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レボフロキサシン錠の7つの効果!【この怖い副作用に注意して!】

<監修薬剤師 seina akasa>
薬 

レボフロキサンシン錠というお薬をごぞんじでしょうか?ニューキノロン系の抗菌剤で、細菌感染の治療に使われるお薬です。

今回はこのレボフロキサンシンの効果や副作用について解説します

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レボフロキサシン錠の7つの効果

この薬は主に細菌による感染症の治療に使われています。

 

どのような症状に効果があるのででしょうか?

✅ 皮膚感染症

・乾癬 ・にきび 等

 

✅ 呼吸器系感染症

・急性咽頭炎 ・急性扁桃腺 ・急性喉頭炎 等

 

✅ 泌尿器感染症

・膀胱炎 等

 

✅ 婦人科感染症

・子宮内感染 ・乳腺炎 等

 

✅ 眼科感染症

 

・感染性結膜炎 ・感染性角膜炎 等

✅ 耳鼻科感染症

・咽頭結膜熱(プール熱) ・ヘルパンギーナ

 

✅ 歯科感染症

 

このように、細菌感染した場合に幅広い用途で使用されています。細菌感染になった時に起こる、化膿・発熱・痛み等の症状が収まります

 

また、細菌による二次感染の予防にも処方されることがあります。これは、細菌のDNA(遺伝情報物質)のコピーを作る(複製)事を抑制し菌を殺す働きがあるからです。

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レボフロキサシン錠はこんな菌に作用する

 

ブドウ球菌

・とびひ(伝染性膿痂疹)・中毒性表皮壊死症・化膿性乳腺炎

 

連鎖球菌

・中耳炎・副鼻腔炎・蜂窩織炎(ほうかしきえん)

 

肺炎球菌

・肺炎・髄膜炎・副鼻腔炎・中耳炎

 

インフルエンザ菌

※流行性感冒(インフルエンザウィルス)とは違います。

・Hib(ヒブ)・急性急性喉頭蓋炎・関節炎・結膜炎

 

結核菌

・結核性脳髄膜炎・腎結核・脊髄カリエス・関節結核

 

病原性大腸菌

・O-157等の食中毒・髄膜炎・腎盂腎炎

 

チフス菌

・サルモネラによっておこる感染症で血液に乗り菌が全身に広がる

 

アクネ菌

・顔ニキビ

 

緑膿菌

・日和見感染症(ひよりみかんせんしょう)

くわしくはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
日和見感染とは?【症状や4つの原因菌を解説!免疫低下を防ごう!】

 

トラコーマクラミジア

・結膜炎

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レボフロキサシン錠の副作用

 

この薬は比較的副作用は少ないほうですが、次のような症状が現れた時は早めの受診をおススメします。

 

主な副作用

✅ 発熱

✅ 腹痛

✅ 関節痛

✅ 倦怠感

✅ 低血糖

✅ 貧血

✅ 光線過敏症(長期に亘っての服用時にみられる事がある)

✅ その他 発疹・蕁麻疹(じんましん)・下痢・軟便・悪心・眩暈・頭痛・眠気

 

【関連記事】
低血糖が眠気や頭痛を誘う?【原因や対処法を詳しく解説!】

 

稀に起こることがある重大な副作用

これにあるような重い副作用はほどんど見られないのですが稀に表れる事もありますので初期の症状の参考までに解説します。

 

✅ アナフィラキシー、ショック症状

悪心、冷や汗、顔面の蒼白、手足の冷え、顔・喉の腫れ、めまい、血圧低下

 

✅ 重症な皮膚・粘膜の障害

発疹、発赤、水ぶくれ、膿、皮膚がただれる、皮膚の熱感、口腔内のただれ、眼の充血、全身の倦怠感

 

✅ 重症な不整脈

動悸、脈が1分間120以上または50以下、徐脈、胸苦しい、めまい、失神不整脈

 

✅ 腎臓の重い症状

乏尿・無尿、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、悪心、横腹部の痛み、腰痛、発熱、発疹

 

 肝臓系の症状

食欲不振、悪心、発熱、発疹、皮膚や白目の黄疸

黄疸についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
黄疸の症状を新生児と大人で分けて解説【末期がんとも関係してるの?】

 

✅ 肺系の症状

間質性肺炎、息切れ、空咳、痰

初期症状についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
間質性肺炎の初期症状は発熱?治療方法も分かりやすく解説

 

✅ 消化器系の症状

酷い腹痛、下痢、発熱、血便、下血

 

✅ 筋肉組織系の症状

横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)、手足の痺れ、痙攣、手足に力が入らなくなる、筋肉痛、歩行障害

 

✅ 低血糖症状

脱力感、悪寒、動悸、冷や汗、頭痛、不安感、悪心、眠気、昏睡

 

✅ 幻覚・錯乱

本当は見えない「モノ」(音、声、人、動物、虫、非現実的な物体)が見えたり、聞こえたりしパニック状態になる

 

✅ 過敏性血管炎

発熱、腹痛、関節痛、青あざ状の発疹

 

✅ 筋無力症(重症)の悪化

瞼がさがる、体の力が抜けたようになる、動きが鈍くなる

 

このような副作用があきらかに表れた時、又は「いつもと違う」などという症状がでた時に担当医(処方した医師)・薬剤師にご相談ください。

 

【注意点】

✅ 事前に医師に持病やアレルギーがある場合は告知を忘れずに。

特に60歳以上、腎臓病のある方、臓器移植を受けた事がある方、ステロイド薬を服用している方はアキレス腱障害の副作用がでやすいとされています。

 

✅ 服薬中のお薬がある場合、お薬手帳もご持参ください。

薬の飲み合わせで副作用が出ることがあります。フロベンなどの一部の鎮痛剤で痙攣を引き起こしやすくなる事があります。

マグネシウムを含む胃腸薬では同時に服用する事で薬の効果が下がってしまう事があります。

 

✅ このお薬は症状により飲み方が違います。

医師・薬剤師の説明をしっかり受けたうえでの服用を心掛けましょう。自分の判断で服用を止めてしまうと再発したり治癒が遅くなる事があります。

 

✅ 食べ合わせに注意してください。

鉄分を含む食品にお気お付けください。バジル、海苔、鮎、ひじき、アサリ等

 

まとめ

しるし   

レボフロキサンシンというお薬について多少はご理解いただけたでしょうか?全身に表れる細菌感染症状に対応するお薬でした。

意外と、身近な事が原因で感染症になってしまう事があるかもしれません。この薬は比較的副作用が表れにくいとされる薬です。ですが、自分の判断でやめたりするのはとても危険な判断です

 

お薬は必ず医師・薬剤師の指示に従って服用ください。そして、万が一いつもと違う症状が現れた時には速やかに医師へ相談しましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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