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急性胃腸炎は食事で改善できる【食べ物に注意して早期回復 !】

<監修食生活アドバイザー 藤沢 淳司>
腹痛 

風邪を引いたわけでもないのに、急に強い腹痛や吐き気を感じたら、急性胃腸炎かもしれません。胃腸炎の中には、食べ過ぎやストレスが原因となる非感染性胃腸炎もあれば、実は細菌やウィルスが原因となる怖い感染性胃腸炎もあることをご存じですか?

 

特に冬に流行する感染性胃腸炎は、症状がひどく感染力が強い事で有名です。対策を知らないと、家族にうつしてしまうこともあります。

ここでは急性胃腸炎の種類と対策について紹介していきます。

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急性胃腸炎にかかった!原因はコレ!

 

急性胃腸炎の原因には、暴飲暴食、ストレス、食中毒、薬の乱用、細菌やウィルスへの感染があります。

 

暴飲暴食

食事は楽しみの一つでもありますが、暴飲暴食をしてしまうと胃腸に負担がかかってしまうので注意しましょう。

私たちの胃腸は、食事のたびに少なからず消化器系を傷つけています。通常であれば次の食事までに回復するのですが、暴飲暴食を続けることで回復が間に合わず、常に傷ついた状態になってしまうのです。

 

食べ過ぎで胃腸に異変が起きた際の対処方法についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
食べ過ぎで下痢や嘔吐がヒドい。4つの対処法を試してみて!

 

強いストレス

強いストレスには自律神経の作用を鈍らせ、体の諸々の機能を低下させることがあります。ストレスが原因となる胃腸炎は過敏性腸症候群と呼ばれることがあります。

症状は人によって様々ですが、便秘と下痢を交互におこす、腸の痙攣からの激しい腹痛が起きる場合、ガスが大量にでてしまう、といった症状を伴うことがあります。

 

食中毒

生のお肉や魚には食中毒となる原因菌が付着していることがあります。調理不足から細菌が残ってしまうと、体内に侵入し急性胃腸炎を起こしてしまうことがあるので注意しましょう。

細菌性の胃腸炎となる原因菌は、o-157、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌などがあります。

また、腐敗が進んでしまった食物では加熱により細菌を減らすことはできても、細菌が作り出した毒素はそのまま残っていることがあるため注意してください。

 

腸炎ビブリオについてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
腸炎ビブリオの症状が怖い【潜伏期間や3つの治療法を解説!】

 

薬の作用

薬には胃腸の粘膜を刺激する作用があります。胃腸薬と謳われる薬以外は、ほとんどそうだと考えていいでしょう。薬の飲みすぎも胃腸炎の原因になるのです。

 

アレルギーが関係することも

大人にはあまりみられることはありませんが、子どもには食物アレルギーで胃腸炎の症状が起きることもあります。

 

冬は細菌、ウィルス感染が原因のことも

冬になると急性胃腸炎の患者が急増することがあります。これは細菌やウィルス感染によるものです。

ロタウィルスとノロウィルスは冬季に猛威を振るうウィルスです。とても感染しやすく重症化しやすい種類です。

特に体力があまりない子どもや高齢者は重症化することがあるため要注意です。大人でも体力が低下している人はかかりやすいため、注意が必要です。

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急性胃腸炎の4つの感染源に注意して

 

急性胃腸炎を引き起こす原因の中でも、細菌やウィルスといったタイプはどのような経路で感染してしまうのでしょうか。

 

細菌感染は直接口に入ってくる

細菌性急性胃腸炎は、主に汚染された食物を摂取することで感染します。病原性大腸菌が付着した肉や魚介類が調理不十分であると、菌が体内に侵入、消化管に付着し増殖を始めます。

これらの菌は強力な胃酸にも耐えうるため、一度侵入を許してしまうとなかなか駆除ができません。予防は、菌が付いた食物を口にいれない事です。

 

また、調理者の手に菌がついている場合にも食べ物を介して相手にうつしてしまうことがあります。これらは経口感染、接触感染と呼ばれます。注意する食べ物には、肉全般、卵、牡蠣や魚介類があります。

【関連記事】
生卵の賞味期限切れは健康に悪い?【下痢が起こる原因とは】

 

