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サラザック配合顆粒の12の効能 【風邪への効き目がスゴイ!】

<監修薬剤師 seina akasa>
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風邪の症状に良く効くといわれている「サラザック配合顆粒」ですが、一体どのような効能があるのでしょうか?また副作用や注意しなければならない飲み合わせなどはどうなのでしょうか?

 

知っておけば安心なサラザック配合顆粒の効能&注意点を紹介します。

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サラザック配合顆粒の風邪への効き目がスゴイ!

 

サラザック配合顆粒は白色の顆粒剤で非ピリン系の総合風邪薬です。

 

腫れや痛みを和らげ熱を下げてくれる効果があるサリチルアミド、安全性が高く作用の穏やかな解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン、鎮痛作用を助けるカフェイン、アレルギーを引き起こすヒスタミンという体内物質の働きを抑えるメチレンジサリチル酸プロメタジンの4つが主成分になります。

 

通常、一般的な風邪の症状である鼻水・鼻づまり・喉の痛み・頭痛・関節痛・筋肉痛・発熱などに用いられます。

 

アセトアミノフェンやサリチル酸系の解熱鎮痛薬・抗ヒスタミン薬などの効能成分によって熱を下げ関節痛などを緩和、鼻水や鼻づまりを改善してくれます。

 

薬効としては抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用、抗ヒスタミン作用があります。作用が穏やかで安全性が高い鎮痛剤なので風邪の治療薬として病院で処方されることが多い薬です。

 

しかしながらウイルスそのものを撃退するわけではないので、対症療法薬になります。

 

*サラザック配合顆粒の効能*

✅ アセトアミノフェンの適応症・・・

→ 急性上気道炎の解熱・鎮痛、頭痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、神経痛、打撲通、捻挫痛、変形性関節症、月経痛、分娩後痛、ガンによる痛み、小児科領域における解熱・鎮痛など

 

✅ 主なアセトアミノフェン配合感冒薬の適応症・・・

→ 感冒もしくは上気道炎に伴う症状(鼻水、鼻づまり、咳、咽頭痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱など)

 

ヒスタミンについてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ヒスタミンとは?食中毒やアレルギー症状の原因だった!?

 

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サラザック配合顆粒の副作用を知ろう

 

使用上の注意!

幅広い症状に効果があるサラザック配合顆粒ですが、使用する際にはいくつかの注意しなければならない点があります。

 

✅ 米国でサリチル酸製剤とライ症候群の関連性を示す報告があるため、15歳未満の水痘・インフルエンザの患者には原則投与しないこととされています。

 

✅ サラザック配合顆粒とアセトアミノフェンを含む他の薬剤を併用した場合、アセトアミノフェンの過量摂取となり重い肝機能障害を引き起こす可能性があるのでこれらの薬剤との併用は避けます。

 

禁忌

サラザック配合顆粒を服用してはいけない人、慎重に服用しなければならない人がいるので気を付けましょう。

✅ 服用できない場合・・・

→ 消化性潰瘍、肝機能障害・緑内障、前立腺肥大、下部尿路に閉塞性疾患、薬剤の成分に対するアレルギーの前歴、アスピリン喘息またはその前歴、昏睡状態、中枢神経抑制剤の強い影響下にある場合など。

 

✅ 慎重に服用しなければならない場合・・・

→ 出血傾向、肝機能障害・腎機能障害またはその前歴、気管支喘息、高齢者、脱水症状、アルコール多量常飲、低栄養状態・摂食障害によるグルタチオン欠乏など

 

✅ 医師への報告が必要な場合・・・

→ 治療中の病気や飲んでいる薬がある場合は必ず医師に報告しましょう。

 

✅ 女性の場合・・・

→ 非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間服用している女性において、一時的な不妊が認められたとの報告があります。

 

✅ 幼児の場合・・・

→ 安全性が確立していないため服用には注意が必要です。特に2歳未満の幼児には使用しない様にしましょう。

 

✅ 妊娠中や授乳中の女性の場合・・・

→ 安全性が確立していないため、医師の判断で治療上必要な場合に限りしようします。必ず医師の指示に従いましょう。

12週以内または妊娠後期の妊婦には使用を避けます。授乳中は長期連用しないようにします。

 

副作用

サラザック配合顆粒は安全性が高く穏やかな薬なので大きな副作用はあまり心配ありません。しかしながらアレルギー体質や喘息の人、解熱剤や市販の薬で喘息が起きたことがある人は注意が必要です。まれに湿疹や喘息を引き起こすことがあります。

