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股関節脱臼(大人)の症状はコレ!【早期治療しないと大変なことに】

<監修柔道整復師 りんご>
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股関節脱臼は、スポーツ事故、交通事故などによって股関節に強い衝撃が加わることで起こります。

脱臼の症状は痛みや腫れの他にも様々で、早期治療しないと大変なことになるのをご存知でしたか?

 

今回は、そんな股関節脱臼についてまとめていきたいと思います。脱臼の原因や症状、治療方法から再発防止の注意点をわかりやすく解説いたします!

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股関節脱臼はこんな時に起きる

 

大人の脱臼は外傷性と症候性がある

脱臼とは、関節を構成する骨が正常な位置からずれている状態のことです。

股関節の場合、大腿骨頭が寛骨臼という凹みに収まった状態が正常ですが、何らかの原因によって骨頭が凹みから外れてしまいます。

 

先天性股関節脱臼は、もともと構造的に赤ちゃんは脱臼しやすいので、何らかの外的因子によって脱臼するもので、日本人に多いと言われています。

 

大人の場合は、事故などで外部から圧力や衝撃を受けて起こる外傷性の脱臼と、特定の疾患により関節を構成する組織が障害を受けて起こる症候性の脱臼があります。

 

外傷性の脱臼では動かせないくらいの激しい痛みを伴いますが、症候性では痛みがない場合もあります。

 

強い衝撃で脱臼する

外傷性の脱臼は、転倒、スポーツ事故、交通事故などで股関節が衝撃を受けたときに起こります。

特に自動車事故が原因となることが多く、ダッシュボード損傷と呼ばれます。またバイク事故の場合も起きやすいとされます。

 

これは、座った姿勢のまま急ブレーキや衝撃によって膝を強打することで、大腿骨が後方に押されて脱臼する後方脱臼であり、外傷性股関節脱臼の95%を占めると言われています。

 

股関節は骨頭寛臼が深くかみ合っているだけではなく、骨盤と大腿骨の周囲をハムストリングや大腿筋などの強力な筋肉、そして靭帯によって守られているため脱臼を起こしにくい関節なんです。

 

しかし、股関節にも弱点はあり、内股で足を閉じた状態に、下から突き上げる力が加わると骨が外れてしまうのです。

スポーツの場合は野球の滑り込みやラグビーの空中タックルの動作で起きやすいとされています。

 

人工関節は脱臼しやすい

変形性股関節症や関節リウマチなどの疾患や骨折などで人工股関節の手術をした人も、脱臼が起きることがあります。

 

術後は、股関節を守っている筋肉の切開を行ったばかりで、回復が十分ではない状態の3ヶ月間はもっとも脱臼のリスクが高いと言われます。

手術の手技によってずれやすい角度や方向がありますので、担当医から説明を受けましょう。

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股関節脱臼の症状はコレ!

 

激痛

大人が股関節を脱臼したときの症状は、腰痛や股関節痛を主症状としますが、これは動けないくらいの激痛です。

 

股関節が骨盤から外れてしまう状態ですので、股関節周囲の組織の損傷や腫れ、時間の経過で皮下出血を認めます。

また股関節を走行する坐骨神経を損傷することがあります。その場合は、しびれなども生じます。

 

関節変形や足の長さに差が!

大腿骨頭が本来はまっているはずの関節からずれていると左右の足を比較したときに、脚長差や開き方の違いなどが見られます。

 

また、関節変形も見られ、脱臼を起こした側の脚は膝を立てた状態で固定されて伸縮することができなくなります。

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股関節脱臼は早期治療が大切

 

早期に治療しないと整復が難しくなり後遺症も!?

