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麦茶の8つの効果効能に驚き【飲み過ぎには注意して!】

<監修医師 春田 萌>
飲む

夏の定番の飲み物と言えば「麦茶」ですが、その栄養や効果効能についてはあまり知られていないのではないでしょうか?

美味しいだけじゃないんです!麦茶の驚きの効果効能、そしておすすめの飲み方をご紹介します

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麦茶に含まれる栄養素

 

麦茶には「麦茶」と「はと麦茶」の2種類があります。麦茶とは「大麦」、はと麦茶は「はと麦」が原料になります。

 

よく耳にする「六条大麦」というのは麦の分類の事で、日本で大麦といえばこの六条大麦の事を指します。

 

大麦の収穫時期が初夏であることから、麦茶は夏の飲み物とされてきました。平安時代から飲まれていて、緑茶よりも古くから飲まれていたそうです。

 

そんな麦茶に含まれる栄養素はマンガン・カリウム・マグネシウム・リン・亜鉛などのミネラル、リノール酸、食物繊維です。

 

その量自体は決して豊富ではありませんが、「アルキルビラジン」という成分が血液をサラサラにしたり、胃粘膜を保護したりする働きがあります。

 

また飲料として砕いてあるパックの麦茶には食物繊維はほぼ含まれませんが、粒の麦茶には豊富に含まれているので食物線維を摂りたい場合は粒の物を選びましょう!

 

最近は「食べる麦茶」も市販されているので、そのまま食べたり、ご飯と一緒に炊いたり、サラダやデザートに使ったりと色々なアレンジをして食物繊維を摂ることができます。

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麦茶の効果効能

 

血液サラサラ&イライラ防止

麦茶の香ばしい香り。あの独特の香りには、大麦を炒ったことで発生する血液をサラサラにし、血行を促進する成分「アルキルビラジン」が含まれています

 

また、麦茶にはGABAという血圧を下げてくれる成分も含まれています。麦茶を飲むだけで、血液サラサラ、高血圧予防ができるなんて嬉しいですね。朝起きてすぐのタイミングが一番効果があるそうです。

 

また、食事の30分~1時間前に飲むことで空腹感を和らげ、食べ過ぎを防ぐ効果があるといわれています。

 

また、GABAには神経伝達物質を抑える働きがあるため「イライラ」を抑制してくれる効果があります。これらはストレスの緩和や不眠解消効果、PMSにも効果が期待できます。

 

体を冷やして疲労回復

東洋医学では大麦は「体を冷やす食べ物」とされていて、大麦が原料である麦茶も体を冷やす効果があります。熱くなった体に麦茶を摂り入れることで体の中からクールダウンされ涼しく感じるようになります。

 

ただ、冷え性気味の人は冷え過ぎてしまうこともあるので注意が必要になります。その場合、常温で飲むなどすると冷え過ぎが防げます。

 

また麦茶に含まれるカリウムはデトックス効果や利尿作用があり、尿とともに熱が体外に排出されます。夏場に麦茶を飲むというのは理に適っているんですね!

 

暑さによる水分不足・ミネラル不足で引き起こされる熱中症にも効果があるのでこまめに摂りたいですね。

 

*おすすめ!塩麦茶&砂糖麦茶*

 

熱中症予防におすすめなのが塩麦茶。麦茶1リットルに対し天然塩1gを混ぜます。疲労回復には砂糖麦茶。麦茶1リットルに対し砂糖1gを混ぜます。

 

熱中症の症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
熱中症と眠気の関係とは【だるさなど症状について詳しく解説!】

 

妊婦さんにもおすすめ

麦茶にはウーロン茶や緑茶のようにカフェインやタンニンがふくまれていません。それなので、赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲むことができます。

 

カフェインを避けたほうが良い妊婦さんにもおすすめの飲み物です。寝る前にカフェインを摂ると眠れなくなる、と言われていますが麦茶は就寝前に飲んでも安心です。

 

また保存料や甘味料などの添加物を使用していないので、安心・安全な飲み物です。

 

その他の効果

麦茶には他にもたくさんの効果効能が期待されます。

 

✅ 虫歯予防 ・・・・ 虫歯の原因「ミュータンス菌」を抑制してくれます。

 

✅ 美肌・美容効果 ・・・ 亜鉛には美肌効果があり、シミ・そばかすを防いでくれます。

 

