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ぎっくり腰の治し方!5つの方法でアプローチしよう!

<監修柔道整復師 岡部大輔>
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椅子から立ち上がるときや床のものを持ち上げようとしたとき、突然腰に激痛が来ることがあります。

寒くなるこれからの季節は特に注意が必要かもしれません。

 

そんなぎっくり腰の原因と治し方をご紹介します。

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ぎっくり腰になる2つの原因

ぎっくり腰とは腰椎のずれによって腰の筋肉が炎症をおこしてしまうことを言います。その原因ですが2つ考えられます。

 

1.筋肉疲労・骨のゆがみ

ぎっくり腰は突然起こったように思われるかもしれませんが、日々の運動不足や睡眠不足等により筋肉の疲労回復ができないまま蓄積した結果が現れたものなのです。

 

たとえば仕事などにより同じ姿勢(座りっぱなし、立ちっぱなし等)を長時間続けると筋肉の柔軟性がなくなり固くなります。

それにより骨にゆがみが生じてぎっくり腰になるのです。

 

2.過剰負荷

勢いをつけて姿勢を変えた時に起こります。

たとえば急に立ち上がったり、起き上がるなどの動作をしたときに腰に負荷がかかって起こります。

ではどのような手当の仕方があるのでしょうか。

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ぎっくり腰に鎮痛剤(ロキソニン)を使おう

 

「ぎっくり腰で痛くて動けない!けれど今日はどうしても仕事に行かなければならない」なんてことありますよね。

そんな時はロキソニンを利用しましょう。

 

ロキソニンは解熱・鎮痛・抗炎症作用がありますので、炎症を起こしているぎっくり腰にも効くのです。

ただし、以下の点に注意してください。

 

1.服用できない人がいます。

・15歳未満の小児

・本剤に含まれる成分でアレルギーになったことがある人

・本剤、風邪薬・解熱鎮痛剤でぜんそくになったことがる人

・胃・十二指腸潰瘍・肝臓病・腎臓病・心臓病の治療をしている人

・血液の病気になった人

・出産が近い妊婦など

 

2.長期間服用しない

・副作用があるのであくまでも応急処置として飲みましょう。

 

3.食後に服用する

・胃を荒らすので食後に飲めない場合は胃薬と併用するなどしてください。

【関連記事】
お酒で頭痛がする時の治し方!ロキソニンが活躍する?

 

注意点の所にも書きましたが、鎮痛剤の服用はあくまでも応急処置です。

痛みが治まって動けるようになったら服用を止めましょう。

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効果的な湿布の貼り方

湿布は薬効や性質によって種類分けされます。

 

第一世代 第二世代
作用 緩やかな消炎鎮痛 経皮鎮痛消炎薬なので比較的強い
種類 冷湿布 温湿布 冷感 温感
症状 急性 慢性 急性・慢性 慢性
温感 冷たく感じる(水分蒸発で温度が下がる) 血行促進作用があり温かく感じる 冷たく感じる(*冷やしてはいない) 温かく感じる
成分 メントール、カンフルなど 唐辛子エキス、カプサイシンなど インドメタシン、フェルビナクなど非ステロイド系消炎・鎮痛剤配合 インドメタシンなど非ステロイド系消炎・鎮痛剤配合

 

パップ剤 プラスター剤
特徴 ・水分を多く含んだ薬効成分を塗布した湿布

・粘着力が弱くテープか包帯で固定が必要

・かぶれが少ない

・薄いテープ状の布に薬効成分を吸収させたもの

・粘着力が強くかさばらないがかぶれやすい

・関節などに貼るのに便利

種類 冷湿布 温湿布 冷感 温感
症状 急性 慢性 慢性
温感 冷たく感じる(水分があるので蒸発と共に冷える) 温かく感じる パップ剤ほど冷却効果はない パップ剤ほど温効果はない
成分 サリチル酸メチル、メントール、インドメタシン、フェルビナク等 唐辛子エキスなど インドメタシン、ケトプロフェンなど

 

急性とは打ち身、捻挫、打撲など患部に急激な炎症が起きているときを言います。

慢性は肩こり等筋肉のこわばりがあるときを言います。

 

一般的に熱を伴っている急性の痛みには冷感パップ剤を貼ります。

痛みがひどいときには第二世代の冷感タイプにします。数日経っても痛みが治まらないときには病院へ行きましょう。

 

また、注意点として副作用があります。

長期間湿布を貼っていると皮膚がかぶれることがありますし、体調によってはアレルギー症状(蕁麻疹、呼吸困難)、

ぜんそくの発作(アスピリン喘息)、光線過敏症などを起こすこともありますので注意してください。

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ぎっくり腰にはツボも効果的なんです

ぎっくり腰に効くツボはいくつかありますが、自分で押せるツボをいくつかご紹介します。

 

部位 ツボ 押し方
手の甲 腰腿点

(ようたいてん)

親指で1回1~2分軽く押す。1日に3~5回。

内くるぶし

中封

(ちゅうほう)

親指で1回3~5秒、3~5分気持ち良い強さで押す。
 

腰痛帯

右から臀部、坐骨神経、腰痛点

両耳のオレンジの部分を親指と人差し指で同時に3秒つまんで押し、1秒休んでまた押す。これを30~50回ゆっくり繰り返す

 

お風呂で温める方法

ぎっくり腰には急性期と慢性期があります。急性期は炎症を起こしているのでお風呂は避けて患部を冷やすようにしてください。

慢性期になったらお風呂にゆっくり浸かって血行を良くします。入浴は筋肉のこわばりをほぐしてくれます。

 

ただ、慢性期になったといっても入浴をして悪化する場合があります。

その場合はすぐに痛みのある部分を冷やすようにしましょう。

 

ぎっくり腰に効くストレッチのやり方

急性期には安静が第一ですが、痛みがなくなってきたら少しずつストレッチをして筋肉のこわばりをなくしていきましょう。

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膝倒し

1.膝を立て、腕は軽く開いて仰向けに寝ます。

2.ゆっくり右に足を倒します。痛くなる前に止めましょう。

3.左も同様に行います。

4.左右5回を目途に行います。

 

・腰ゆらし

1.うつ伏せに寝て軽く右足を曲げます。

2.頭を固定し、両腕で床を押しながら腰から足にかけて左右に揺らします。

このとき、腰に力が入らないように気をつけます。

腰が痛くない揺らし方を探りながら動かしてください。

揺らすことによって腰・お尻の筋肉がゆるんできます。

3.左足を曲げて同様の動きをします。

 

どちらも無理矢理やらず軽めに行うのがポイントです。

やってみて痛いようでしたら痛みが引くまで止めてください。

 

ぎっくり腰を治す方法をご紹介しましたがいかがでしたか。

症状によって対処の方法が違いますのでご自分がどのような状態なのかをしっかり見極めて行ってくださいね。

不安でしたら無理をせず動けるまで安静にして医者に行くようにしてください。

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