発生後は早急に整復を行う必要があります。もし整復が遅れると、筋肉の緊張が増すことにより後から徒手整復できる可能性が低くなってしまいます。

 

そして神経や血管などの損傷の可能性もあり、後遺症が残ることもあるのです。

 

診断はレントゲンやMRI

股関節脱臼した場合は整形外科を受診し、レントゲンにて骨折の有無を確認する必要があります。

 

X線写真は放射被爆量が少なく費用もわずかで、その場で撮影して当日説明を受けられます。脱臼の他、骨折などの診断にも重要です。

 

骨以外の損傷を調べるためにはMRI検査を行う必要があります。これは被爆がありませんが費用が約1万円と高額で、撮影のために狭いスペースで15分じっとしていなければなりません。

 

体内に金属が入っている人、心臓ペースメーカー装着の人、閉所恐怖症の人はMRIが難しく、代わりにCT検査を行います。CTは費用もMRIほど高額ではありませんが、被爆があります。

 

問診や触診に加え、これらの画像から治療方針を決めていきます。

 

手術によって治療する

股関節脱臼は手術によって治療します。

一つ目は全身麻酔下での徒手整復法です。これは、医師が手で脱臼を直す手技のことで、整復する瞬間には大きな整復音が聞かれます。

 

術後の経過は、2週間ほど安静にし、その後はマッサージとストレッチなどを行っていきます。

 

同時に大腿骨の骨折がみられるときや、関節包が大腿骨に引っ掛かっているとき、また脱臼から3〜4週間以上経過してしまっている場合には徒手整復法はできません。

 

その代わりに観血的整復固定術が行われます。これは、皮膚を切開し、骨をワイヤー・プレート・スクリューなどの金属で直接固定する方法です。

 

骨固定で整復が難しい骨折の場合や、年齢的に治癒が期待できない骨折に対しては金属やセラミック、ポリエチレンでできた人工の関節と取り替える人工股関節置換術が行われます。

 

脱臼後の疼痛や合併症に注意!

脱臼後は疼痛があるため、ボルタレン、ロキソニンなど非ステロイド消炎鎮痛薬の服用で様子をみますが、長期に渡ると胃腸障害、腎機能低下の発生率が高いそうです。

 

そのため、急性期を過ぎたら医師との相談で減量ないし休薬を検討します。

 

また、合併症として坐骨神経が損傷した場合、下肢のしびれなどの症状は、骨折のない脱臼では整復後に自然治癒することがほとんどです。

 

その他、整復が遅れた場合に大腿骨頭の壊死が起きる場合があり、壊死が広範囲に及ぶと手術が必要となります。

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股関節脱臼の再発は防止できる

 

股関節に負担が掛かる座り方はNG!

症状の再発や悪化を防ぐには、股関節に負担が掛からない生活を心がけることが大事です。

例えば、横座りやとんび座り、足組みなどの姿勢は股関節に負担が掛かるのでやめましょう。クッションの利用も関節の歪みを防ぐのに有効です。

 

また、股関節を深く曲げない、曲げる必要があるときは膝を開くようにしてゆっくり行うよう心がけます。反動を付けるような勢いある動作は控える方が良いでしょう。

 

筋力低下を防ぐことと無理をしないことが大事

再発防止のためには、股関節周囲のストレッチや筋力強化などのリハビリが重要です。

しかし、脱臼後に関節周囲に違和感や痛みがまだ残っている状態のときや、筋力低下がある場合は無理をしないようにしましょう。身体に衝撃の加わるスポーツや転倒などで再び脱臼してしまう可能性があります。

 

この他、外出に不安のある場合には無理せず杖を使用すると良いでしょう。

もしも股関節に痛みや腫れ、下肢のしびれなどの症状が現れた場合は整形外科を受診することをオススメします。

 

今回は、股関節脱臼の症状についてまとめました。脱臼は骨折を伴うことがあったり、適切な処置を行わないと後遺症が残ったり、最悪の場合は大腿骨頭の壊死が起きることもあるなんて、コワイですね。

 

症状や治療方法によっても異なりますが、脱臼後は再発防止のためにリハビリや座り方に注意することが大切だと分かりました。

 

もしも股関節脱臼が疑われる場合には、すみやかに整形外科を受診して適切な処置を行ってもらいましょう!

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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