 

また多量の服用や長期間の服用は肝臓や腎臓に負担が大きくなるので注意が必要です。風邪の症状が治まったら、医師に相談して服用を止めましょう。

 

*起こる可能性がある副作用の症状*

眠気、食欲不振、口の渇き、吐き気、息苦しさ、めまい、浮腫、結膜炎、鼻炎様症状、顔面蒼白、貧血、胸やけ、胃痛、消化管出血、全身倦怠感、頭痛、耳鳴り、難聴、視覚障害、不安感、興奮、神経過敏、不眠、せん妄、過呼吸、尿閉など。

 

*重度の副作用*

✅ アナフィラキシーの症状・・・

→ 呼吸困難・蕁麻疹・動悸・血管浮腫・冷や汗・血圧低下・失神、など

 

✅ 中毒性表皮壊死融解症・剥脱性皮膚炎・皮膚粘膜眼症候群・・・

→ 発疹・痒み・唇や陰部のただれ・水ぶくれ・うみ・皮膚の熱感や痛み・全身発赤・脱落・高熱(38度以上)・眼の充血・めやに・まぶたの腫れ・排尿時の痛み、など

 

✅ 間質性腎炎・急性腎不全・・・

→ 発熱・尿量減少・一時的に尿量が多くなる・浮腫・発疹・だるさ腰痛・尿の泡立ち・血尿、など

 

✅ 間質性肺炎・好酸球性肺炎・・・

→ 息切れ・から咳・発熱・咳こみ・呼吸困難・肺音の異常、など

 

✅ 劇症肝炎・肝機能障害・黄疸など・・・

→ 倦怠感・食欲不振・発熱・黄疸・吐き気・嘔吐・痒み・皮膚や白眼が黄色くなる・尿が茶褐色、など

 

✅ 再生不良貧血・汎血球減少・無顆粒球症・溶血性貧血・血小板減少などの血液成分異常・・・

→ 咽頭痛・倦怠感・疲労感・皮膚や粘膜が青白く見える・歯茎や鼻の粘膜から出血しやすい・皮下出血(青あざ・血豆)・発熱・血尿・めまい・口内炎、など

 

✅  横紋筋融解症・・・

→ 筋肉痛・脱力感・CK(CPK)上昇・手足のしびれ・歩行困難・赤褐色の尿、など

 

✅ 緑内障・・・

→ 視力低下・眼の痛み・充血・かすみ・頭痛・吐き気・光の周りに虹の輪、など

 

✅ 乳児突然死症候群(SIDS)・乳児睡眠時無呼吸発作、など

 

その他、喘息、痙攣、などが挙げられます。

 

眠気が出る場合があるので服用後の車の運転は避けましょう。重度の副作用はごくまれですが起こる可能性が有り得るので、少しでも異常を感じた場合は早めに医師に相談しましょう。

 

また指示された用法・用量に必ず従うことが重要です。

 

起きる恐れのある副作用についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
間質性肺炎の初期症状は発熱?治療方法も分かりやすく解説

難病指定の再生不良性貧血とは?【症状から治療まで徹底解説!】

 

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サラザック配合顆粒の飲み合わせに注意

 

注意すべき飲み合わせ

次のような薬を服用している場合は十分な注意が必要になるので必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

 

✅ クマリン系抗凝血剤・・・ワルファリン

 

✅ 糖尿病用剤・・・インスリン製剤・トルブタミドなど

 

✅ 中枢神経抑製剤

 

✅ 降圧剤

 

✅ 抗コリン作用を有する薬剤・・・フェノジアジン系・三環系抗うつ剤など(食欲不振・悪心・嘔吐・著しい便秘・腹部膨満などを来し、麻痺性イレウスに移行する恐れがあります。)

 

✅ アルコール摂取

 

これらの薬剤との併用でどちらか一方または両方の薬剤の作用が増強されてしまうリスクがあります。薬の減量などの対処が必要となるので必ず医師に相談しましょう。

 

注意すべき食べ合わせ

飲酒は肝中枢神経を抑制し、めまいや眠気などの副作用を引き起こす原因になります。アルコールを日常的にたくさん飲んでいる人がアセトアミノフェンを服用した場合、肝不全を引き起こしたという報告もあるので注意が必要になります。

 

なかなか飲酒の習慣が抜けない方はこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
酒癖の意外な治し方!【種類別にみる原因を解説!】

 

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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