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ふくらはぎの筋肉痛が治らない!解消法はここを見て!

<監修医師 まっちゃん>
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ふくらはぎが筋肉痛になって痛い、なんてことありませんか?

筋肉痛は運動した後に起こるものだと思われがちですが、まれにそうでない場合もあります。

 

ここでは筋肉痛とそのほかに考えられる疾患について、痛みの解説とともに解消法を紹介していこうと思います。

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ふくらはぎが筋肉痛になる原因

 

運動後に起こる筋肉痛<遅発性筋痛>

一般的に筋肉痛というと、運動後しばらくしてから起こるものというイメージがあります。

 

この痛みは「遅発性筋痛」と呼ばれ、現在はっきりとしたメカニズムは解明されていません。

 

一般的には、運動で生じる乳酸の一部が筋肉の中にある毛細血管に長時間残り、

これが筋肉への酸素の供給を邪魔して痛みを引き起こすもの(肩こりと同じ現象)というのが仮説として挙がっています。

 

しかし、その矛盾点が指摘され、現在では運動によって傷ついた筋線維を修復しようとするときに起こる痛みといわれています。

 

運動中に起こる筋肉痛<肉離れ>

運動中に起こりやすい疾患では「肉離れ」があり、急激に筋肉が収縮した結果、筋膜や筋線維の一部が損傷するものです。

 

段階としては、軽症(部分的に小規模の筋断裂が生じているものの自力歩行可能なもの)。

 

中程度(筋線維の一部断裂、筋膜の損傷、皮下内出血を起こしている状態で、自力歩行が難しい)、

重症(部分断裂が深く、患部には陥凹部が確認できる状態で、自力歩行は不可能)と分別されます。

 

原因は筋力不足、柔軟性の欠如、オーバーワークによる筋疲労があげられます。

 

現在では運動不足の成人に多く、十分なウォーミングアップを行わずに運動したため怪我をしてしまうケースです。

 

運動をしていない場合に起こる筋肉痛<静脈血栓症>

特に運動をしていないのに、筋肉痛のような痛みがある。

 

このような場合は「静脈血栓症」の可能性があります。一般的にはエコノミークラス症候群と呼ばれる疾患です。

 

その名のとおり静脈に血栓ができる疾患で、血管内に血栓ができ、血流やリンパの流れが悪くなる疾患です。

 

この静脈血栓症は太ももやふくらはぎに痛み・むくみがあり、まれに皮膚の色が変わることがあります。

肺塞栓症を起こしやすい原因ですので、すぐに病院へ行き診断を受けて下さい。

【関連記事】

下肢静脈溜の初期症状は痛みやかゆみ?見落とさないで!

 

長時間立ちっぱなしや座位での作業をされている方などに多く、症状が進行すると手術をしなければならない場合もあります。

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ふくらはぎの筋肉痛はこんな症状が出ます

 

ふくらはぎの筋肉痛の症状

ふくらはぎで起こる痛みは筋肉痛では筋損傷(筋肉に傷がつくもの)と筋疲労(普段使わない筋肉を使ったときに起こるもの)があげられます。

 

こちらは遅発性筋痛と同じ分類のもので、運動中から運動後しばらくたってからじわじわと痛み出します。

痛みは自然と治まるため、なにも心配することはありません。

 

しかし、突然の激痛や長期間続く痛みは、アキレス腱断裂や、肉離れ、骨折などもが考えられるため病院にて検査してもらいましょう。

 

ふくらはぎの筋肉痛を解消する5個の方法

 

RICE処置

患部が熱い場合や腫れている場合には応急処置でRICE処置(ライス処置)というものがあります。

Rest(安静)Ice(アイス・アイシングとも)Compression(圧迫)Elevation(挙上)の頭文字をとったものです。

 

そしてそれは怪我をした部分の状態を悪化させないようとどめる処置のことを指します。

一般的にはスポーツでよく起こる打撲、捻挫などで使われるものですが、筋肉痛についても有効です。

 

RICE処置に関しては下の記事の中で具体的なやり方についても解説しているので参考にしてみて下さい。

【関連記事】
ふくらはぎの肉離れの症状と治療法!早くなんとかしたい!

 

患部を温める

運動後、入浴中など患部が冷えている場合や硬くなっている場合では逆に患部を温めることが効果的です。

運動によって細かな傷がいくつもできた筋肉は、それを修復しようと栄養を血液に運ばせます。

 

そのとき患部を温めることで血流をよくしどんどん栄養を運ばせることでより早く回復させることができます。

 

このとき軽くマッサージするなどして、毛細血管のすみずみまで血液が行き渡るようすることも効果的です。

 

ただし、揉みすぎると逆に筋肉の傷を深くしてしまう場合があるため、血を流すようにさするようにするイメージで行いましょう。

 

冷却→温め→冷却→温め…を繰り返す

痛みが強くない場合には外部からの作用で体の代謝を促進する方法が有効です。

アイシングなどで冷やし、収縮させた患部の血管を温めることによって膨張させ、血流を促し、それを交互に行います。

 

そうすることで一時的に栄養のポンプのような作用をもたせられます。

これはおよそ1分ごとに繰り返し、最長10分間を目安に行うようにしてください。

 

栄養補給と睡眠

筋肉の修復にはたくさんの栄養が必要になります。

 

そのため運動後30分以内では栄養価が高く消化吸収のいい食べ物を摂り、

2時間以内にたんぱく質と糖質中心の栄養バランスのとれた食事をとることが効果的です。

 

30分以内では疲労回復に有効なクエン酸を含む柑橘類のジュースや、アミノ酸入りのスポーツドリンク、りんご酢や黒酢を薄めて飲んだり豆乳にプロテインを混ぜて飲むなど。

 

これらの食品に含まれるクエン酸には、筋疲労の原因となる乳酸の生成を抑制する働きがあり、アミノ酸には傷んだ筋肉の補修に役立ちます。

 

2時間以内の食事では、早食いをせずよく噛んでゆっくりと食べてください。

お腹いっぱいにしてしまうよりも、腹八分目にするといいでしょう。

 

また十分な睡眠をとることで、寝ているときに分泌される成長ホルモンが筋肉の回復に大きく貢献してくれます。

 

最近ふくらはぎが痛むなぁ、筋肉痛かな?

最近運動していたかな?そんなとき、体が発する痛みのサインは、もしかしたらあなたの体を守るエラーサインかもしれません。

【関連記事】
ふくらはぎの肉離れの症状と治療法!早くなんとかしたい!

 

これらの処置のあと、まったく痛みに変化がない場合は前文でも紹介した肉離れや骨折、静脈血栓症である可能性があります。

これらを見逃さないため、心当たりのある方は一度整形外科へ受診することをおすすめします。

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