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ハネムーン症候群の症状はコレ【2つの治療は早めが重要!】

<監修柔道整復師 岡部大輔>
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「ハネムーン症候群」と呼ばれる症状をご存じですか?

ハネムーンと聞くと新婚さんやカップルを思い浮かべるかも知れませんが、実は相手が不在の人でも発症する可能性のある症状です。

もしかしたら、自覚しないままにあなたも症状が出ているかもしれません。

 

そこで今回は、ハネムーン症候群の症状を解説し、もし発症した場合にどのようなケアや配慮が必要なのかを解説します。原因を知ることで、症状を未然に予防する事ができます。

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ハネムーン症候群って何?

 

まずハネムーン症候群とはどんな病気なのでしょうか。

「ハネムーン膀胱炎」のように、仲睦まじいが故に発症してしまう病気のような印象がありますが、実はハネムーン期のカップル以外の人が発症する可能性の高い病気でもあります。まずは簡単にその内容を解説します。

 

ハネムーン症候群とはこんな病気

ハネムーン症候群とは俗称で、正式な病名は「橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)」といいます。俗称は他にもいくつかあり、「サタデーナイト症候群」「ハッピーストレス」とも呼ばれています。

 

橈骨神経とは、腕の受け根から指先まで伸びている神経を指します。この橈骨神経にダメージを受けることで麻痺が起きることを橈骨神経麻痺と呼びます。

 

腕全体に走る橈骨神経にダメージを受けるため、指先や指と指の間の水かきの部分といった末端部分はもちろん、手首や腕全体が上に上がらなくなる事もある病気です。

 

また腕だけではなく、足にも似たような症状が出る場合があります。こちらの原因は「腓骨神経麻痺(ひこつしんけいまひ)」といい、原因や症状はハネムーン症候群とほとんど同じです。

 

ハネムーン症候群の由来

なぜ「ハネムーン」という幸せすぎる俗称がついてしまったかというと、カップルがよく行う「腕枕」のような原因で橈骨神経麻痺を発症するためです

 

腕枕を行うと、相手の頭の重みで橈骨神経が圧迫され結果として麻痺が生じます。基本的に腕枕は男性が女性に対して行うことが多いので、男性によく見られる症状です。

 

新婚旅行から帰ってきて、新郎が腕を痛そうにさすっていませんか?いつも腕枕をしてくれる彼が、腕の違和感を訴えたことはありませんか?

 

腕枕を一晩しただけでも、そのたった数時間で発症するのがハネムーン症候群です。完治するためには個人差はありますが数ヶ月の治療が必要な場合もあります。

 

また、「カップルや夫婦だけに発症する病気」というわけではありません。うたた寝や移動中の車内など、腕を自分で自分の枕にすることはありませんか?

 

腕にある神経を圧迫することが条件で起きる麻痺なので、自分一人でも発症するのがハネムーン症候群の油断できない点です。

実際に、病院でハネムーン症候群と診断される人のほとんどが飲酒後の寝相や、別の関節痛を訴えて受診される人が多いのです。腕に負担をかける体勢をよくとる人は要注意です。

 

また男性以外にも、女性は切迫流産などで安静第一になり、腕を長期間体の下にして横になっているとハネムーン症候群を引き起こしやすくなるので要注意です。

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ハネムーン症候群の症状

 

実際にどんな症状が出た場合、ハネムーン症候群の疑いがあるのかご紹介します。

 

手首が上がらない

橈骨神経に麻痺が起きると、手首が上がらない状態になります。その症状は軽傷~重傷まで、だいたい5段階で痛みと症状の程度を区分することが出来ます

 

【レベル1(軽度)】

手首に違和感は感じるものの、水平より高く手首を上げられる状態

【レベル2】

げんこつを握られる程度には手首が動くが、水平近くにまでしか手首を上げられない状態

【レベル3】

げんこつを握りにくくなり、水平まで手首をあげることが困難になる

大体レベル3くらいで「ドアノブを握れない」などといった日常生活に支障が出始めます。

【レベル4】

げんこつが握れない、指先や手首がわずかに動く状態

【レベル5(重症)】

手首が垂れ、全く動かない状態

まるで腕全体が壊死してしまったように自分の意志では動かせなくなります。

 

また手に痺れが出る場合、腕の神経自体に問題がある場合ともっと上位の命令伝達器官である脳に問題がある場合もあります。

 

もしも頭痛と手の痺れが同時に起きた場合は脳内の血管に異常が起きた可能性もありますので、「気にしすぎかな」と安易に決めつけない方がいいでしょう。

 

運動神経の異常

手首に力が入らず、だらりと下方に向かって腕が垂れ下がった状態になることを「下垂手(かすいしゅ)」といいます。

手首に痺れやだるさを感じるだけではなく、握力がなくなったり指先を思うように動かせなくなるといった感覚の鈍さも出てきます

 

握力がなくなる上、手首のひねりも加えられなくなるのでドアノブが動かせません。その他にも書くこと・パソコン操作・乗り物の運転といった、普段何気なく行っている生活機能が大きく阻害されることとなります。

 

筋力低下

運動神経がうまく機能しないと筋肉を動かすことが出来ません。筋肉は長期間にわたって動かさない状態が続くと筋力が低下します

 

