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硬膜外麻酔の7つの副作用【痛みや怖い合併症についても解説!】

<監修薬剤師 いちかわえつこ>
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硬膜外麻酔とは数ある局所麻酔のうちのひとつのことです。これは単独で行うこともあれば、全身麻酔と併用して行うこともあり使用用途はさまざまです。

 

今回はそんな硬膜外麻酔の痛みの程度や起こりうる副作用の数々と、これを行ったことによって起こす可能性のある合併症などをご説明いたします

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 硬膜外麻酔とは?

 

局所麻酔のひとつとして硬膜外麻酔というものがあり、これは背骨の隙間などに針を刺し鎮静剤を投入するもので産婦人科では無痛分娩などでも使用されています。

 

硬膜外麻酔とは局所麻酔のひとつ 背骨の隙間に針を刺して行う

硬膜外麻酔とは局所麻酔のひとつで“背骨の隙間”に針を刺し、硬膜外腔という脊髄の外側の腔に「チューブ(エピドラチューブ)」を挿入して、そこから局所麻酔薬や鎮静剤を注入するものです。

 

これは広い範囲での手術に用いています。硬膜外麻酔単独で行われることもありますが“全身麻酔を併用”して行うことも多くカテーテルを留置し、「術後疼痛コントロール」などにも利用されており使用の幅は広いです

 

またペインクリニックでは「慢性疼痛管理(がん性疼痛)」や「神経系の難治性疼痛(なんじせいとうつう」」で使用され、産婦人科では最近行われることが多くなってきた「無痛分娩」や前置胎盤(ぜんちたいばん)などが理由の緊急手術ではない「帝王切開」などに用いています。

 

硬膜外麻酔には合併症が少ないなどのメリットがある

硬膜外麻酔のメリットとしては術後肺合併症などの呼吸器の合併症が少なかったり、腸管蠕動(ぜんどう)に悪い影響があまり現れず、“体動時の痛みのコントロールに優れている”などがあります。

 

逆にデメリットとしては持続させる必要がある場合には大量の局所麻酔を使用しますので“局所麻酔中毒の危険性”があることや、効果が表れるまでに時間を要するので“緊急手術には適さない”などが挙げられます

 

看護では硬膜外麻酔の禁忌などの確認が必要

看護にあたっては全身状態と硬膜外麻酔が“禁忌でないか”などの確認が必須となっています。

 

例えば「意識のない患者」や「ショック状態」、「脳圧亢進の患者」「抗凝固薬(こうぎょうこやく)を常服している患者」「局所麻酔のアレルギーがある患者」などが禁忌の対象です。

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硬膜外麻酔の痛みの程度を知ろう

 

硬膜外麻酔は細い針で刺しますので激痛が走るといったことはなく、例えるなら歯科麻酔くらいのちょっとした痛みが走る程度なので安心してください。

 

細い針で刺して行うので痛みは強くない

まずは“皮膚の表面”や“背骨の手前”までに局所麻酔をして行いますし、細い針で行いますので「ちょっと痛い」程度の痛みで例えれば“歯科麻酔程度の痛み”ですので、激痛が走ることはありませんので安心してください

 

ただ、見えない場所に刺されるので「刺されるという痛み」への恐怖心といった感情の方が強いと思います。

 

しかし刺したのちにチューブを入れる時は全く痛みが無い「無痛」で、薬が入るときは痛みというより注入された部分の「重たい感じ」が現れるようになるのです。

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硬膜外麻酔の7つの副作用

 

硬膜外麻酔を行った際に現れる副作用は軽度の「頭痛」や「吐き気」などの他、中度の「呼吸抑制」などを含めて7つ以上のものがあります。

 

硬膜外麻酔には軽度の副作用と中度の副作用がある

硬膜外麻酔を行った際に現れる可能性のある副作用には軽度のものと中度のものがあります。

 

まず軽度では「頭痛」や「血圧低下」「吐き気」「嘔吐」などが症状として現れ、中度のものになると「徐脈」や「不整脈」「呼吸抑制」など、7つほどの症状が出てきますので、あまりに酷くなるようでしたら早めに医師へ相談し対処してもらいましょう

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硬膜外麻酔の怖い8つの合併症

 

硬膜外麻酔は「神経損傷」や「硬膜下血腫」「硬膜外腫瘍」など重篤な命に関わる合併症を含めておよそ8つあり、今現在問題視されています。

 

硬膜外麻酔では脊髄液の漏出などの合併症が起こる

上記のメリットでもご説明したように、硬膜外麻酔は呼吸器の合併症は少ないと言われています。しかし、呼吸器以外に関しては合併症が起こる可能性があるのです。

 

例えば「脊髄液の漏出」や「くも膜下腔への誤注」「四管内への誤注」「神経損傷」「硬膜外血腫」「硬膜外膿腫」「硬膜下ブロック」「局所麻酔中のショック」などがあり、これらの発症頻度は少なく発症例のほとんどが“不適切な手技”や“禁忌”が関わっていると言われています

 

この内の「神経損傷」と「硬膜外血腫」、「硬膜外膿腫」の三つに関しては“重篤な合併症”として命や日常生活に異常をきたしますので今現在も問題視されているのです。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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