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働きたくない深層心理とは?【危険な病気の可能性もあります】

<監修臨床心理士 鈴木崇弘>
だるい 

できることなら働くことなく生活できたらと誰しも日々願っていることと思います。しかし、その度合いが人よりも強く、心理的な病気によって働きたくないという心理状態になっている可能性があります。

 

それは知らず知らずのうちにストレスが積み重なり突然発症することがあります。今回は働きたくないという心理状態から、危険な病気の可能性を含めて解説したいと思います。

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働きたくない深層心理とは?

 

私たちは社会に出たら働くものだという義務感の前提のもとに生きています。その働かなければならないということが働きたくない自分自身を責めてしまう原因の一つであると考えられます。

働きたくないなどと社会の常識から外れた考えを持つことへの自己嫌悪にかられてしまうのです。

 

働きたくないと思うのは当たり前の心理です。それは働いているときはある程度本来の自分からは逸脱しないといけないからです。

楽しいときだけでなく、気分が乗らないときでもしっかりと求められる役割、責任を果たさなければなりません。

 

人間関係を良好に保つために無理をしてでも話を合わせなければならなかったり、笑顔になれないときでもきちんとサービスを提供することが必要です。

 

ただ人間は、いつでも調子が良いわけではありません。プライベート以外に、仕事でストレスが重なると働きたくないという心理は増すでしょう。

 

さらに、自分の望む仕事をしているかということも挙げられるでしょう。私たちは興味のないものを長く続けることはできません。

しかし就職難であり好きなことがそのまま収入にも直結しないため、望まない仕事に就き仕方なく日々生きていくために仕事をするということがほとんどです。

 

その際、職場の人間関係が良好であったり、仕事内容以外の要因が自分の納得できるものがあれば働きたくないと思う気持ちはある程度緩和されるようです。

 

職場の人間関係についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
職場の孤立を気にしないべき?【原因と対処法を知って楽になろう!】

 

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危険な病気の可能性

 

うつ病

気づかないうちにストレスがたまり、様々な要因が引き金となり発症することがあります。それはリストラや会社の倒産、退職、転勤、人間関係のストレス、プレッシャー、実に様々でその人その人で全く違います。

 

まさか自分がと誰もが思うでしょうし、うつ病だと認めるまで時間がかかる方も多くいます。うつ病は命まで奪ってしまう病気です。以下に挙げる不調が現れたら早めに心療内科を受診しましょう。

✅ 身体がだるい、疲れやすい

✅ 些細なことにイライラする

✅ 物事に集中できない

✅ 眠れない

✅ 頭重感、立ちくらみ

✅ 食欲がない

✅ 性欲がない

✅ 好きなことにも興味がわかない

✅ 無気力

 

無気力症候群(アパシー症候群)

本業である仕事や勉強に対して無気力、無関心になる状態のことをいいます。無気力になるものが限定され、その他のことには夢中になりすぎることもあります。

 

一番の原因はストレスとされています。人間はストレスを感じると、ストレスの要因を突き止めて解決したり、そのこと自体を考えないよう忘れるようにできていますが、無気力症候群の場合は、ストレスがその人自身にとって大きすぎたためにストレスをなくそうと抵抗できず無気力となります

 

克服方法としては、自分に自信を持つことや、こうでなくてはいけないという完璧思考を緩和させること、ポジティブなイメージを持って生活する、単純作業をこなすなどがあります。

 

【関連記事】
無気力になる4つの原因!【やる気が出ないのはコノせいだった】

 

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働きたくない時の対処法

 

距離を置く

いったんその仕事から距離を置いてみましょう。近くにありすぎると見えなくなるものもあります。離れてみることで、その仕事を客観的に見ることもでき、また自分自身についても客観的に見ることができます。

 

その仕事の良さや、初心を改めて思い出すきっかけになることもあるでしょう。働きたくない中で思考を巡らせるよりもポジティブな考え方をしやすいと考えられます。

 

人によって期間に違いは生まれると思いますが、1日2日の有給休暇を取ってもいいですし、長期休暇を取って全く違う環境に身を置いてみるのも良いでしょう。

 

とにかく働きたくないことでいっぱいの頭から遠ざかり、リフレッシュできるよう意識的に働きかけることが大切です。

【関連記事】
人に会いたくないし無気力な心理状態【これって病気のせい?】

 

転職する

仕事自体を変えてみることも良いでしょう。どうしても世界が狭くなりがちですが、世の中には様々な業種があり様々な仕事、働き方があります。

 

かなりの勇気がいると思いますが、今までと異なる環境に身を置くことで心機一転することができます

 

同じ業種でも、サービス残業だらけのブラック企業からきちんと福利厚生の整った環境へ身を置くよう転職することも良いですし、自分の行った仕事に対してきちんとした評価がされないところからきちんとした相応の評価や報酬のあるところへ変わるのも良いでしょう。

 

好きなことを仕事にする

収入に直結しなくとも好きなことを追求していくことも良いでしょう。好きなことであれば、ある程度のことは我慢できます。

 

その際、正社員だけでなく人材派遣やアルバイトも視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。好きなことをメインと考えて、残りの時間をそういった働き方で補うということもできます。

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