Sponsored Link

熊胆の5つの効果がスゴい【この副作用に注意しよう!】

<監修薬剤師 藤沢 淳司>
b0b609f99320e2edc96da3ca80349ca6_s

熊胆(ゆうたん)とは、熊の胆汁(胆嚢)を乾燥させた生薬のことです。熊の胆(くまのい)ともいいます。

健胃効果や利胆作用など消化器系の薬として利用されています。苦味が強く、漢方薬の原料にもなります。熊胆の効果や副作用を解説します

スポンサーリンク
 

熊胆とは

 

1876年に出版された「薬性論」に「小児の五疳を主治し、殺虫し、悪瘡を治す」とあります。冬期間に射殺した熊から血液や脂肪が入らないように胆嚢を取り出し、冬期間陰干しにするとカチカチになり、これが生薬の胆嚢です。国産としてはツキノワグマの「有害駆除」の胆嚢が流通しています。

 

冬期間にとれた熊の胆はにおいがしません。多くは卵球形で苦く、粗悪品は魚臭い臭気があります。粗悪品のほとんどは牛や豚の胆汁に植物のリンドウ、オウレン、オウバクなどのエキスを混ぜ、熊の胆嚢に充填した偽物です。

 

熊胆は品薄なので入手困難となっています。日本では第三類医薬品として取り扱われています。真正の熊胆のほかに、胆汁を採取し熊胆商品の原材料としている熊胆があります。これは熊を殺すことなく確保できるので真正に比べて安価になります。

 

漢方薬として使用している中国の採取方法は残酷だと取り上げられています。中国の工場では熊を身動きできない小さな檻に閉じ込め、麻酔なしにお腹に穴をあけてカテーテルが入れられます。そこから1日数回胆汁をとります。

 

これが安価に熊胆成分を生成するための熊牧場とである製造工場なのです。この中国産熊胆商品の大半は輸出され、日本も多くを輸入しています。

スポンサーリンク

熊胆の5つの効果がスゴい

 

胃腸によく効くことが知られていますが、「排泄作用」の効果も高いです。身体の中の不要な物を出すことはとても大切なことです。

 

腸の浄化

便秘や下痢に効果的です。肝機能が回復し、老廃物や有害物質を排出する作用のある胆汁の分泌が促進されます。腸の動きが良くなり便秘や下痢に効果的です。

 

消化吸収を助ける

消化吸収の過程において、消化酵素の働きを助け脂肪の吸収を促進します。脂肪肝予防、腎臓結石予防にも効果的です。

 

老廃物除去

代謝、排泄に重要な胆汁分泌を促すことで、二日酔いの予防、胆汁増加に効果的です

 

粘膜保護

食前に服用して、粘膜を保護し食欲増進をすすめます。また、食後に服用し、消化改善、胃もたれ予防に効果的です

 

利胆作用

胆汁の流れを良くして胆石を溶かします。小さめのコレステロール胆石を溶かすのに適しています。大きい胆石や石灰化した胆石には向きません。

 

熊胆の主成分はウルソデオキシコール酸です。はじめは胆汁の分泌や排泄を促進する利胆薬として使用されていましたが、1970年代に胆石を溶かす作用があることが発見されました。

 

その後、ウルソデオキシコール酸製剤は慢性感疾患における肝機能を改善することもわかり、最近ではC型肝炎の治療にも効果を発揮しています。肝臓の炎症を軽減し、病状の進展を抑制する効果が期待できます。

 

ただし、肝炎ウイルスそのものには無効です。他の抗ウイルス剤が効果不十分な場合や副作用で使用できない場合などに補助的に使用します。

スポンサーリンク

熊胆には注意する副作用がある

 

副作用

重い副作用はほとんどなく、長期使用も安心です。人によっては下痢になりやすいので、ひどいときは早めに受診しましょう。主な副作用。

✅ 下痢

✅ 吐き気

✅ 胸やけ

✅ 食欲不振

✅ 過敏症(発疹、かゆみ)

 

飲み合わせに注意

糖尿病の薬の作用を増強するおそれがあります。また、コレステロール低下薬のコレスチラミン(クエストラン)や胃薬の制酸剤と同時に飲むと熊胆の作用が弱まる可能性があります。2〜3時間たてば大丈夫です。

 

注意が必要な薬

✅ 血糖降下剤(SU剤)

✅ コレスチラミン(クエストラン)

✅ 制酸剤

✅ クロフィブラート系脂質低下薬

注意する人

胆道が完全に詰まっている場合にはしようできません。消化系潰瘍や重い膵臓病のある方にも慎重に用います。

 

✅ 適さないケース

完全胆嚢閉鎖、劇症肝炎

 

✅ 注意が必要なケース

消化性潰瘍、重い膵臓病、胆管に胆石がある場合

 

服薬に注意

胆石は、胆汁が濃くなる夜間に大きくなると言われています。そのため、胆石症では夕食後や飲むように指示されることがあります。

 

指示された期間はきちんと守る必要があります。比較的小さい胆石でも溶けるまでに半年〜1年くらいかかります。慢性肝炎ではさらに長期間の服用になります。長期服用になるときは、定期的に肝機能の健診をうけましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

スポンサーリンク
   

関連するこちらの記事も読まれています

サブコンテンツ