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風邪の時のタバコは厳禁?【関係性と注意点を詳しく解説】

<監修医師 まっちゃん>
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風邪をひいてもタバコは吸いたいですか?元気な時よりもタバコはまずく感じますし、吸うと悪化することはあっても早くよくなることはありません。

風邪を引いた時のタバコについて解説していきます。

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風邪とタバコの関係性

 

風邪とは?

ウイルスが上気道や鼻に感染することで起こる急性炎症です。風邪を引いて、熱が出る、鼻水が出る、のどが痛む、痰・咳がでるなどの症状がでますね。

気管支や呼吸器などが炎症を起こして辛い症状になります。

くわしい症状についてはこちらを見て参考にして下さい。

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風邪で下痢や腹痛が治らない【2つの原因や食事方法を徹底解説!】

鼻風邪が治らない。この治し方をチェックしてみて!

 

タバコは風邪を長引かせる

タバコには有害物質が多く含まれています。それらは、喉や肺など気管支、呼吸器に刺激を与え傷つけます。喉の粘膜が傷つくと、ウイルスが侵入しやすくなります。

吸い続けると免疫力が低下しても喉の粘膜を傷つけ続けるので、中々治りません。つまり、タバコは風邪を長引かせることになるのです。

 

タバコは風邪を悪化させる

タバコには一酸化炭素という有害物質が含まれています。一酸化炭素が体内に入ると、慢性的な酸素不足になります。酸素不足の状態は栄養分や老廃物の流れが停滞し、免疫力が低下してしまうのです。

 

免疫力が低下した状態で気管支、呼吸器が炎症をおこすと中々なおらないか、悪化する恐れがあります。肺炎になる可能性がでてくると命にも関わってきますので、風邪の時のタバコは避ける方がよいでしょう。

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タバコが風邪に悪い理由

 

タバコで酸素不足になる

タバコには一酸化炭素という物質が含まれていて、体内に入ると赤血球中のヘモグロビンと結合します。通常、ヘモグロビンは血液に乗って全身に酸素を運びます。

 

しかし、一酸化炭素と結合してしまうと酸素の運搬が阻害され、慢性的な酸素不足にまってしまいます。禁煙することで、今まで十分に行き渡ることが出来ていなかった酸素が全身へ行き渡ります。

 

タバコで血行不良になる

タバコにはニコチンが含まれています。そしてニコチンは毛細血管の収縮、心拍数の増加を引き起こす作用があります。

大きな血管ではないので被害は少ないものの、タバコの常習化で血行不良が頻発し始めると栄養や水分が十分に送られなくなり健康にも美容にも悪くなります。

 

タバコはビタミンCを破壊する

タバコを吸うと体内にニコチンなどの有害物質がたくさん入ってきます。有害物質が体内に入ると活性酸素が発生します。この活性酸素を排除する為にビタミンCが大量に消費されています。

 

また、腸壁からのビタミンC吸収率が低下し、体内のビタミンC代謝が早まります。タバコの害は色々とありますが、ビタミンC不足が加わらないように積極的な摂取をこころがけましょう。

 

ビタミンCは抗酸化作用があり、白血球の働きを増加して免疫力を高める作用もあります。十分なビタミンCを補給されているということは健康にとって重要なのです。

くわしいビタミンCの効果についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ビタミンCの多い飲み物はコレがおすすめ!【スゴい効能とは?】

 

タバコは喉を傷つける

何度もでてきていますが、タバコには有害物質がたくさん含まれています。なので、喉や気管支に炎症を起こしやすくなります。ひどくなると、慢性気管支炎になることもあります。

 

こうなってしまうと、日常的に咳や痰とおつきあいをせざるをえなくなります。痛みをやわらげ、症状をおさえるには禁煙することです。

 

どうしても無理ならタバコの量をへらすか、せめて喉の違和感がなくなるまでは禁煙することです。違和感がある状態は喉が弱っている時なので、タバコをすって有害物質を喉に入れ、わざわざ傷つけるのはよくない行動です。

 

また、受動喫煙も有害です。子供や高齢者、体調不良などの抵抗力が低い方々の前ではタバコを吸わないようにすることはとても大切なことです。

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風邪を引いた時のタバコの注意

 

肺炎の原因にタバコも関係する

喫煙により免疫機能が低下した状態では、肺炎になるリスクは高まります。肺炎になる理由は風邪やインフルエンザ、呼吸器系の慢性疾患などから肺炎を併発します。

 

肺の機能が損なわれると酸素を体内にとりいれることができなくなります。そうなると生命維持に必要な酸素量が確保できず危険な状態になることもあるのです。

肺炎についてくわしくはこちらをみて参考にして下さい。

【関連記事】
肺炎の症状チェック!えっ大人でもうつるの?

 

風邪を引いたときのタバコは気管支炎のリスクが高まる

風邪を引いている時にタバコを吸うと、気管支炎のリスクが高まります。また、喫煙の習慣ができていると慢性気管支炎を発症するリスクもあります。

慢性気管支炎は湿った咳や痰の症状があり、急性気管支炎は乾いた咳から湿気た咳に症状が変化していきます。

 

タバコが原因で肺気腫の可能性も!?

タバコが原因で肺気腫になることがあります。肺気腫は肺の細胞が壊れる病気で、呼吸の効率が低下して通常の呼吸では酸素が不足し酸素吸入をしながら生活することになります。

 

肺気腫の特徴は慢性気管支炎と共通する症状が多く、肺気腫と診断される時には慢性気管支炎を伴っているケースが多くなっています。肺気腫は長い期間にゆっくりと進行するのが特徴です。

 

自覚症状がでるのがおそく、若い時期からの積み重ねで病状が進行しているという怖い病気です。

 

風邪の時にタバコは厳禁なのは当たり前だということがわかりますね。たとえ元気な時でも有害物質を身体に入れていくのは良いことではありません。喫煙は「百害あって一利なし」です。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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