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凍傷の3つの治療方法【症状や応急処置も解説!】

<監修医師  WASHIO>
1凍傷とは、低温が原因で生じる皮膚や皮下組織の傷害です。極度の低温はもちろん、0℃を少し下回る程度の温度でも長時間さらされると生じることがあります。

 

凍傷になってしまった場合、適切な治療を行わないと最終的には切断しなければならなくなることもあります。今回はそんな凍傷の症状や治療方法をご紹介します。

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凍傷とは?その症状について

 

皮膚の変色

指先や足先が低温下にさらされると、血管の収縮が始まります。これは中枢の体温を逃がさないように身体の防御機能が働くために起こる現象です。

これにより皮膚は青白く変色します。その後、細胞の凍結が進むにつれて紫色になっていき、最終的には細胞が壊死して黒い色になります。

 

灼熱痛

軽度な凍傷の場合、温めるとやけどのような熱い感覚にかゆみや痛みが伴います。

長時間凍傷が続いた場合、四肢末端が低酸素により神経障害を生じ、知覚が失われてしまうため痛みは感じなくなります。神経障害は初期であればまだ治癒の可能性があります。

 

浮腫(むくみ)

浮腫も灼熱痛と同様に初期の凍傷で温めると現れます。その他に皮膚の充血や発赤なども見られます。

 

水疱

水疱は、患部を温めてから数時間から数日で現れます。

ただし、水疱の液体が透明で指先まで広がっていればその下の組織は回復しますが、水疱に血液が混ざっていたり、温めても全く水疱ができないような場合、回復不可能な可能性が大きいです。

 

壊死

凍傷になって時間が経ち、重度になると患部は壊死してしまいます。火傷4度と同様に、この壊死の状態まで進むと凍傷の4度となります。

この場合、治癒は不可能と言われています。そのまま放置すると患部は腐るかミイラ化してしまうので、切断しなければなりません。

 

凍傷としもやけの違い

凍傷としもやけは似ているように思えますが、根本的に定義が異なります。

凍傷は氷点下の環境にさらされることによる組織の障害ですが、しもやけは寒さのために血行が悪くなり生じる炎症のことで、患部は赤いです。

 

凍傷と同様に四肢末端に発症しやすく、症状はジンジンとむず痒いような、熱いような感覚があります。

指に発症した場合、患部が硬く膨れ上がることもあります。特に気温が5℃前後で昼夜の気温差が大きい時期にしもやけになりやすいとされています。

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凍傷になった際の応急処置

 

温める

凍傷が疑われる場合、とにかく早急に温めることが大切です。できるだけ暖かい場所に移動し、可能であれば患部を40℃から42℃くらいのお湯に浸けます。

 

お湯が用意できない場合は、凍傷に冒されていない人の皮膚に接触させることで対処しましょう。

温める処置を途中で中断して患部を冷やしてしまうと損傷をさらに悪化させる恐れがあるので注意しましょう。

 

ちなみにアルコールを飲んで身体を温めることも良いと思われがちですが、実はアルコールは血管を拡張する作用があり、結果的に余計に身体を冷やすことに繋がるので、応急処置としては適切ではありません。

 

患部を刺激しない

凍傷部位に含まれる氷の結晶が周囲の組織を傷つける恐れがあるため、決して凍傷部位をこすったり、叩いたりしてはいけません。

 

衣服を緩める

血行をなるべく良くするために、身体(特に患部の周辺)を締め付ける衣服や靴などは脱ぐか締め付けを緩めましょう。

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凍傷の治療方法

 

加温

医療機関に収容された場合も、基本的な治し方は患部を温めて血行を良くすることです。これは患部に知覚や運動機能が回復するまで続けます。

 

薬の投与

血行促進や、細菌感染を予防するために、プロスタグランジン製剤や抗血小板剤、抗生物質、ステロイドなどの投与が行われます。

これらは飲み薬軟膏などがありますが、軟膏の場合は患部を刺激から防ぐという役割もあります。

 

高圧酸素療法

組織の低酸素症を防ぎ、浮腫を軽減することにより壊死に瀕している細胞の回復を試みる治療法もあります。

しかし、この治療方法は症例報告はありますが、実際の効果が期待できるかまでは証明されていません。治療を受けたい場合は医師との相談が必要となります。

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凍傷の後遺症

 

凍傷は重症の場合、壊死した指は切断しなければいけないことがあります。切断は免れたとしても、凍傷により損傷した傷が痕となって残ることもあります。

 

さらに、一度凍傷を経験すると、再び寒冷にさらされたときにすぐに先端が紫色になったり、ジンジンとしたしびれを感じたり、凍傷になりやすくなることが分かっています。

これは長いと4,5年続くことがあります。しっかりと手袋や耳あてなどで防寒して、再発を防ぎましょう。

 

凍傷は手指や足指だけでなく、寒冷にさらされやすい鼻や耳もなることがあります。

さらに雪山などの寒冷地だけでなく、ドライアイスに触れてしまったりアイシングをするだけでも凍傷の危険があります。

日常生活でも十分に凍傷の危険がありますので、注意が必要です。

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