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たんぱく加水分解物はアレルギーが心配【5つの危険性を解説】

<監修医師  WASHIO>
胸 

たんぱく加水分解物は、今や多くの食品の表示に記載されています。たんぱく加水分解物は食品に分類され、コクや旨味を出す為に使用されています。

 

ただやはり食品を摂る上でアレルギーや、危険性のある食品への心配は尽きません。安全性が確かな食べ物を食べたいですよね。

そこで今回はたんぱく加水分解物、アレルギーや表示について、また危険性についても詳しく解説いたします。

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たんぱく加水分解物とは?

 

たんぱく加水分解物とは、小麦や肉、大豆、とうもろこし等を原料とする食品の一種。コクや旨味を出す為に加工食品の調味目的に使用されているアミノ酸混合物の事です。

 

加水分解により製造される事から、食品添加物ではなく、食品として分類されています。

たんぱくを含んだ原料や大豆たんぱく、小麦たんぱく等を加水分解という製造工程を経て、ペプチド、そしてアミノ酸を得る製造方法を加水分解といいます。

 

加水分解の方法として、塩酸を用いて行う方法や、また酵素を用いる酵素分解法があります。たんぱく加水分解物は旨味や風味を補ったりする為に多くの食品で使用されています。

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たんぱく加水分解物はアレルギーが心配

 

食品を摂る上で最も心配なのが、アレルギーかと思います。小麦・そば・落花生・乳・卵・えび・かにの7品目を原料としたたんぱく加水分解物は、必ず表示する義務があります。

 

ただ、あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ・ごま・カシューナッツの20品目が原料のものに関しては、アレルギー表示が推奨となっており、義務ではありません。

 

上記の20品目のアレルギーがある方は自ら注意しなければなりません。また、表示義務のある7品目が含まれている場合にも、表示がない場合があります。

 

箱や袋で包装されている加工食品や缶詰や瓶詰の加工食品の場合には表示されます。

しかし、店頭で量り売り出されるお惣菜やパン等、注文して作られるお弁当、また容器包装面積が30㎠以下の小さいものに関しては表示がありません。

 

それからアレルギー物質表示の方法には2種類の表示方法があります。原材料名の最後にまとめて書く表記法である一括表示。個々の材料ごとにアレルギー物質を書く表記法の個別表示

 

どちらも記載はあるものの、一括表示の場合にはどの原材料でそのアレルギー物質が使用されているのかが不明なので、注意が必要です。

 

アレルギーの検査についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
【アレルギー検査の費用】と種類を徹底解説!

 

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たんぱく加水分解物の危険性

 

最後にたんぱく加水分解物の危険性についてです。全てのものが危険ではありませんが、一部には下記のような危険性があるものが含まれている食品があります。

 

不純物

加水分解の過程で塩酸による塩酸分解法が一般的とされています。

ですが、塩酸分解法の場合には原料の脂肪に由来するグリセリンと塩酸により、変異原性のあるクロロプロパノール類といわれる不純物が微量に生成されてしまいます

 

クロロプロパノール類は、発がん性の疑いのある物質であるとされています。厚労省の指導を受けて、国内の製造業界ではクロロプロパノール類の低減化に努めています。

 

私達が特に気を付けたい食品として醤油があげられます。しょうゆには、本醸造しょうゆ混合しょうゆがありますが、混合しょうゆの場合にはたんぱく加水分解物が多く含まれています

 

また値段の安いしょうゆに使用されている事が多く、納豆のたれや刺身用のたれ等、付属としてついてくるしょうゆが危険とされていますので、注意するようにしましょう。

 

グルタミン酸ナトリウム

健康被害のリスクのある添加物としてグルタミン酸ナトリウムにも注意が必要です。グルタミン酸はアミノ酸の一種で、自然界では昆布やシイタケ等に含まれる旨味成分。それを化学的に合成したものがグルタミン酸ナトリウムです。

 

この成分は大量に摂取する事で、頭痛、めまい、顔のしびれや呼吸困難を引き起こす事があります。特に中華料理では大量に使用する為、別名、中華料理店症候群と呼ばれる事もあります。

【関連記事】
グルタミン酸ナトリウムは脳に危険【MSGアレルギーにも注意】

 

髪の毛・骨

中国産のたんぱく加水分解物は、人間の髪の毛や骨を原料としている事が多いです。恐ろしい話ですが、有名な話です。

人間の髪の毛にはあらゆる有害物質が残留しており、それが不純物となり発がん性の危険性が示唆されています。

 

遺伝子組み換え

大豆油等、油を搾った後のカス(脱脂大豆)が使用されます。この原料の大豆にはアメリカから輸入した遺伝子組み換えのものが使用されます。

 

コストを抑える為、小麦も同様に遺伝子組み換えのものが使用される事が多いです。また日本の畜産のほとんどが遺伝子組み換え作物をえさとして大量に与えられています。その為、毒素が蓄積されていきます。

 

遺伝子組み換え作物は、作物自体に殺虫成分等を組み込む為、洗っても毒性が落ちる事はありません。

また遺伝子組み換え食品を食べる事でがんやアレルギーになりやすくなったり、体への影響や妊婦、乳幼児への影響も示唆されています。

【関連記事】
遺伝子組み換えの4つの危険性!【メリットとデメリットを解説】

 

レンダリングプラント

動物性のたんぱく質が原料の場合には、ほとんどがレンダリングプラント、動物性脂肪精製工場での動物性油脂を使用しています。

 

がんやウイルス感染により病気になった牛・豚・鳥等の死骸や糞尿をミンチにして、遺伝子組み換えトウモロコシと混ぜて餌にしています。

このような危険な畜産が加工食品や激安肉として使用されてしまうので、いち早くレンダリングプラントがなくなるよう願っております。

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