✅ 胃が荒れない ・・・ 麦茶はノンカフェインで、大麦には胃粘膜を保護する効果があるのでたくさん飲んでも胃が荒れる心配がありません。食前に飲むと「胃炎」に効果が期待できるそうです。

 

✅ がん予防効果 ・・・ 麦茶に含まれるp-クマル酸には抗酸化作用があり、発がん性物質を抑える働きがあります。特に「胃がん」のリスクを減らすといわれています。

 

✅ 生活習慣病予防 ・・・ p-クマル酸の抗酸化作用により、心筋梗塞などの生活習慣病の原因物質を除去する効果があるといわれています。

 

また、GABAにも中性脂肪やコレステロールを下げる作用があるので肥満や糖尿病予防に効果が期待されています。

 

✅ 低カロリー ・・・ たんぱく質・炭水化物・脂質などの三大栄養素が含まれていないため、ほぼノンカロリーな麦茶はダイエットにもおすすめです。

 

運動後のスポーツドリンクは意外に高カロリーなので、カロリーの摂りすぎになることがあります。

 

ざっと挙げただけでもこんなに健康に良い効果が期待できる麦茶は、「冷え」に気をつければ冬場にも積極的に飲みたいおすすめ飲料です。

【関連記事】
美肌に良い食べ物!【即効性を求めるならコレがおすすめ!】

 

*おまけ*

お茶を煮だした後のティーパックは脂汚れを摂るのに最適です。キッチンの気になるところをさっと擦り、水拭きするだけでピカピカになります。

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麦茶の飲み過ぎには注意して!

 

冷え過ぎに注意!

麦茶には体を冷やす効果があるので、冷たい麦茶を一度に大量に摂取すると急速に体が冷やされて下痢や腹痛の原因になってしまいます。

 

また氷を入れてキンキンに冷やしてしまうとからだが急激に冷やされ消化機能や代謝を落としてしまい麦茶の持つ効能を発揮できなくなるので注意が必要です。

 

特に妊娠中の冷えはつわりの悪化や難産の原因になってしまうので、妊娠中は基本的にホットで飲むなど工夫が必要です。温かい麦茶に生姜のすりおろしを少し加えて飲むと冷えの改善に効果があるそうです。

 

一度に大量摂取はNG!

人が1日に必要な水分量は2リットルと言われています。それなので麦茶を1日に2リットル飲んでも特に問題はありませんが、一度に大量摂取しすぎると胃液が薄まり消化を遅らせてしまうので、適量をこまめに飲むよう心がけましょう。

 

また過剰な水分の摂り過ぎは水中毒になる危険性があるので注意が必要です。

水中毒についてくわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
水中毒の7つの原因!【治療法も確認してみて】

 

また意外なことですが、麦茶を食事と一緒に摂ると胃の粘膜を薄めてしまい胃に負担がかかってしまうので注意が必要です。食前や食後30分~1時間くらいの摂取が理想的だといわれています。

 

アレルギーに注意!

麦茶は「麦」を使用した飲み物なので、小麦アレルギーの人は症状が出る場合があります

 

また「大麦アレルギー」というものもあるそうなので、麦茶を飲んで口の中にかゆみや体に発疹が出た場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

 

運動中や運動後はNG!

運動した後に麦茶を飲んでしまうと、汗をかいている上にカリウムがナトリウムを体外に排出してしまうので塩分が不足して脱水症状を引き起こすことがあります。

 

運動中や運動後に飲む場合は先に記述した塩麦茶にして塩分を補給しましょう。

 

美味しい麦茶の淹れ方

日常的に飲む麦茶はティーパックなどで手軽に作れる方がいいですよね。でも、一手間かけるとさらに美味しい麦茶が楽しめます。

 

ぜひ試してみてください!

 

*材料*

丸粒の麦茶  大匙5~6杯(ティーパックの袋に入れておく)

水1リットル

 

まず、水を沸かし沸騰したらティーパックを入れ3~5分弱火で煮だす。火を止めたらティーパックを取り出し、大きめのたらいなどに氷水を入れやかんごと冷やす。

 

冷えたら容器に移し、冷蔵庫に入れ二日以内には飲みきる。

 

また、少し濃いめに入れた麦茶と牛乳でカフェオレ風にアレンジても美味しくいただけるのでいろんな麦茶ドリンクを楽しんでみてください!

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