ホットミルクの4つの効果に驚き【胃痛や便秘解消の飲み方を伝授】
<監修薬剤師 藤沢 淳司>
日頃、牛乳は飲むことがあってもホットミルクを飲むことはあまりないと思います。牛乳にはない効果がホットミルクにはあります。今回はホットミルクの飲むことで得られる効果や、効果を更にアップさせることのできる飲み方を紹介します。
ホットミルクの驚きの効果
鎮静作用
牛乳には主にカルシウムやビタミン、オピオイドペプチドなどの成分が含まれています。これらの成分には静作用があると言われていて、イライラを抑える働きがあります。
また、胃の粘膜を守る働きもあります。冷たいまま飲んでしまうと胃腸への刺激が強いですが、温めてホットミルクにすることで胃腸への負担が無くなります。
更に、胃酸を抑える働きがある為に消化を助けて、胃の負担を軽くしてくれる効果もあります。
牛乳の効能についてはこちらも参考にして下さい。
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便秘解消
牛乳に含まれる乳糖成分は腸内環境の改善をし、正常な働きへと整えて、便秘解消効果があります。腸内環境が良いと肌荒れも起こしにくくなるので欠かせません。
代謝アップ
ホットミルクを寝る前に飲む事で熟睡効果があります。
熟睡できることで成長ホルモンが分泌され、新陳代謝が上がります。そのために脂肪を燃焼しやすく、太りにくい身体づくりができます。
また、ホットミルクにすることで内臓から体温を上がり、新陳代謝がよくなることでデトックス効果が期待でき、さらには美肌にも効果があります。
ダイエット
代謝アップをする事でもダイエットには効きますが、ホットミルクを飲むことで満腹感を得られ、食事前に飲むと食事の量がセーブできます。空腹感があるまま食事をしてしまうよりもホットミルクを飲むことで食事量を抑えることができます。
胃痛や便秘解消など悩み解消の飲み方
ホットミルクには胃痛や便秘解消効果があることが挙げられましたが、効果的な飲み方があるのを知っていますか?効果をきちんと得られる飲み方を知っておきましょう。
ホットミルクには熟睡するのに効果的な乳頭成分が入っていて、寝る前に飲むといいというのは先ほど説明しましたね。代謝がアップして太りにくくなり、また、美肌効果まで期待できます。
そしてこれまでは寝る前に飲むといいと行ってきましたが、朝起きてからのホットミルクもおすすめです!朝起きてすぐ飲むとも寝る前以上に便秘解消やダイエットに効きます。
朝は、胃腸の働きの中でも特に排便が活発に働く時間帯です。その時間帯に合わせてホットミルクを飲むことで、腸を活発にして内蔵から体温を上げることで代謝アップが期待できます。
また、気分を上げることも美容や便秘解消には大切です。ホットミルクがいいからと言って寝る前に飲み過ぎると尿意で夜中に目覚めることがあり、睡眠の質が落ちてしまいますので、コップ1杯分の適量に抑えるようにしましょう。
睡眠の質をアップさせるコツについてはこちらを参考にして下さい。
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また、ホットミルクには胃粘膜を保護する役割もあるので胃腸が弱っている時だけでなく胃酸多過や予防的にも飲むと良いでしょう。
しかし、乳糖不耐症の方は下痢、けいれん性便秘などの注意が必要ですし、過敏性腸症候群やアレルギーのある方にとっては症状を悪化させてしまう事もあるために注意してください。
牛乳の種類
牛乳にはいくつかの種類があります。どのような種類があるのか説明します。
成分調整牛乳
乳脂肪分、無脂乳固形分(たんぱく質、糖質、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分)、水分などの成分の一部を取り除いたものです。無脂乳固形分は牛乳と同じく8.0%以上あります。
低脂肪牛乳
生乳から乳脂肪分の一部を減らして低脂肪にしたものです。牛乳と同様、水や他の原料は何も加えていません。乳脂肪分以外の成分は牛乳とほとんど同じです。
加工乳
生乳にバターや脱脂粉乳など他の乳製品を添加して、成分を調整したものです。加えてもよいのは乳製品と水に限られていて、乳成分を濃くした濃厚タイプや低脂肪タイプのものなどがあります。
乳飲料
加工乳の原料が生乳や乳製品と水に限定されているのに対し、それ以外の原料も加えてよいのが乳飲料です。カルシウムの強化や、ビタミンや鉄分を加えた栄養強化タイプとコーヒーや果汁、香料を加えた嗜好飲料タイプなどがあります。
無脂肪牛乳
低脂肪牛乳よりさらに乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%未満にしたものの事です。乳脂肪分以外の成分は牛乳とほとんど同じです。
特別牛乳
特別牛乳さく取処理業の許可を受けた施設で搾った生乳を処理して製造したものです。乳脂肪分は3.3%以上、無脂乳固形分は8.5%以上で「牛乳」より濃厚です。
牛乳にプラスワンで効果倍増
牛乳やホットミルクについて様々な事を説明してきましたが、効果アップする事のできる食材があるのをしっていますか?いくつか紹介していきます。
黒糖
黒糖にはビタミン、カルシウムが豊富に含まれていて、ビタミンは代謝をアップさせて美肌効果をもたらし、カルシウムは骨や骨格を作る手伝いをしてくれます。黒糖には疲労回復効果や便秘改善効果もあります。
フルーツ
食物繊維たっぷりのグラノーラとフルーツとホットミルクを組み合わせれば、ダイエット効果も期待できます。バナナを混ぜるとの自然な甘さのあるホットミルクができます。
また、チョコレートを加えて溶かすと、スイーツ感覚で飲めます。小腹がすいた時、ほっと一息つくには良いですね。
カカオの効能についてはこちらを参考にして下さい。
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はちみつ生姜
はちみつと生姜を加えることで、牛乳の中に含まれる睡眠に欠かせない成分(トリプトファン)を体内に吸収しやすくする働きをもっています。そのため、牛乳とはちみつを組み合わせて摂ると、睡眠ホルモンの分泌を促し、更に質の良い睡眠がとれます。
シナモン
シナモンには鎮痛効果や血流を良くする働きがあるといわれています。また、シナモンの香りにはリラックス効果も期待できるので、疲れた時にはぴったりです。
先ほどの生姜、はちみつにプラスしてシナモンを加えるとさらに身体もポカポカぐっすり眠れること間違いないです。
これまでホットミルクの効果について説明してきましたが、今後の習慣には良いことが沢山あったと思います。牛乳のカロリーはさほどありませんが、寝る前に飲んで歯磨きをせずに寝てしまうと虫歯になる可能性があるので、注意をしてくださいね。
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