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遺伝子組み換えの4つの危険性!【メリットとデメリットを解説】

<監修医師 田中 恵文>
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「遺伝子組み換え」と聞いたら、真っ先に「食品」の事を思い浮かべるでしょう。

遺伝子とは生き物のその姿や形が親から子へ遺伝しながら受け継がれていきますが、この遺伝を担っているのが遺伝子です。

 

細菌や植物、動物や人などあらゆる生物が「遺伝子」を持っています。その中で遺伝子を切り取り、別の生物の遺伝子を組み入れたりする事で遺伝子組み換えの食品などを作る事が可能になっています。

 

例えば特定の除草剤を分解する性質を持った細菌から、その性質を発現させる遺伝子を大豆の細胞に挿入することで、特定の除草剤に強い大豆が出来るという事が近年実現しています。

 

農薬に強い植物を作る事が可能になるので、人にはメリットがあるのではと思われがちですが、遺伝子組み換えを危惧している声も少なからずあります。

今回は遺伝子組み換えの危険性、メリットとデメリットをお話しします。

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遺伝子組み換えのメリット

遺伝子組み換えには危惧される話も多いですが、メリットも無くはありません。

 

害虫や気候に強い作物

害虫や気候に強い(干ばつなどに強い作物)を作り出す事によって、害虫や気候によって作物を取る事が難しい発展途上国などの作物栽培に役立てる事が可能になります

 

農薬不使用

農薬を使うことなく、作物を育てる事が可能になります。有害な農薬を使わない事で人体に影響が少なくなると考えられます

 

生産コスト

質の良い農産物を低コスト、低負荷で多く生産する事が可能になります。

 

新しい付加価値のついた作物の提供

例えば栄養価の高い作物、アレルギーの治る食べ物の作成、保存性の高い作物などを作り出すことが実現する可能性があり、飢餓に苦しむ人々を助けるきっかけになる事も考えられます

 

遺伝子組み換えが危惧されている言葉ばかりが先行しているように感じますが、デメリットばかりではありません。時に食糧難に陥っている発展途上国を助けるきっかけになる可能性もあり、メリットもきちんとあるのです。

 

メリットだけ見るといい事ずくめのようにも感じますが、ではデメリットは一体なんなのでしょうか。

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遺伝子組み換えのデメリット

 

遺伝子組み換えのデメリットを大きく3つご紹介します。

 

人体の害になる可能性も無くはない

遺伝子組み換えを行う事で新しい遺伝子が生まれたり、新しい遺伝子が働くことでそれが人体の害になったりアレルギーを引き起こしたりする可能性が無くはありません。

 

実際には長年の研究を重ねて遺伝子組み換えの物を商品化しているので、安全性は高いとされていますが、長期的に摂取する事は人体に毒性が無いとは言い切れず、グレーゾーンの部分がまだまだ多いとされているのが現状です

 

生態系をおびやかす可能性

除草剤に強い遺伝子組み換えの作物を作る事で、逆に遺伝子組み換えの物の花粉が雑草に付き、違う生態系を作り出さないとも限りません

 

また害虫に強いものを作り出す事で、害虫でない他の生物に影響を及ぼす可能性も無くはない為、生物の生態系を変えてしまう事もあるかもしれません。

 

農水省はこれらに関して可能性は低いとの見解を示していますが、別の研究者によってはその実験方法に疑問を投げかけている者もおり、まだまだ未知の部分が多いと言えます。

 

一部企業による独占販売

化学メーカーの中には除草剤とその除草剤に強い作物をセットで売り込んでいる企業が存在するようで、また種を育ててその2代目からは芽が出ないようにするといった植物の研究をしているメーカーもあったそうです。

 

一部の企業がその販売を独占する事で、食料と利益の支配が懸念されています

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遺伝子組み換えの危険性

 

遺伝子組み換えのメリットとデメリットをご紹介しましたが、まだまだ遺伝子組み換えに関しては危険性が危惧されています。遺伝子組み換えの危険性について見ていきましょう。

 

健康への悪影響

デメリットでもお話ししましたが、遺伝子組み換えの作物が遺伝子を組み替えた事によって人体の害にならないとは言い切れません。

実際遺伝子組み換え作物を長期に摂る事で出てくる症状に関しては、研究結果が乏しく実験期間も最長90日間程のものしか発表されていません

 

自然環境の破壊

除草剤に強い作物を遺伝子組み換えによって作り出す事で、除草剤の噴霧量は減っていくと言われていますが、実際にはその使用量は「増加」しています

 

理由は除草剤に強い作物と雑草の遺伝子が花粉などによって混ざり合う事で、新たに「除草剤に強い雑草」を作り出しているからです。これによって除草剤の使用量は増加しています。

 

除草剤の使用量が増える事で環境破壊も懸念されています。元々の自然環境、さらには除草剤により地下水に影響を及ぼす事も危惧されています。

 

汚染された地下水を飲料水として用いる事で白血病、肝臓病、アレルギーなど深刻な病気が報告されている事も事実であり、発がん性のある作物の可能性があるとも指摘されています。

 

遺伝子汚染

遺伝子組み換えを行う事で、新たな遺伝子を作り出し、元来の生態系を変えてしまう事もあり得ます。元々の生態系を破壊する事で私達の生活を脅かす危険性もあり、決して良い事とは言えません

 

化石燃料を大量投入による気候変動促進

遺伝子組み換えの作物を作る事が広まった要因の一つに、世界の化石燃料の不足が挙げられます。これによってバイオ燃料の生産が推奨され、多額の補助金が出されるようになっています。

 

バイオ燃料はトウモロコシや大豆からエタノールやバイオディーゼルを作る事で、それを化石燃料の代わりとして用います。

 

その原料に遺伝子組み換えのトウモロコシや大豆を量産する事で、バイオ燃料を多く生み出す事が出来るとされていますが、元々遺伝子組み換えに関する作物を育てる際には多くの化学肥料や農薬を撒くことが前提となります。農地の汚染が大いに懸念されるのです

 

そして安価な肉を提供するために、多くの牛や豚などに遺伝子組み換えのトウモロコシなどによって作られた飼料を家畜に食べさせます。牛の飼育はメタンガスを多く発生させるとされており、大気汚染も懸念されるのです。

 

私達の環境を破壊していく要因となる事が考えられています。

 

いかがでしたか。一見私達の食糧事情を助けてくれるような遺伝子組み換えの作物も、作る段階で色々なデメリットが生じる可能性は大いにあります。

安全性を確立するためにも更なる研究に期待したいですね。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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