにしましょう。

 

サプリメントではウコンを摂取することが多いですが、肝臓病を患っている方や鉄分を制限しなければならない方は鉄分の過剰摂取により肝炎などを悪化させてしまうので気を付けましょう。

摂取しておきたい食べ物についてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
肝臓に良い食べ物一覧!【チーズやそばを食べると良い理由はコレ!】

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