ウィルスは複数の経路で感染します

ノロウイルスやロタウイルスといったウィルス性感染症の、大元の感染経路は食べ物です。

どちらのウィルスも2枚貝である牡蠣やシジミ、アサリに多いと言われています。これらの食品にウィルスが大量についていた場合に感染してしまいます。

 

夏場に流行しやすいウィルス性感染症には、アデノウィルスがあります。

これは別名プール熱とも呼ばれており、子どもや乳幼児に感染しやすく、結膜炎、咽頭炎、高熱、下痢、嘔吐といった症状がみられます。感染力が強いため、タオルなどを介してうつることがあります。

 

また、ウィルスに汚染された水を飲んだ場合にも感染することがあるようです。現代ではあまり見かけませんが、井戸水に含まれることがあるようです。

 

ウィルスに感染してしまうと、潜伏期間の後に激しい下痢や嘔吐、高熱に悩まされるようになります。1日数回の嘔吐や下痢に悩まされるようになり、悪化すると日常生活にも支障をきたすようになってしまいます。

 

問題なのは、患者が出した下痢や吐物にも大量のウィルスが含まれるという点です。特に高齢者の施設では、吐物や便を処理した介護者に、もしくはその介護者が介護をした相手に意図せずうつしてしまうことがあります。

オムツ内の糞便が介護者やほかの入居者に感染させてしまうこともあります。これを空気感染、糞口感染と呼びます。

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こんな症状があれば急性胃腸炎を疑って

 

では感染性胃腸炎と通常の胃腸炎はどのように見分ければよいのでしょうか。ここでは二つの見分け方を見ていきましょう。

 

胃腸の疲れによる場合

暴飲暴食や薬の乱用、ストレスによる胃腸炎の場合には、胃腸の疲れや自律神経の乱れが主な原因です。

そのため食後やストレスがかかる環境、内服した後に症状が悪化することが多いようです。症状としては、嘔吐や吐き気を伴わない胃のむかつき、胸やけです。

感染ではないため、熱や咳といった症状が出現しないことも特徴でしょう。

 

感染性胃腸炎の場合

ウィルスや細菌による感染症の場合、急激な悪化が見られます。

感染すると潜伏期間の後に吐き気、腹痛、発熱が見られるようになり、徐々に激しい下痢、嘔吐がおこります。症状がすすむと血便や脱水症を引き起こしてしまうこともあります。

また極度の脱水から血圧低下から意識障害を起こしてしまうこともあるため、注意が必要です。口からの飲食が困難になるほどであれば、必ず病院を受診してください。

 

脱水症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
脱水症状の5つの対処法【高齢者は注意して!】

 

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急性胃腸炎の治療法

 

急性胃腸炎の治療は、症状によって大きく異なってきます。

まず通常の胃腸炎では、暴飲暴食や薬の乱用をやめることから始まります。ストレスが原因となる場合には、原因を除去する事で改善することがあります。

対処が困難である場合には、必要に応じて心療内科の受診も視野にいれておきましょう。あまりに症状がひどい時は粘膜保護剤、胃酸を抑える治療薬が出されることもあります。

 

感染性胃腸炎では、原因菌やウィルスにより対処法は大きく違います。

そのため安易な判断で薬を飲んではいけません。感染性胃腸炎は消化管に菌やウィルスが繁殖している状態です。整腸剤や吐き気止めを使うことで菌やウィルスの体外排出が阻止され増殖・悪化してしまうのです。

 

まず細菌性感染症の場合は、抗生物質の投与で治療をすすめていくことになります。点滴治療が必要な場合もあるでしょう。

ウィルス性感染症の場合は、対症療法が中心となります。脱水を起こさないよう水分補給をしながら、必要ならば点滴による補液と栄養補給を行っていきます。

特に感染力が強いウィルス性感染症では2次感染も大きな問題になってきます。そのため感染者を隔離し健常者にうつさないような処置も行います。

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急性胃腸炎完治のキーは食事にあり!

