ヘパリーゼは飲むタイミングが重要!副作用はあるの?
<監修薬剤師 フラン>
画像引用元http://www.hepa.jp/newdrink.html
色々な付き合いで飲み会が多くなることってありますよね。そんなときに気になるのが栄養ドリンクや胃腸薬です。
様々な種類が販売されていますが、よく目につくのが「ヘパリーゼ」ですよね。
このヘパリーゼ、どんなタイミングで飲むと良いのでしょうか。それに一応お薬ですから、副作用が気になりますよね。
そこで今回はヘパリーゼを飲むタイミングと、その副作用について調べてみました。服用する際の参考にどうぞ。
ヘパリーゼの飲むタイミングをチェック!
ヘパリーゼは疲労回復と滋養強壮に効果のあるものですが、「二日酔い防止のために」飲んでいる人も多いものです。
目的別に、どんなタイミングで飲めば効果を実感できるのか調べてみましたのでご覧下さい。
疲労回復のために飲む
もともとヘパリーゼは二日酔い防止薬ではなく、疲労回復や胃腸が弱まった際の補助的なお薬です。
ですから「最近仕事の疲れが溜まっている」「食欲がない」という場合に是非服用しましょう。
効率よく栄養補給が出来ます。
二日酔い防止のために飲むタイミング
いわゆる「飲む前に飲む」方法が最も効果があるようです。
つまりお酒やごちそうを食べる前にヘパリーゼを飲んでおくと、翌日二日酔いに苦しまなくて済むというもの。
ヘパリーゼの主成分である「肝臓水解物」が肝機能をサポートする効果がありますので、お酒を飲む前にヘパリーゼを飲んでおくとアルコールの分解を助けてくれます。
これまたお酒の飲み過ぎに効果のあるウコンとほとんど同じような効能になります。
アルコールの分解が早いと、飲んでる最中に気分が悪くなったり吐き気を催すことはありません。
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また翌日の身体にアルコールが残らなくなりますから、二日酔いに苦しむこともありません。
何分前に飲むのが効果的かというと、お酒を飲む直前~30分前くらいがちょうどいいタイミングです。
ただし「ヘパリーゼを飲んだから大丈夫!」とばかりに羽目を外して飲み過ぎた場合、ヘパリーゼの力が追いつかなくなる恐れもあります。
ヘパリーゼで効果がない人の特徴
実はヘパリーゼ、効果をあまり実感できない人もいるのです。
効果を実感できない人の特徴とは何でしょうか。調べてみました。
もともと体調が悪かった
ヘパリーゼはあくまで「肝臓の機能をサポートする」ためのものです。
肝機能そのものを変化させるわけではありませんから、様々な要因で肝機能が衰弱している人がヘパリーゼを飲んでも「二日酔いから完全ガード」してくれるわけではありません。
ヘパリーゼがお手伝いしたくても、肝心の肝臓が悪かったらできることは限られてしまいます。
ヘパリーゼに頼りすぎた
実はよくある失敗が「ヘパリーゼを飲んで万全の体制で飲み会に挑んだ結果、いつもより飲み過ぎて吐いた」というもの。
これはヘパリーゼの効力不足と言うよりは、油断してしまった心理的な問題ですね。
いくらヘパリーゼは肝機能をサポートしてくれるといっても、体質による上限を超えた量のアルコールを摂取してしまえば気分が悪くなります。ある程度の自制が必要です。
ヘパリーゼの副作用
全ての薬にはそれぞれ効能と副作用があります。それはヘパリーゼでも同じ事です。
どんな副作用の心配があるのか、予め知っておくと安心ですよね。どんな副作用が出るのかまとめてみました。
皮膚の発疹
購入したヘパリーゼには必ず注意事項が明記されています。そこに記載されているのが、「皮膚の発疹」などじんましんなどの軽い過敏症状です。
ヘパリーゼを服用した後、皮膚上に発疹が表れた場合はただちに服用を中止しましょう。
そのまま様子を見ても症状がひかない場合は、服用したヘパリーゼを持参して医療機関を受診します。
飲み過ぎ注意
ヘパリーゼには実はプリン体が多く含まれています。プリン体は痛風の原因となる尿酸値を増加させる原因になります。
飲み過ぎなければ健康に害はありませんので、必ず一日に服用する規定量を守るようにしましょう。
肝臓を守るつもりが、別の部位に負担をかけてしまっていた、ではお話になりません。
頭痛や胃の膨張感
ヘパリーゼに限らず、体質的に合わない薬を体内に取り込んだ場合、頭痛や胃の膨張感を感じる場合があります。
しかしヘパリーゼの場合、深刻な症状には陥りませんのでご安心下さい。安静にしておけばやがて症状は和らぎます。
ヘパリーゼは肝機能をサポートする物なので、二日酔い防止のためにはお酒を飲む前に飲んだ方が効果があります。
ただしあくまで補助的な効果がある物なので、劇的な回復には至りません。
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またいくらヘパリーゼを飲んだからといって羽目を外しすぎるとやはり酔いが回ります。
何事にも節度が必要なのは変わらないようです。
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