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言語障害の3つの原因と種類まとめ!【リハビリ方法についても解説】

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言葉は私たちが生きていく上で必要不可欠なものです。先天的なものもありますが、後天的にも十分罹りうる病気です。言語障害は見た目からはわかりにくく、本人も家族や周囲も非常につらいものです。

 

今回は、言語障害をきたす原因や障害の種類、また行われるリハビリテーションの内容についても以下に解説していきたいと思います

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言語障害とは

 

言語障害とは、言語の適切な理解と表現が困難な状態のことをいいます。言語障害には音声機能の障害と言語機能の障害があり、音声機能障害は音声・発音・話し方についての障害を指し、言語機能障害は表現や理解についての障害です。

✅ 音声機能障害

構音障害(機能性・器質性・運動障害性・聴覚性)

吃音

痙攣生発声障害

速話症

脳性麻痺や聴覚障害など

 

✅ 言語機能障害

失語症

高次脳機能障害

言語発達障害(特異的言語発達遅滞、表出性言語発達障害、学習障害、知的障害、広汎性発達障害などに伴う場合がある)

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言語障害の原因

 

脳の損傷

外傷性に脳を損傷することで、外傷だけでなく頭蓋内にも損傷を負うことがあります。

 

病気の後遺症

脳卒中などの脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)により脳にダメージが起きたことにより様々な障害が現れ、後遺症として障害が残る場合があります。

 

発達障害

先天性の発達障害などにより筋肉の運動障害が生じたり、特異的に発達の遅れがあることにより言葉の表現や理解、読み書きや計算など、運動面でも発達が遅れることを指します。

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言語障害の種類

 

失語症

失語症は発語発音器官に運動障害がなく、脳の言語中枢の障害により思ったことと違う言葉が出たり、言葉を思い出せない、聞いた言葉が理解できない、復唱や読み書きができないなどの障害です。失語症の種類を以下にまとめます。

✅ 運動性失語:前頭葉のブローカ中枢と呼ばれる場所が障害されることで起こります。言葉の理解はできますが発語がぎこちなくなります。

✅ 感覚性失語:側頭葉のウェルニッケ中枢と呼ばれる場所が障害されることで起こります。言葉の意味が理解できなくなったり、意味不明で支離滅裂な内容の言葉を連ねて話したりします。

✅ 全失語:運動性・感覚性ともに障害され、理解や発語も不可能な症状が現れます。

✅ 健忘失語:理解や発語に大きな障害はないですが、名詞や名称がうまく出てこないといった症状が現れます。

 

高次脳機能障害

認知(高次脳機能)とは、知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知過程と行為の感情を含めた精神機能の総称です。この認知機能に障害が起きた状態を高次脳機能障害といいます。

✅ 注意障害:周囲の事象に無関心・気が散りやすい・2つ以上のことを同時にできない・関心の転換ができない

✅ 記憶障害:見当識障害(日時、場所、人の名前が覚えられない)・1日のスケジュールがわからない

✅ 失認:視覚、相貌、聴覚失認(物品を見ても呼称できない)・対象をひとまとまりとして把握できない・知っている人の顔がわからない・環境音が聞き取れない

✅ 失行:観念失行(口頭命令や模倣、物品の使用などが適切な状況下でうまく行えない)・構成失行(空間的な形態を構成できない)・着衣失行(着衣の際に左右、前後を間違える、着方がわからない)・肢節運動失行(手や足に触れるものを話そうとしない)・頬–顔面失行(した、口唇運動、嚥下動作、顔の表情を指示通りできない)

✅ 地誌的障害:よく知った道で迷う・近所の写真を見せてもどこかわからない

✅ 半側空間無視:半側のみ見えていない・食事の際見えていない半側のものを残す

✅ 半側身体失認:半側に麻痺が出現していても麻痺はの存在を否定する・半側の身体が自分のものでないと思う

✅ 遂行機能障害:見通しや計画性の欠如

✅ 行動と情緒の障害:依存的になり、年齢よりも幼くなる・感情コントロールがうまくいかない・欲求が抑えられない・状況に適した行動が取れない

 

言語発達障害

明らかな知的遅れ(精神遅滞)がないのに、言語面に発達障害が起こるものです。多くの場合、多少なりとも対人関係上の問題や行動上の問題も多く認められます。

 

構音障害

発声・発語に関わる口や舌、頬などの筋肉やそれらを支配する脳神経がダメージを受けることによって、はっきりとした言葉が出づらくなったり、呂律がうまく回らないなどといった症状が現れるものです。

 

✅ 器質性構音障害

構音器官が欠損していたり、形の異常により起こったりする発音の障害です。先天性のものとして、口蓋裂や粘膜下口蓋裂、鼻咽腔閉鎖不全、口唇の形態異常などがあります。後天性のものとして、癌などの病気により構音器官の切除した場合などがあります。

 

✅ 運動障害性構音障害

脳卒中などの血管障害やパーキンソン病などの神経筋疾患により、発音に関与する動作ができず発音に支障をきたします。

 

✅ 聴覚性構音障害

聴覚の障害により引き起こされる聴覚障害の二次的な障害です。

 

✅ 機能性構音障害

上記のような医学的な原因がなく特定の発音に支障がある場合です。発話全体が異常となるわけではないため、幼児語の一種として幼少期には見過ごされがちなことが多く、小学校高学年ごろまでに治らなければそのまま成人に達します。

 

吃音症

音を繰り返したり、つまったりするなどのどもりがある言語症状があり、器質的に明らかな根拠がないもので、流暢に話せないことを予期して不安を持ち発話を避けようとするものです。ほとんどが幼少期に起こります

✅ 連声型:お・お・お・おはようというように、単音や単語の一部を連発して繰り返し発音する

✅ 伸発型:おーーーはようというように、最初の言葉の一部を長く引き伸ばす

✅ 無声型:・・・・おはようというように、話そうと思っていても言葉がつまり出てこなかったり、お・・・・というように最初の発音の後に言葉が続かない

 

上記の症状が1つ以上見られると吃音症といえます。二次的な随伴行動として、目がパチパチ動く、手を振って勢いをつけて話す、足を動かしながら話すといった体の動きが見られることがあります。

 

脳の活動部位の違いや、環境、ストレスの関与が発症の原因として考えられています。

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言語障害のリハビリ方法

 

言語障害のリハビリテーションは言語聴覚士によって行われます。医療機関や施設など様々な場所で症状に合わせた言語療法や聴覚療法が行われています。

 

失語症

様々な検査を行い、病状の診断をした後に必要な訓練を選択決定します。絵カードの呼称により語想起を促したり、表出にアプローチを行ったりします。単語単位から文章が話せるようになるよう行いますが、それぞれに合わせた目標が設定され、リハビリテーションが行われます

 

構音障害

先天性の器質的な異常があればまず手術により症状の改善を図ります。発達期の子どもで難聴があれば補聴器や人工内耳の活用により音声の理解を促進させることで、発声の改善も行います。舌や口唇、筋肉など構音器官の使い方や動かし方を伝えます

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