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インフルエンザの頭痛にカロナールは有効?しっかりチェック!

<監修薬剤師 フラン>
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インフルエンザの症状として、関節痛や倦怠感、そしてひどい頭痛等が挙げられます。

その頭痛はひどく、何か症状を改善させる方法はないかと鎮痛剤を飲む方もいらっしゃると思います。

 

インフルエンザの時によく使われる鎮痛剤の一つにカロナール。インフルエンザの時に服用すると、どのような効果、影響があるのでしょうか?

 

今回は、インフルエンザの時のカロナール服用の効果と影響についてまとめたいと思います。

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インフルエンザの頭痛にカロナールの服用は大丈夫なのか

 

「カロナール」は一般名(主な成分)を「アセトアミノフェン」と言い、解熱鎮痛剤としてよく用いられるお薬の一つです。

 

「アスピリン」「イブプロフェン」等のプロスタグランジンの作用を抑制する作用を持つ解熱鎮痛剤に比べて、アセトアミノフェンのお薬の効き方は緩やかと言われています。

 

ただその代わり副作用も少なく、比較的安全なお薬なので、幼児やタミフルの服用が心配な子供にも使用されています。

錠剤だけではなく座薬タイプもあるので、小さな子供にも服用させやすくなっています。

 

発熱や生理痛、筋肉痛など幅広い症状の解熱鎮痛剤として使用されます。

 

インフルエンザの時の恐い合併症として、嘔吐や下痢、意識障害、時にDIC(播種性血管内凝固症候群)などを伴うインフルエンザ脳症、嘔吐や意識障害、痙攣などの症状を伴うライ症候群が挙げられます。

 

どちらも、明確な原因はまだ明らかとなっていませんが、アスピリンやイブプロフェンなどの解熱鎮痛剤をインフルエンザの際に内服しているとこが原因となると考えられています。

 

インフルエンザの際のアセトアミノフェンの服用にはこのような重篤な合併症は少なく、また抗インフルエンザ薬と一緒に服用しても問題ないとされています。

 

その為、インフルエンザの際の解熱鎮痛剤にカロナールが選択される理由として挙げられています。

 

副作用が少なく、安全性が高いとされているカロナールですが、場合によっては腹痛や下痢、ひどい場合は肝障害やアナフィラキシーショックなどの副作用を起こすことがあります。

【関連記事】
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効能を発揮するのにどれくらいの時間がかかるの?

比較的穏やかに効能を発揮すると言われているカロナールですが、具体的にどれくらいの時間で効果を実感できるのでしょうか。

 

個人差もありますが、臨床実験によると十人中七人が「三十分以内に効果を実感できた」とされています。遅い人でも六十分以内には効果を実感できています。

 

また効果の持続時間は2~3時間と言われています。

もしも「効果が感じられないからもっと飲もう!」と考えたとしても、最初の服用から4~6時間は時間をあけるようにして下さい。

 

そして一度に何錠服用するのかは、処方された指示内容をきちんと守るようにします。

いくら効果が穏やかに発揮するとしても、薬である以上摂取のしすぎは人体に悪影響を及ぼします。

 

インフルエンザの際の解熱鎮痛薬として選択されるカロナール。

用法・容量をきっちり守り、少しでも異常を感じたら速やかに医療機関を受診して適切な処置を行いましょう。

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インフルエンザの頭痛にカロナールは効かない場合がある

 

インフエンザの際に処方されるカロナールですが、前述したとおり「アスピリン」や「イブプロフェン」等の他の解熱鎮痛剤と比べると効果が緩徐であるため、

インフルエンザの際の強い発熱や頭痛に対して効果が乏しい場合があります。

 

しかし、他の解熱鎮痛剤はインフルエンザの際に内服することは副作用等の観点からお勧めすることはできません。

 

カロナールを服用してもなかなか下がらない高熱に対しては、額(ひたい)はもちろん、腋窩(えきか:脇の下)鼠径部(そけいぶ:太ももの付け根)冷やして体温を下げるようにしましょう。

 

腋窩や鼠径部には太い血管が走っているため、熱を下げるのに効果があります。

 

ひどい頭痛に対しては頭や首の後ろを冷やしてあげて、プロスタグランジンの作用によって開ききった血管を収縮させて痛みを落ち着けるようにしましょう。

カロナールの服用と一緒に行うことで、カロナール・冷却のお互いの効果を強くしてくれます。

 

それでも治らない高熱や頭痛は、髄膜炎や脳症など他の病気や合併症などが隠れている場合もあります。

少しでもおかしいなと思ったら、医療機関を速やかに受診するようにしましょう。

 

疾患によっては急を要する場合もありますので、あまり無理をせず早め早めの受診を心がけるようにしましょう。

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鎮痛剤は自分勝手に飲むと危険です

 

ただの風邪と思って、市販の解熱鎮痛剤を服用したり、別の病気の時に処方されていた家にある解熱鎮痛剤を服用する方がいらっしゃいます。

これはとっても危険な行為です。

 

前述したとおり、インフルエンザの際に「アスピリン」や「イブプロフェン」等、またこれらの成分が含まれる頭痛薬を服用することで、とても恐い合併症を引き起こす可能性があります。

 

そのため自分の判断だけで薬を服用するのは避けた方が安全です。

 

また、小児はお薬の容量が大人とは全く異なるため、小児と大人を一緒に考え服用する行為も危険です。

【関連記事】
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まとめ

しるし   

インフルエンザの症状はとってもつらいので、一刻も早く症状を改善させたいものです。

しかし、自分勝手な判断で解熱鎮痛剤を飲むと本当に危険なので、医療機関で処方されたお薬を用法・容量をきっちりと守って服用しましょう。

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そうすることが、安全に早く治すための近道です。

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