眠いし頭痛い!3つの原因や解消法をチェック!
<監修医師 ドクターTST>
「眠いし、頭痛い」そんな経験をお持ちの方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
明確な原因が分からないと対処方法もハッキリしないのが辛いところですよね。
そこで今回は、眠くて頭が痛いときに考えられる原因とその解消法についてご紹介します。
眠いし頭痛いのはどうして?3つの原因やその解消法!
「眠い」「頭痛い」という症状が同時に起きた場合、考えられるのは以下の三つのケースです。
・うつ病
・酸素不足
・ナルコレプシー
では実際どうして症状が出るのか、また解消方法について各ケースごとにまとめてみましたのでご覧下さい。
うつ病
ストレスでうつ病になる、という知識は多くの方が持っているかと思います。
鬱病の症状に眠気と頭痛が関わってくることは意外と知られていません。
なぜうつ病になると眠気と頭痛の症状が出るのかというと、ストレスのせいで睡眠不足に陥る人が多いためです。
また、ストレスは脳の神経に負担をかけるためその結果頭痛が引き起こされると考えられています。
「まさか自分がうつ病になるわけがない。」と思い込んでしまいがちですが、もしも心配事や不安で夜眠れず、日中頭痛と眠気を感じるようであれば心療内科を受診してみた方がいいでしょう。
「病院はちょっと行けそうにない」という人は、信頼している人に心配事を相談してみたり、ストレスの元を解消してみましょう。
症状が改善するはずです。
酸素不足
実は頭痛を感じる人の二割が「気圧」に影響をうけている、という調査結果があります。
もしも季節の変わり目や天気が変化するタイミングで頭痛と眠気を感じる場合は、酸素不足が考えられます。
そもそも天候や季節の変わり目には気圧の変化が関係しています。
気圧が低くなると血中の酸素濃度は減少します。
登山で高い山に挑んだことがある方は経験があるのではないでしょうか。
これは酸素が減少すると「もっと酸素が必要だから!」と血管が拡張し、神経と接触することで頭痛が起こるからです。
また酸素が足りないと、脳はエネルギー切れを起こし「眠気」を感じるようになっています。
対処法としては、酸素が少ない状態でも活動できるように身体を慣らしておく方法があります。
難しい訓練は必要なく、有酸素運動を日頃から心掛けるだけで予防になります。
有酸素運動は体脂肪を燃やすのに適したゆっくりとした運動なのでダイエットにもオススメです。
エアロビクスやウォーキング、水泳などが挙げられます。
ナルコレプシー
聞き慣れない病名だと思いますが、別名「居眠り病」といって、生活習慣に関係なく強烈な「睡眠発作」に襲われる病気です。
日本では600人に一人が罹患していると言われています。
突然どうしようもないくらい眠気を感じ、「情動脱力発作」と呼ばれる筋肉の脱力もナルコレプシーの特徴的な症状です。
原因は睡眠を司る脳機能の障害です。
規則正しい生活や薬物治療で解消することが出来ます。
仕事や生活に支障が出るほどの眠気を感じる場合は早めに医療機関を受診しましょう。
ただし睡眠障害に詳しくない医療機関を受診すると正しく原因を把握できない場合があります。「睡眠障害かな」と思ったら、お住まいの近くの専門機関を調べてから出かけた方がより確実です。
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女性の人は月経が関係している場合も!
三つの原因をご紹介しましたが、実は他にも「眠くて頭が痛い」症状が出る場合があります。
それは女性の月経です。
「生理中はだるくて眠い」という症状がある方がいらっしゃるかも知れませんが、この眠さは生理中に分泌されるホルモンの影響を受けているからです。
月経の前後に分泌されるプロゲステロンというホルモンの関係から夜熟睡できず、昼間の眠気を誘発し、その他のホルモンバランスの崩れにより頭痛が起きます。
月経は病気ではなく身体に必要で起こる現象ですので、残念ながら解消方法はありません。
できるだけ安静にしたり座るようにしてじっくり身体の中の変化が終わるのを待ちましょう。
どうしても辛い人やゆっくりしていられない人は、市販の鎮静剤の力を借りてみるのも手です。
まとめ
「眠いし頭が痛い」という症状は、もしかしたら身体からの深刻なSOSかもしれません。
うつ病・酸素不足・ナルコレプシー・月経と考えられる原因についてご紹介しましたが、眠気や睡眠不足以外にも様々な症状が現れた場合は早めに対処しておきましょう。
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放置していても改善できませんので、まずは原因についてよく考えてみると解決の第一歩になります。
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