 

かかってしまうと、胃痛や腹痛で食事が通りにくい状態になってしまいますが、消化に良いものを摂取し早期の回復を目指しましょう。

下痢や嘔吐、高熱は体にとても負荷がかかるため、エネルギー価の高い食品を選びましょう。バナナは食べた後すぐにエネルギーに代わることで有名です。

 

また胃の粘膜を修復する作用がある食べ物に、大根、卵、豆腐、白身魚、鶏肉、ほうれん草、キャベツがあります。スープにして柔らかく煮込むことで、胃腸に負担をかけずに食べることができます。

 

どうしても口から食べることが困難であれば、水分補給としてスポーツドリンクや薬局にある経口補水液などを上手に使いましょう。体に必要なイオンやミネラルが含まれるため、脱水症予防になります。

【関連記事】
経口補水液とは?作り方と飲み方を徹底解説!

 

こんな食べ物は急性胃腸炎を悪化させる

 

胃腸に負担がかかる食べ物は避けるようにしましょう。刺激物や繊維質なもの、体を冷やす作用があるものです。

刺激物にはコーヒーやアルコール、炭酸、唐辛子といったものがあります。食べると胃や腸の粘膜を刺激するため、胃腸炎を悪化させることがあります。

 

またインスタント食品は手軽ですが、それ自体に食品添加物が多く含まれておりあまりおすすめできません。また栄養も偏る傾向があるため、胃腸炎の時は避けた方がよいでしょう。

 

胃腸が弱っていると消化不良が起こりやすいため、繊維質なものも避けるようにしましょう。キノコ、コンニャク、海藻といったものに食物繊維が多く含まれています。

また、肉類や揚げ物も消化まで時間がかかるため、胃腸炎の時は避けたい食品になります。食べる時はよく火を通して柔らかくしたり、消化によい部分を使うようにしましょう。

 

体を冷やす作用があるものは胃腸の働きを鈍くさせます。アイスや冷たい飲み物や食べ物、砂糖といった甘味は避けるようにしましょう。

 

風邪や体調不良に良いとされる果物類ですが、柑橘系は避けた方がよい果物です。柑橘系にはクエン酸が含まれており、クエン酸には腸を刺激する作用があります。胃腸炎の時には避けるようにしましょう。

 

クエン酸が含まれる食品についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
クエン酸の効果・効能が凄い!【多く含まれる食品も徹底解説】

 

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日頃のケアで急性胃腸炎を予防する

 

手洗い、うがい

外から家に帰ったら、手洗いうがいを励行するようにしましょう。

人が多い場所や共用の物に触った時は、手や顔にウィルスが付着していることがあります。そのまま飲食をすると、ウィルスが体内に入り込んでしまうため、必ず手洗いうがいをしましょう。

 

マスク着用で感染予防

人から人に感染するタイプでは、くしゃみや咳といった飛沫を媒介として感染することがあります。飛んでくる飛沫を直接口元に浴びないようにマスクを着用しましょう。

また、自分に症状が出ている時も、人にうつさないための大事なエチケットです。

 

生ものは避ける

生の肉や海産物は細菌感染の恐れがあります。中には生のまま食べる料理もありますが、冬場の流行時期には避けるようにしましょう。また夏場は食品が傷みやすいため、早めに調理するように心がけましょう。

 

ストレスにうまく対処して

ストレスには胃腸の働きを弱らせるほかに、体の免疫力を下げてしまう作用もあるため、できるだけストレスを溜めない生活が望ましいでしょう。

しかしストレッサーの対処に時間がかかるようなら、一時的に薬などに頼ることも必要かもしれません。

 

もし家族が感染してしまったら

家族に感染症の兆候が出たら、家族内で2次感染しないよう注意しなくてはなりません

特にウィルス性感染症であれば、強い感染力で介護者が感染してしまうことも多々あります。子どもや高齢者が感染して、家族全員にうつってしまったという場合もよくあります。

 

吐物や便は手袋、マスクを着用して処理するようにします。またウィルスは 次亜塩素酸ナトリウムで死滅することがわかっているため、家庭用の塩素系洗剤で丁寧にふき取りましょう。

処理した後は忘れずに手洗いうがいをしてください。使い捨てのマスクや手袋を使うことが望ましいですが、もう一度使いたいときは塩素系洗剤で消毒をするようにしてください。

 

冬は乾燥しているため、特にウィルス性感染症が流行する時期です。規則正しい生活習慣を心がけ体力や免疫力が下がらないよう心掛けてください。また人が多いところもできる限り避けるようにしましょう。

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