もやしの8つの栄養がスゴい【賞味期限切れの限界は何日?】
<監修医師 まっちゃん>
もやしの高い栄養価を知っておこう
もやしとは発芽させた新芽のことです
もやしとは主には穀類と豆類の種子を、人為的に発芽させた新芽のことで、発芽した「芽」と「茎」を食用として用います。
もやしの産地は栃木県で、年間生産量は473,000トンにもなります。もやしは一年中手に入り、安価ですので家計にも優しい庶民の味方です。また、低カロリーでヘルシーな優秀食材です。
もやしに含まれる栄養
もやしには「ビタミンC」や「ビタミンB群」「タンパク質」「食物繊維」「カルシウム」「鉄分」「アスパラギン酸」「カリウム」などが含まれています。それぞれの成分の効果は以下の通りです。
✅ ビタミンC…免疫力を高めます。
✅ ビタミンB群…薬理作用(体内の代謝機能や薬理作用)に効果があります。
✅ タンパク質…代謝機能の維持に効果的です。
✅ 食物繊維…便秘を解消します。
✅ カルシウム…骨を強くし、骨粗しょう症などの予防になります。
✅ 鉄分…貧血などの予防になります。
✅ アスパラギン酸…疲労回復に効きます。
✅ カリウム…血液循環を整えてくれます。またナトリウム(塩分)の排出や血液循環を整えてくれます。
くわしくはこちらも参考にして下さい。
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たくさんある、もやしの種類
もやしには種類が数多くあり、納豆もやし、大豆もやし、ブラックペッパーもやし、発芽大豆もやし、緑のもやし、深谷もやし、ピーナッツもやし、大鰐温泉もやし、アルファルファもやし、そばもやしなどがあります。
もやしを食べて10の効果を期待
便秘の解消やダイエット・美肌効果
食物繊維が豊富に含まれていますので、便秘を解消してくれます。また、ビタミンB2が脂肪の代謝を促進してくれるので太りにくくなります。俗説には痩せている人を「もやしっ子」「もやし美人」というのももやしのように細いからだと言われています。
その他の健康に関するもやしの効果
ビタミンCが肝臓機能を助けてくれます。そのため二日酔いにも効果があり、滋養強壮にも効果的です。 もやしはホルモンバランスを整えてくれるので生理前などに起こる、月経前症候群などのいろんな症状を防いでくれます。ビタミンB群や脂質、糖質の代謝を促し、新陳代謝を促進させ、血糖値やコレステロールの上昇を防いでくれます。
デトックス効果も期待され、食物繊維が腸に溜まってしまった老廃物を排出し、腸内環境を整えてくれます。同時に内臓機能を高めてくれるので、免疫機能があり、風邪予防にもなります。
疲労回復に役立ち、新陳代謝が活発になることで夏バテも防いでくれます。また、ストレスにも効果があると言われています。カリウムが豊富であるため、血液循環が良くなり、更生期障害にも効果があります。
ビタミンCの効果についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。
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もやしの賞味期限切れの限界はいつなのでしょうか?
もやしの賞味期限と消費期限
もやしは賞味期限ではなく消費期限がかかれていることが多いです。もやしの栽培方法は日光に当てず、暗いところで栽培するので細菌に対して抵抗がないため、足が速く(腐るのが早い)そのままの状態では1~2日程度しか持ちません。色が変わったり腐敗臭やぬめりが出たら食べないでください。もともと細菌に対して抵抗力がないので、食あたりや食中毒の原因になります。
保存方法
もやしを購入した際にはすぐに冷蔵庫に入れて、1~3日くらいで食べるのが最適ですが、どうしても余ってしまう場合には、もやしが浸るまで水を入れラップやふたをしっかりして、冷蔵保存をすると3~7日程度は保存できます。ステンレス容器は日持ちしなくなるので避けましょう。中の水は毎日交換するようにしてください。
その他、冷凍保存も可能です。冷凍保存はもやしを袋から出したら、洗って水気をしっかりと取り除き、フタ付きの容器や密封袋に入れて保存しますが歯触りは失われてしまいます。
また、冷蔵・冷凍の他に加熱保存」という方法もあります。加熱保存は、もやしをゆでて水気をよく切り冷まします。それを冷蔵・冷凍と同じくフタのついた容器に入れて、冷蔵庫で保存します。
もやしを食べる際に気を付けること
本来であれば「生で食べられる」もやしですが、とても傷みやすいのでスーパーで売ってるものなどは生食(そのままで食べる事)は禁止されています。必ず加熱してから食べるようにしてください。ゆで時間としては10秒ほどが最もよく、あとは余熱で火を通してください。もやしひげの部分ですが、これは気にならない人も多いと思いますが、ひげをとるととてもおいしくなると言われているようです。
過剰摂取
もやしのほとんどは水分なので食べ過ぎても害はないですが、しいて言うならば1日3食をもやしだけにしてしまうと、栄養失調になったり、食物繊維の過剰摂取で胃腸機能低下を起こしたり、下痢になったりすることがあるかもしれません。ですので、もやしダイエットというのは健康に支障が出ない程度で行うのが良いでしょう。
もやしに含まれるカリウムの過剰摂取についてはこちらを参考にして下さい。
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もやしをおいしく食べるレシピ
和え物はお湯で茹でたり、蒸したりしてマヨネーズはポン酢、ごまなどで和えましょう。他の野菜やお肉と炒めたり、味噌汁や中華スープに入れてもおいしいですよね。ただし、もやしを火に通しすぎることは注意が必要です。
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