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シスダイン錠500mgの副作用に注意して【3つの効能も解説】

<監修薬剤師 藤沢 淳司>
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風邪で痰が絡む時や、鼻水・鼻づまりといった症状で処方されるシスダイン錠500mg。病院で貰う薬の中でも安全性の高いものとして処方される機会の多いものですが、服用の際にはどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。

今日は、シスダイン錠500mgの副作用を中心に、どんな効果のある薬なのか解説していきたいと思います。

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シスダイン錠500mgの特徴

 

シスダイン錠500mgはどんな薬?

シスダイン錠500mgはテバ製薬(大正製薬)が出している処方箋医薬品です。ムコダインの後発品(ジェネリック医薬品)で、同じ後発品にはカルボシステインやC-チステンなど。

これらは全て同成分のため、シスダイン錠と同じ効果を期待できます。先発品であるムコダインと比べると、薬価は半額ほどになるので、ジェネリックを希望する人は病院や薬局で申告するようにしましょう

 

シスダイン錠の主成分はL-カルボシステイン。気道粘膜調整作用と粘膜正常化作用により、痰や鼻水を排出する「去痰剤」として病院で処方されることが多くなっています。

「痰が絡んでなかなか切れない」「鼻づまりで苦しい」といった風邪の症状で出された記憶のある人もいるのではないでしょうか。

 

作用機序

痰は咽頭などの粘膜から分泌される液体で、体内に侵入してきた異物を外へ排出する役割を持っています。

痰を構成する成分は、実は9割が水分と言われています。しかし残りの1割であるムチンという成分には粘り気があり、そのムチンが増えることで痰の粘りが強くなってしまうのです。

 

L-カルボシステインにはムチンの生成を抑制する作用があり、ムチンの割合を減らすことで、痰の粘りを柔らかくし、切りやすくしてくれます。

またムチンを構成する、シアル酸フコースの構成比が崩れることでも痰の粘度が上がってしまいます。これに対してもL-カルボシステインの作用により、構成比を正常化させ、痰の粘度をもとのサラサラな状態に戻すことが期待できます。

また、L-カルボシステインには粘膜を修復する作用もあります。これは気道・鼻腔・副鼻腔などに広く作用します。

 

痰や鼻水は本来、線毛(繊毛)の働きによって外へと排出されます。しかし風邪などの影響で線毛の働きが弱ってしまうと、上手く痰や鼻水を排出できなくなってしまうことが。

粘膜修復作用で線毛の働きを活性化させることで、痰や鼻水の排出に効果が期待できるのです。

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シスダイン錠500mgの3つの効能

 

去痰

シスダイン錠500mgの代表的な効能である去痰は、以下の疾患の症状緩和として使われます。

✅ 上気道炎(咽頭炎・喉頭炎)

✅ 慢性気管支炎

✅ 急性気管支炎

✅ 気管支喘息

✅ 気管支拡張症

これらの、いわゆる風邪や喘息に伴う、痰や鼻水の排出作用を期待できます。また肺結核での治療においても去痰剤として使われることがあります。

 

排膿

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)における、副鼻腔に溜まった膿の排出作用もあります。これも粘膜修復作用による線毛の働きを活性化させることが作用機序となっています。

 

中耳炎での排液

これはシスダイン錠の臨床試験ではまだ証明されていませんが、同成分のムコダインやカルボシステインでは効能として挙げられているものです。

小児の滲出性中耳炎において、中耳に溜まった滲出液を排出する効果が期待できます。

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シスダイン錠500mgの副作用に注意!

