吐き気が止まらないのは病気?【この対処法で楽になる!】
病気やストレス、ホルモンの影響などで、時々吐き気を感じることがあります。
様々な原因で引き起こされる吐き気ですが、なかなか止まらなくて困ったことはありませんか?なぜ、吐き気が止まらないのか。その原因と対処方法をご紹介します。
気になる所から確認してみよう
ストレスで吐き気が止まらない時の対処法
吐き気が起こる原因は様々。そのひとつに「ストレス」が大きく関与しています。
過度なストレスは色々な原因によっておこりますが、多くの人は仕事のストレスが大きいのではないでしょうか?
実は、ストレスによる吐き気、うつ病による症状かもしれません。その症状を詳しく紹介します。
うつ病と吐き気との関連
うつ病というと、精神的不安な状態を想像するかたが多いと思います。うつ病は、精神的な症状とからだの症状に分かれます。
体の症状のひとつに吐き気があります。この吐き気は心因性嘔吐または、神経性嘔吐とも呼ばれています。
これは、吐き気の原因が明らかでなく、ストレスが原因で起こります。不安や緊張を伴う場面で多く発生しますが、本人が気づいていない可能性も多いです。
嘔吐や吐き気は脳にある嘔吐中枢への刺激によっておこります。この刺激が強いと嘔吐します。
心因性では、ストレスがうまく処理できないことで、嘔吐中枢を刺激してしまい、発生すると考えられています。
<対処方法>
この原因は「ストレス」です。ストレスを軽くすれば、症状も収まります。しかし、これがとても難しいですよね。
ストレス発散の他にも、吐き気を起こさない方法はあります。
1. 自覚する。
吐き気が起こるとき、何かしらの発生原因があります。その発生原因を突き止め、ストレスを特定することが第一歩です。
2. ストレッチなどで、体をほぐす。
ストレスを感じているときは、体が硬直し、血流が悪くなります。こまめにストレッチなどを行い、血流を良くすることも対処方法のひとつです。
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吐き気が止まらないのは、病気の可能性もあり
吐き気はストレスだけではありません。病気によっておこる吐き気もあります。
急性胃腸炎
急性胃腸炎とは、胃や腸にウィルスが侵入し起こる病気です。原因となるウィルスは、ロタウィルス・ノロウィルス・腸管アデノウィルスなど。
とくに、ロタウィルス・ノロウィルスが原因でよく起こります。特に子どもの嘔吐の原因は、約80%がウィルスによるものです。
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逆流性食道炎
これは、胃液や消化途中の食べ物が食道に逆流し、留まることために、食道が炎症を起こし、様々な症状を起こす病気です。
胸やけや胸痛、吐き気が起こります。もともと、日本人には少ない病気でしたが、食事の欧米化などにより近年増加しています。
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自律神経失調症
自律神経失調症でも吐き気が起こります。ストレスなどの原因によって、交感神経と副交感神経の働きが乱れ、起こります。
自律神経失調症による吐き気は、頻繁に起こることが特徴です。吐き気の他にも、頭痛やめまい、耳鳴りなど様々な症状が起こります。
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熱中症
熱中症も、吐き気を引き起こす病気のひとつ。体温調節がうまく働かず、吐き気が起こります。熱中症が原因で吐き気が起こっている場合、病院へ受診し、治療を受ける必要があります。
救急搬送する必要はありませんが、状態が悪化する可能性があるので、油断は禁物です。
<これらの病気の対処方法>
不快感を伴う吐き気は、早いうちに治しておきたいですよね。急性胃腸炎・逆流性食道炎であれば、消化器科へ。
自律神経失調症では、内科や神経外科へ受診しましょう。
熱中症では、予防が大事です。経口補水液などでこまめな水分補給や、気持ち悪くなったらすぐに休むことで、症状の悪化を防ぐことができます。
二日酔いで吐き気が止まらない時の対処法
お酒の飲みすぎで、次の日が二日酔い。二日酔いになると、吐き気がとまらない。なんてかたもいらっしゃると思います。二日酔いのムカムカ。なぜ起こるのでしょうか?
二日酔いの吐き気の原因
原因の中で、最も多いのは、アルコールによる胃酸過多です。アルコールは胃酸の分泌を促す作用があります。
そのため、いつもより胃酸が多く分泌され、許容範囲を超えると吐き気を引き起こします。
また、アルコール分解の過程ででるアセトアルデヒドやメタノールが吐き気を誘発しています。そのため、アルコールは他の食品よりも吐き気を起こしやすいのです。
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<対処方法>
吐き気を治す場合には、薬と食べ物である程度抑えることができます。薬なら、胃腸薬が適しています。
食べ物なら、水分補給が重要。このとき、冷たい水よりも常温水または、スポーツドリンクや経口補水液がいいでしょう。
おつまみも、大豆や魚、枝豆などを食べれば、二日酔いによる吐き気を予防できます。
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妊娠中のつわりで吐き気が止まらない時の対処法
妊娠初期で多くの方が経験する「つわり」。つわりも吐き気が収まらず、つらいですよね。このつわりによる吐き気、どんな対処方法があるのでしょうか?
とにかく休む
つわりは「休んで!」のサイン。無理せず、休みましょう。あまり無理をすると、つわりが悪化する恐れがあります。
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食事の回数をこまめにとる
空腹状態になると、吐き気がでてくることがあります。そんな時は、食べる回数を多くしましょう。食べる量は減らし、空腹状態にならないようにしましょう。
スポーツドリンクや野菜ジュースなどで栄養を補う。
食事がうけつけない。食後につわりがよく起こるという方は、スポーツドリンクや野菜ジュース、サプリメントで栄養を補いましょう。
あまりにつらければ、医師と相談し、点滴を打つこともできるそうです。辛いけど、赤ちゃんためにも栄養は必要。食事ではなく、代用品を活用しましょう。
いかがでしたか?様々な吐き気の対処方法をご紹介しました。自分の吐き気に合った対処方法で、つらい吐き気を治しましょう。