感覚神経の異常

痺れと共に、感覚の鈍さを発症します。痛みの程度には個人差がありますが、何もしなくても痛むのが厄介です。じっとしているだけでも苦痛を感じるため、精神的な理由による食欲減退や集中力低下、不眠といった症状が出ます

また不安感から息苦しさを感じる場合もあります。

 

痛みから逃れるための不摂生

神経そのものの痛みや感覚神経の摩耗などから逃れようと、喫煙量やアルコール摂取量が増加する傾向があります。不眠になってしまったために、「寝酒」と称して深酒になることもあります。

一時的には苦痛を誤魔化すことが出来ても、今度は喫煙や飲酒によって体調を崩しかねません。

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ハネムーン症候群の原因

 

そもそもなぜハネムーン症候群が発生するのでしょうか。その原因を知っておくと予防することが出来ますので解説します。

 

末梢性の麻痺

ハネムーン症候群を発症する原因はいくつかありますが、最も多いケースがこの「末梢性の麻痺」です。

腕枕のように、腕の橈骨神経に一定の時間負担をかけ続けることで、麻痺が生じます。圧迫する理由は腕枕だけではなく、「ちょとだけ」のつもりでとった仮眠も危険性があります

 

飲酒後眠くなり、自分で腕枕をして机に突っ伏して眠ってしまう一もいるかと思います。目覚めたとき、腕の痺れを感じたことはありませんか?腕に痺れが生じたのは末梢性の麻痺が生じた証拠です。

 

飲酒後や昼食後など、「ほんの少しだけ」のつもりで仮眠を取ったとしても、自分でも気付かぬうちに深い眠りとなり上腕に負担をかけてしまっているかもしれません。

 

一瞬のつもりでも後遺症が残るほどの麻痺が生じる可能性もありますから、仮眠を取る際は堂々と仰向けになって眠った方が健康のためにはなります。

 

外傷性の麻痺

何らかの外傷や損傷が原因で発生する麻痺を指します。

上腕骨折や肩関節の脱臼など、腕にダメージを受けたり、腕に受けたダメージを治すためにギプスで固定したことで圧迫を受け、結果として外傷性の麻痺が起きる場合があります。

 

せっかくの治療も、ハネムーン症候群のような後遺症を残すと意味を為しません。ギプスをあてたさいや腕の骨折が起き、治療に苦痛を感じた場合はすぐに医師に相談した方が安全です。

 

難治性の麻痺

原因がハッキリしないけれども、ハネムーン症候群を発症するケースもあります。

慢性と急性の2パターンがあり、慢性は一ヶ月以上症状が続く場合、急性はある日突然ハネムーン症候群の症状が出る場合を指します

 

違和感を感じているのに一ヶ月も放置していると、神経に正常な信号刺激が送られなくなってずいぶんと時間が経ってしまいます。また働けなくなった神経を覚醒させ、再び元の仕事を任せようとすると治療が長期化してしまいます。

 

症状をよく見極め、症状が出始めてから一ヶ月以内には医療機関に相談するようにしましょう。

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ハネムーン症候群の治療法

 

ハネムーン症候群の原因や症状について解説しました。次は万が一ハネムーン症候群を発症したらどのように対処し治療すればいいのかを解説します。

 

早期発見・早期治療

ハネムーン症候群はスピードが命です。新郎や彼氏が腕の違和感を訴え、なおかつその症状に今回紹介したポイントが見受けられるようであればすぐに病院で受診しましょう。

 

レベル1~2の症状の段階で受診すれば、ビタミン剤の投与血行の改善でハネムーン症候群を治すことができます。

 

レベル3になると患部を治療するだけではすみません。衰えた筋肉や神経の機能を回復するためのリハビリが必要になります。リハビリは数ヶ月の期間を覚悟する必要があり、橈骨神経の周囲の筋肉をしかっりとリカバリさせます。

 

専門医を受診する

見当違いな診断を下すお医者さまの元で治療に励もうとしても、なかなか成果は上がりません。特にレベル4以上の患者さんの場合、専門医の指導の下で治療やリハビリを受けなければ後遺症が残る可能性があります。

ハネムーン症候群の特徴的な症状が出た場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

 

物理療法

温熱療法・低周波治療といった治療方法を試みる場合もあります。

症状がレベル1~2までであれば物理療法を必要としないことが多いのですが、レベル3以上になると物理治療とリハビリが必要になります。

 

基本的には安静にすることが重要な病気ですが、ある程度しびれなどの麻痺症状が落ち着いたら運動療法も取り入れ、衰えた筋力や神経の機能を取り戻す事が重要になります。

 

いずれにしても専門医の指導の下、物理療法は行われます。素人が生半可な気持ちで「運動で麻痺を治そう」と闇雲に体を動かすと逆に症状が悪化しますのでやめておきましょう

 

ハネムーン症候群の症状と原因、対策方法についてご紹介しました。名称はロマンチックですが、恋人や伴侶が居なくても発症する可能性のある病気です。

 

一度発症すると日常生活が送りにくくなる上、発症から時間が経てば経つほど完治が難しくなる病気です。早期発見をこころがけましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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