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歯茎の出血が止まらない6つの原因!【白血病の可能性もあります】

<監修医師  みのり>
歯医者 

歯茎から血が出ることはそんなに驚くことはありませんが、もしその血が止まらない場合は心配になりますよね。

今回は歯茎の出血が止まらない原因や白血病の可能性について解説していきます!

 

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歯茎の出血が止まらない原因は白血病かも

 

歯茎の出血が止まらない原因のひとつに「白血病」があります。

 

歯茎の出血が止まらない原因

 

出血の原因の90%は歯周病が原因

歯茎とは歯肉のことで、歯の周りや歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)を覆っている“粘膜”のことを指します。

歯茎からの出血の原因は全体の90%以上が「歯周病」で、日本人の成人80%が歯周病を発症していると言われています。また発症している多くの人が初期状態の歯周炎になっています。

歯茎の炎症についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
歯茎の炎症が痛む5つの原因【治療法と薬についても詳しく解説】

 

歯茎の出血にはホルモンバランスや薬などの様々な原因もあります

「ホルモンバランス」に変化が起こると、歯茎から出血がしやすくなります。その理由は女性ホルモンの働きと関係があり、ホルモンバランスの変化が歯茎の出血を増加させるからです。

ホルモンバランスの変化は「更年期障害」「妊娠」によって変化します。

 

ホルモンバランスの変化の他にも原因は様々あり、例えば「歯磨き」で歯を強く磨くと出血が起こります。これは口内が敏感なためです。

また「歯ぎしりや噛み合わせ」によるものや、「薬」「ドライマウス」「たばこ」「病気」といった原因もあります。それぞれの原因のご説明は以下の通りです。

 

✅ 歯ぎしりや噛み合わせ…歯が揺れることによって歯茎に炎症が起こり、出血しやすくなります。

 

✅ 薬抗凝固剤(こうぎょうこざい)降圧剤などで出血を引き起こします。抗凝固剤とは血流(血の流れ)を良くするためのお薬です。そのため、出血しやすいうえに血が止まりにくくなります。

降圧剤は、種類によっては歯茎を厚くし、歯周ポケットが深くなり、汚れが取りにくいために歯茎が腫れたり出血を引き起こしたりします。

 

✅ ドライマウス…ドライマウスとは“唾液量が減少し、口内が乾燥してしまう状態”のことで、唾液量が減少してしまうと汚れを洗い出しにくいので、食べカスなどが残ってしまい、歯茎が腫れあがり出血してしまいます。

 

✅ たばこ…たばこに含まれる成分が毛細血管を収縮させ、血流を悪くし内側の歯茎が腫れやすく、腫れると出血も起こりやすいですので、ヘビースモーカーの方などは特に注意が必要です。

 

✅ 病気…歯茎の出血は「糖尿病」「白血病」、「心臓病」「ガン」などといった大きな病気の兆候として起こる可能性もあります。

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病気の兆候の可能性がある歯茎の出血

 

歯周病は歯肉炎(しにくえん)と歯周炎の二種類があります

歯茎からの出血で起こる原因でそのほとんどが歯周病からだと言われています。

歯周病には、歯茎だけで炎症がとどまっている状態の「歯肉炎(しにくえん)」と、感染が歯の支えとなっている骨まで進行して溶けてきている状態の「歯周炎」の二種類があります。

 

歯周病を放置すると大きな病気の原因に

歯周病を放置しておくと歯を失ってしまうだけでなく、「心臓病」や「糖尿病」の他「脳梗塞」「脳卒中」「賢炎」「メタボリックシンドローム」を引き起こす原因ともなります。

また妊娠中だと「早産」や「低体重児出産」となってしまうこともありますので妊婦さんは特に注意してください。

 

白血病は血液のガンで出血が多くなることもあります

白血病は“血液のガン“で急性と慢性のふたつがあります。

白血病は白血球が正常な発育をせずにガン化した”未成熟の白血球が増殖していく病気“のことで、症状のひとつに血小板が減少していくことにより、出血が多くなり「鼻血」や「アザ」が頻繁に出来る事があります。

 

歯茎が腫れたりもなく、歯を綺麗に磨いているにも関わらず出血が止まらない時は注意が必要ですので、異変を感じたときは専門医に相談しましょう。

 

血液に関係する病気

血液に関係する病気には「血友病(けつゆうびょう)」「血小板減少性紫斑病(しはんびょう)」「再生不良性貧血」「ネフローゼ症候群」などがあり、それらの病気の兆候として歯茎が出血している可能性がありますので気を付けてください。

 

血液の病気についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
紫斑病の症状チェック【2つの原因と治療法をお伝えします】

難病指定の再生不良性貧血とは?【症状から治療まで徹底解説!】

 

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歯茎の出血を止める効果的な方法

 

出血に効果的な歯磨き粉があります

歯磨き粉の成分の中には、歯茎を引き締める作用をもつものがあります。

「塩化ナトリウム」「ヒノキチオール」がその作用をもっているので、気になる方は、これらが含まれている歯磨き粉を使ってみてもいいかもしれません。

また理想的な歯磨きの時間があります。こちらを参考にして下さい。

【関連記事】
歯磨きの時間はコレが正しい!【平均やおすすめの時間帯を徹底解説!】

 

スクラビング法という歯磨き方法

歯の磨き方のひとつで「スクラビング法」というものがあり、ストロークを横にしないで小刻みに振動させるような感じで磨きく方法です。

ポイントとしては歯ブラシを歯茎に直角に当て2~3mm程度振動させるようなイメージで磨きます。なお歯の裏側は45°くらいでかまいません。

 

歯ブラシは軟らかいものでデンタルフロスも使いましょう

歯ブラシは硬いと歯を傷つけたり、歯茎に炎症を起こし出血しやすいので軟らかいものを使用し、マッサージするように優しくブラッシングしましょう

 

歯ブラシの圧力は100g~200gが丁度良いです。また歯と歯の間は汚れが落としづらいのでデンタルフロスなどの歯間ブラシを使い落としましょう。

 

歯医者で歯をクリーニングしましょう

歯周病の治療は一番に口内を清潔にし、維持することが大切です。歯に付着した歯石を歯医者さんでクリーニングしてもらいましょう。保険内でしたら3000円程度で出来ますので行ってみると良いと思います。

 

また、自責にはなりますが「PMTC」というクリーニングもあり、虫歯や歯周病、歯槽膿漏などの予防になり、歯も綺麗にしてくれます。費用は5000~30000円と高いです。

 

重度の歯周病になると手術が必要になり「フラップ手術(歯周外科治療)」を行わなければなりません。フラップ手術とは歯茎の奥まで付着してしまった歯石を麻酔して取り除く方法で手術時間は1時間程になります。

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