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唇のガサガサが治らない本当の原因!【すぐに効く治し方を伝授】

<監修医師  みのり>
口

唇が荒れてガサガサした状態が治らず、苦労していませんか?

肌の乾燥が原因だと思っている人もいるかもしれませんが、リップクリームなどのケアをしているのに治らない場合は違うところに原因があるのです。本当の原因を探すと同時に、すぐに聞く治し方について説明していきます。

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唇のガサガサが治らない原因

 

唇のガサガサが治らないのにはいくつかの原因があります。その原因についてまずはどんな物があるのかを知りましょう。

 

乾燥

皮膚は外からの刺激から守ってくれる「角質層」という層がありますが、唇は肌と比べると角質層がとても薄く、汗や脂などの老廃物が出てくる腺(皮脂腺や汗腺)がありません

 

そのために、唇は潤いを保つという事ができなくて、乾燥し易い状態になっているのです。水分不足も関係はしてきますが、水分を保つことができない事で乾燥してしまいます。

 

化粧残り

唇にはリップクリームや口紅をする方も多いと思いますが、それらがクレンジングの際に落ちていない状態が続くと、口紅の成分で唇が荒れてしまいます

落ちにくい口紅を使うことも良くないのですが、落ちないからと言ってゴシゴシこすってしまうのも肌と同様に良くありません。

 

歯磨き粉の洗い残し

歯磨き粉も化粧と同じように、洗い残りがあると唇に負担がかかります。歯磨きの後には必ず、唇や口の周りもしっかり洗って、歯磨き粉がついていないかを確認するようにしなければいけません。

 

唇をなめる癖

唇を舐めると一見潤ったように見えますが、唇は舐めれば舐めるほど乾燥しやすくなります。唇にある少ない油分を奪い取ってしまうのです。

癖でつい舐めてしまうという方も、できるだけ舐めないように気をつけましょう。また、唇を舐めることによって皮がはがれてきますが、皮を剥くことは唇に負担をかけてしまうので絶対にしない方がいいです。

 

紫外線

肌と比べると皮膚が薄く、メラニンも少ないために、紫外線の影響をダイレクトに受けてしまっています。紫外線の強い夏場だけでなく、肌と同じように唇も季節関係なくUV対策のできるリップクリームを使用すると良いでしょう

 

食べ物

辛い物を食べた後にヒリヒリしてしまったことはありませんか?辛いものばかり食べている方は唇が荒れやすいです。

辛い物が好きな方に我慢するように言うことは難しいと思いますが、食べ終わった後に唇に残したままにならないよう、唇を洗うようにしてください。塩分の多い食べ物も同じように注意が必要です。

【関連記事】
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病気・ストレス

唇の荒れが全く治らないことや、ケアをしているのにも関わらずさらに症状がひどくなることや、腫れてしまう症状が見られることもあります。

 

そのような場合には、アトピーやアレルギー、口唇炎などの病気、またはストレスの可能性も考えられます。症状が悪化するようでしたら、なるべく早めに病院に行くことをオススメします。

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考えられる病気の可能性

 

口唇炎の原因を7つ挙げましたが、当てはまる物がいくつかあったでしょうか?当てはまる原因が無くても、これから症状が酷くなる場合があります。そして、長引くと病気にかかっていることもあるので注意が必要になります。

 

口唇ヘルペス

唇の周りの皮膚や口の中の粘膜に水ぶくれが集まった状態のことで、ヘルペスウイルスによる感染症をヘルペスといいます。

他のウイルス性の病気と大きく異なるのは、一度感染すると症状がなくなった後もウイルスが潜んでいて、免疫力が低下すると再発してしまうのを繰り返します

 

口唇がん

唇の外側に小さなしこりやただれのようなものができます。

 

初めは痛みなどほとんど感じないことが多く、赤色、白色、あるいは赤と白が入り混じったような斑点状になる場合もあります。しばらくすると小さなしこりのようなものが腫瘍になり、赤く腫れ,痛みやしびれを感じる場合もあります

 

口唇炎

唇が炎症を起こして赤く腫れて唇が裂けて出血することや、唇がカサカサして皮がむけたりする症状があります。口唇炎には、色々なタイプがあり、アトピー性口唇炎、接触性口唇炎、剥離性口唇炎、光線口唇炎などがあります。

 

大半は放置していても自然に回復する事が多いですが、症状が長期化したり悪化したりする場合もあるので、その場合には早め病院に行ってください。

 

接触性口唇炎

口唇炎の一つです。リップクリームや口紅、歯磨き粉などの成分でアレルギー反応やかぶれを起こしてしまっています。原因物質の特定が困難なこともあり、病院で受診してもなかなか治らない事もあります。

 

長期に渡って唇の荒れが良くならない場合は、日用品でのパッチテストを受ける事が大事になります。チューインガムやキーウイ、やまいも、いちじく、醤油などの調味料などに接触することによっても症状がでることもあります。

 

アトピー性口唇炎

口唇炎の一つです。アトピー性皮膚炎などアレルギー体質で最も多い症状といえば、ドライスキンでしょう。持って生まれた乾燥肌が、刺激に弱い状態を作っています。それが原因で口唇炎を引き起こしてしまいます。

 

アトピー性皮膚炎についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
アトピー性皮膚炎はうつるの?【出てくる汁が心配…】

 

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すぐに効く治し方

 

症状がでてしまった時にすぐに効く治し方がいくつかあります。できる範囲で良いので実践してみてください。症状が出ていなくても唇のケアには良いとされているのもあります。

 

蜂蜜を塗る

寝る前に蜂蜜を唇に塗っておくと効果的です。蜂蜜にはビタミン類が含まれていて、ニコチン酸、ビタミンB6は皮膚ビタミンと言われていて、吸湿性がある皮膚の乾燥も防ぎます。

 

保湿

乾燥しないように加湿器を使用することや、ワセリンなどの保湿剤を塗ると良いです

 

保湿の方法としては、蒸しタオルを唇に優しくあて、1分間程度温めた後に唇の中央から口角にかけて唇よりも少しはみ出るぐらいにワセリンを厚く塗ります。

 

ラップで唇全体を覆いかぶせて唇に貼り、3分置いたらラップを剥がしてパック完了です。また、かさつきが気になる方は5~10分置く事でより保湿ができるので試してみて下さい。

 

リップクリームを変える

化粧品のリップクリームは唇の荒れを防ぐためのもので、唇が既に荒れている場合には医薬品のリップクリームを使う様にしてください。

 

また、唇が荒れる原因の一つが紫外線のため、日中に使用する場合はUV対策のできるリップクリームを使いましょう。リップクリームを塗る際は横に塗るのではなく、唇には縦に線が入っているので線に沿って塗るようにしてください

 

オリーブオイル

リップメイクを落とすときには、メイク落としではなくオリーブオイルを使ってみてください。オリーブオイルは唇を保湿しながらメイクを落とすことができるので、乾燥している方にはオススメです

 

コットンにオリーブオイルを染み込ませて唇に数秒あてて、こすらずに優しく拭き取ります。一度でとれなかった場合は、コットンを新しくして再度行ってください。

 

唇のカサカサは日頃の生活の乱れでもなる事がありますので、肌も体も健康に保つためにはバランスの良い食事と睡眠を取るように心がけてくださいね。

睡眠の質についてはこちらを参考にして下さい。

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