 

服用時の注意

シスダイン錠500mgは比較的に副作用の報告例も少なく、安全性の高い薬と言われています。ただし副作用もゼロではないことは頭に入れておきましょう。

以前に薬でかゆみや蕁麻疹などのアレルギー症状が出た人は、薬物過敏症の可能性があるため服用は禁止されています。

また肝臓や心臓に障害がある人は、現在の症状が悪化したり、副作用のリスクが高まったりするため、診察の際に医師に伝える必要があります。

 

安全性は高いため、小児の使用は問題ないとされていますが、妊娠・授乳中の女性は注意が必要です。

妊娠・授乳中のシスダイン錠の使用は、まだ安全性が確立していないため控えたほうが良いとされています。もし、どうしても服用が必要な場合は、必要最小限にとどめるよう調整しなくてはいけません。

また、授乳中に服用する場合には、その期間だけでも母乳育児を控えたほうが安心と言えるでしょう。

 

副作用

もし以下のような症状が出るようなら、医師や薬剤師に相談しましょう。特に過敏症が出る場合には、服用を一時中止することが求められています。

 

「消化器症状」

✅ 食欲不振

✅ 下痢

✅ 腹痛

 

「過敏症」

✅ 発疹・湿疹

✅ 紅斑

✅ 浮腫(むくみ)

✅ 発熱

✅ 悪心

✅ 呼吸困難

 

「その他」

✅ そう痒感(かゆみ)

 

重篤な副作用

ほかに、ごく稀にですが以下のような重篤な副作用が現れることがあります。初期症状に注意して、症状が確認できたら直ちに医師の診察を受けるようにしてください。処置が遅れると、失明したり命を落としてしまう危険性もあります。

 

「皮膚粘膜眼症候群」「中毒性表皮壊死症」

✅ 目の充血・めやに・まぶたの腫れ

✅ 皮膚や口回りの発疹・発赤・水疱

✅ 38度以上の高熱

✅ 喉の痛み・頭痛

 

「肝機能障害」「黄疸」

 全身の倦怠感

✅ 食欲不振

✅ 吐き気・嘔吐

✅ そう痒感(かゆみ)

✅ 白目や皮膚が黄色くなる

 

「アナフィラキシーショック」

✅ 呼吸困難

✅ 浮腫(むくみ)

✅ 蕁麻疹

 

シスダイン錠500mgの用法用量

シスダイン錠500mgは、成人で1回1錠を1日3回に分けて服用します。1回500mgの服用となりますが、シスダイン錠には規格が250mgのものもあるので、その場合は1回2錠になります。

 

比較的に即効性のある薬で、血中濃度が最も高くなるのは服用から2時間ほど。早ければ服用から1時間ほどで効果が出始めます。ただし持続性は期待できないため、1日3回に分けて継続的に飲み続ける必要があるのです。

ちなみに小児の場合は、年齢や症状によって量を調整する必要性があります。

 

シスダインにはないのですが、同成分のムコダインやカルボシステインには、シロップ剤やドライシロップ剤など、量の調整が簡単で、小児が飲みやすい形状・味の薬もあるため、医師と相談してみても良いかもしれません。

 

シスダイン錠は風邪で出されることの多い薬なので、他の症状の薬と併用することが多いと思います。シスダイン錠は、以下のような一般的な薬との併用は問題ないとされています。

✅ 解熱鎮痛剤

✅ 抗生物質

✅ 咳止め

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意外と危険! 誤飲に注意しよう

 

錠剤のお薬のほとんどはPTPシートという、アルミのシートに入っていますよね。

私たちは普段、そのPTPシートから錠剤を押し出して飲んでいますが、高齢者を中心に注意喚起されているのが、薬と一緒にPTPシートを飲み込んでしまう「誤飲」です。

PTPシートは本来、誤飲を防ぐために、1錠分ずつには切り離せないような作りになっています。しかし外出先に携帯する時などにハサミで1錠分ずつに切り離してしまうと、誤飲の原因になるのです。

 

1錠ずつに切ったPTPシートは角が鋭くとがっていることが多く、そのまま飲み込んでしまうと食道粘膜に刺さって、最悪の場合、穴が開いてしまうなんていうことも。

穿孔ができるとそのまま縦隔洞炎という重篤な合併症を引き起こすこともあり、手術などの処置をしなくてはいけなくなることもあります。

自分自身の誤飲に気を付けることはもちろんのこと、もし身内に高齢者がいる場合には、少し注意してあげると良いかもしれませんね。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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