Sponsored Link

寒気により熱が出る原因!いつもと違う寒気に要注意!

<監修医師 ドクターTST>
2

急に背中がゾクゾクしたなぁと思ったら熱が出てきたなんてことありませんか?

このゾクゾクを寒気(さむけ)といいますが寒気がして熱が出るのは風邪のせいだけではないのです。

 

ではいったいどんな時にこんな症状が出るのでしょうか?

熱が出る寒気の原因について調べてみました。

スポンサーリンク
 

寒気がして熱が出る原因

2

寒気とは?

寒気はどうして起こるのでしょうか。震えというのは本来寒いから起こるものです。

なぜ寒いと震えが起こるかというと、筋肉を収縮させる(震わせる)ことによって熱を作り体温を上げようとするためなのです。

 

発熱する理由

熱が出る原因はいくつかありますが、一般的に多いのは感染症による寒気、発熱です。

ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入すると、身体はそれらを退治しようと防御反応を起こします。

 

病原体が活性化するのは37℃前後でこれは人間の平熱に近い温度です。

防御する免疫細胞の多くは38℃以上で活発化するものが多くそのために発熱すると考えられています。

 

体温を上げるために体は以下の事を段階的に行います。

 

熱を逃がさない(37℃前後)

毛穴を閉じて放熱を防ぎます。皮膚近くの血管を収縮させ、血流を低下させます。

 

褐色脂肪を燃焼させて体温を上げます。(37℃~38℃)

 

筋肉を収縮させて震えを起こし、体温を上げます。(38℃以上)

身体がブルブル、ガクガクと震えるくらいになります。感染症の場合、熱は2~3日で下がり、2週間ほどで病気も治癒します。

 

それ以外にも寒気がして発熱する場合があります。

おかしいなと思ったら病院へ行き、原因が何なのかをしっかり確認する必要があります。

 

余談ですが、褐色脂肪細胞は年齢と共に減少していきます。

子どもの頃に冬でも半袖、短パンで生活していたり、熱を出すと一気に上がったりしていたのに、

大人になったら寒がりになり、発熱時も高熱を出さなくなったということはありませんか。

【関連記事】
微熱が続く!咳や鼻水がとまらないのは危険なサイン?

 

これは褐色脂肪細胞が少なくなり、燃焼機能が低下してきたためと考えられています。

スポンサーリンク

ひどい悪寒は要注意!考えられる病気

 

ウイルスや細菌など感染症

部位 病名 症状
呼吸器 インフルエンザ

肺炎など

寒気、発熱、関節痛、倦怠感
消化器 食中毒 寒気、発熱、腹痛、嘔吐、下痢
尿路 膀胱炎

腎盂腎炎

寒気、発熱、倦怠感、血尿

*腰痛、*殴打痛

子宮 子宮内膜炎 寒気、発熱、下腹部痛

*は腎盂腎炎の場合に出る症状です。

 

重篤な病気

 病名  症状  備考
がん

(悪性腫瘍)

 寒気、発熱、疼痛など  がんの部位により症状は多種多様
脳梗塞

脳出血

 寒気、発熱、頭痛、麻痺、めまい、手足のしびれ  ———————-
胆のう炎

急性胆管炎

寒気、発熱、

右脇腹痛、黄疸

敗血症になると非常に危険

腹膜炎になる可能性もあり

 腎梗塞(じんこうそく) 寒気、発熱、血尿、嘔吐

腰・上腹部・脇腹痛

心臓疾患から起こる

急性腎不全になる可能性も

 

その他

病名 症状 原因など
リウマチ 寒気、微熱、倦怠感、食欲不振 女性に多い
膠原病 寒気、微熱、リンパ節腫れ 初期は風邪に似た症状

女性に多い

広範囲の

外傷・熱傷

寒気、ショック症状 熱傷は、大人で体表面積の40%以上の受傷で生命の危機
うつ熱

(熱射病・日射病)

寒気、発熱、頭痛 体温より周りの温度が高すぎて熱を体外へ出すことができないため。
虫垂炎 寒気、微熱、腹部痛、吐気 放置すると腹膜炎になる可能性あり

関節痛がある場合はこちらの記事もチェック
風邪や熱で関節痛が出る原因と対処法を徹底解説!

 

発熱している時の食事

食事をしたくないことも多いと思いますが、発熱により体力も消耗しています。

消化の良いものや糖分、果物、野菜などビタミンCを摂るようにしましょう。

 

食欲がないときはみかんなどの柑橘系の果物と野菜をジュースにしたり、ゼリーやアイスキャンディなど口当たりの良いものをたべても良いです。

 

おかゆや雑炊はネギ、生姜、シソなどを加えて身体を温めるようにします。

【関連記事】
微熱が続く!咳や鼻水がとまらないのは危険なサイン?

スポンサーリンク

まとめ

fffffff 3

寒気がして熱が出るときの原因をいくつか紹介しましたがいかがでしたか。

風邪やインフルエンザだけでなく、いろいろな病気の可能性があることがわかっていただけたでしょうか。

 

熱が出たからと言ってすぐに解熱させない方向で体の免疫反応を活かすことも大事です。

 

ただ、身体がガタガタ震えるくらいの寒気や熱の場合は生命を脅かすこともありますので、

病院で診察を受け原因をはっきりさせて治療するようにしましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

スポンサーリンク
 
 

関連するこちらの記事も読まれています

サブコンテンツ