急に太る12の原因!【この病気に注意して!】
食生活は何も変えていないのに、なぜだか急に太ってしまった、急に太ってきて足やお腹に肉割れの線ができた、なんてことありませんか?
実は原因は病気ということも考えられるのです。今回は、そんな急に太る時の原因をいくつかご紹介します。
急に太る原因
ストレス
ストレスが溜まりすぎると、身体はストレスを発散させようとして何かを欲する場合があります。
この欲求は人それぞれにとって快楽とする部分で、これが食事の場合もあります。
食事をより多くさせることで身体はストレスを発散させようとするため、結果的に食べ過ぎにより急激に太ってしまいます。
例えば、禁煙や禁酒をした人がそのストレスを発散させようと食べずぎてしまうなどはよくあります。
さらに、ストレスによってホルモンのバランスを崩しやすくなります。
バランスが崩れると新陳代謝が悪くなり、脂肪燃焼や体温調節などができにくくなること脂肪が身体につきやすくなり、急激に太る原因となります。
更年期障害
更年期になると急に太りやすくなる理由は、一番の原因としては食欲になります。更年期障害の治療をしていてもしていなくても、食欲が大きく関係します。
治療をしている場合、不足しているホルモンの補充を行うことがありますが、これには食欲増加の副作用があります。
これにより今までより多く食事を摂ってしまい、急に太ってしまう可能性を高めてしまいます。
この治療をしていない場合、更年期障害により精神的に辛い状態になってしまいます。そのためこの辛さを和らげるためにも食欲が増し、太りやすくなる原因となります。
女性で閉経のころ(50代前後)、男性で40代前後でなりやすいとされています。
その他の症状として、高血圧や疲労感、息苦しいと感じたり、動機が激しく感じることがあります。
更年期障害は何かを受診すれば良いのか迷いますよね。とりあえず最初は内科を受診しましょう。
理由は更年期障害の診断をするために血液検査でホルモン値の計測を行うからです。
もしそこで更年期障害と診断された場合は、今後の治療によって受ける科が異なりますので、主治医の医師と相談しましょう。
薬物の服用
服用している薬によっては、体重が増えてしまうものがあります。
うつ病や糖尿病、ステロイドや胃痛や胸やけ用の薬などは種類によっては、一か月で多くて5kg程度体重が増加することもあります。
ですが体重が増えるからといって薬の服用を止めては効果が得られなくなってしまいます。医師の指導通り、服用を続けましょう。
冷たいものの摂りすぎ
夏は食欲がなくて痩せてしまうということはよく耳にしますよね。
しかし、夏だからといって冷たい飲み物や食べ物ばかり摂取していると、身体が冷えてしまい脂肪を蓄積しようと働いてしまうのです。
沢山食べているわけではないのに太ってしまったという方は冷たいものを摂りすぎているかもしれません。
急に太るのは病気の可能性もあり
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症になると、甲状腺から分泌されるホルモンが不足する状態になってしまいます。
甲状腺ホルモンは、新陳代謝などの機能に関わっており、不足することで代謝が下がり、体温の調節などに影響が出てしまいます。
それにより低体温になると、身体は危険を察知して体温を保持するために脂肪を多く蓄えてようと働きます。
結果として、食生活などに変化がなくとも今までより急激に太ってしまうという症状が現れてしまうのです。
肝硬変(かんこうへん)
甲状腺機能低下症よりも重い病気です。肝硬変になるとむくみやすくなり、腹水が溜まりやすくなるなどの症状が出ます。
そのためカエル腹になり急激に太ってしまいます。さらに下半身は特にむくみやすいため、足などもむくみで太くなってしまいます。
急にウエストや足が太くなった場合は肝硬変の可能性があります。
クッシング症候群
クッシング症候群は、副腎皮質で分泌されるコルチゾールというホルモンの分泌過剰により起こります。
主な症状は、顔のむくみや赤ら顔、皮膚にあざが出来やすくなったり、ニキビが出来やすくなったりします。
さらにウエストは太くなるのに手足は細くなるのも特徴の一つです。糖尿病や高血圧を併発しやすいので、注意が必要です。
うつ病
うつ病でも体重が増えるケースがあります。うつ病になる原因は様々で、仕事や周囲の人間関係、大切な人を失ったショックでうつ病になってしまうこともあり、若齢者から高齢者までうつ病になる可能性があります。
うつ病が原因で急に体重増加した場合は、自覚以上に問題がある可能性がありますので、早期に精神科を受診しましょう。
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女性で急に太る原因
妊娠
下っ腹がぽっこりと出てきて生理が遅れる、さらに避妊をしなかったという心当たりがあるという方は妊娠の可能性があります。
つわりなどがあれば、妊娠に気づきやすいのですが、人によってはつわりが全くない場合もあるので、気づかないままお腹が膨らんできたということもあります。
お腹が膨らんでくるのは大体12週目あたりからと言われていますが、個人差がありもっと早く膨らんでくることもあります。
大切な赤ちゃんのためにも、妊娠の疑いがある場合は早期に産婦人科を受診しましょう。
生理
女性の場合、排卵日から生理開始日までの期間は高温期と呼ばれています。
この時は腸の働きを低下させる女性ホルモンが増加するため、むくみや便秘になりやすくなってしまいます。
むくみや便秘により、体重が増加することがあり、急激に太る原因となります。
卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)
卵巣など、卵巣の腫瘍の場合も腫瘍が大きくなると体重が増えて下っ腹がぽっこりと膨らんできます。卵巣の腫瘍は痛いと感じることがほとんどないためわかりづらいです。
妊娠などの心当たりが無い方も、腫瘍の可能性があるので、病院で検査を受ける事をお勧めします。
子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍のことです。悪性の癌ではないので、転移することもなくそれ自体は命の危険になりません。
ですが放っておくと、10kgを超える大きな腫瘍になることもあります。
症状は月経量が多くなることや月経痛、頻尿や腰痛などがあります。確実な治療法は手術になります。
いずれも早期に発見した方が摘出する腫瘍も小さいため負担が少なく、子宮を全摘出しなくても済むことがあります。
早めに病院を受診しましょう。
子供が急に太る原因
新生児の場合、生後2~3か月ごろが最も体重が増加する時期なので、急に太ったように見えてしまいますが、成長の証ですので、安心してください。
中学生くらいの思春期と呼ばれる頃に差し掛かると、ホルモンの働きが活発になるため身体に脂肪がつきやすくなります。
特に女児は生理が始まると胸や臀部に脂肪が付き、女性らしい体型へと成長していきます。
小学生の時はすらっとしていたのに、中学生に上がって急に太ったからといって食事を極端に減らしたりすると、せっかくの成長期に必要な栄養が不足してしまいます。あまり心配することなく、様子を見ましょう。
子供の成長は早いので、すぐに身長が伸びて標準の体型に戻るでしょう。
しかし、あまりにも大量の食事を摂っていたり、運動不足の場合は小児肥満や糖尿病になってしまうこともあるので、注意しましょう。