老眼鏡で視力回復の効果に驚き!【その方法を3分で伝授します】
<監修視能訓練士 kenkensanta>
老眼鏡を使った視力回復トレーニングがあるということを知っていますか?
最近、目が見えにくくなったというような軽い視力低下を改善させ、近視や老眼を予防します。また、パソコンやスマホの使いすぎによる眼精疲労にも効果があるようです。
老眼鏡さえあれば簡単にできるものですので、毎日の習慣にして健全な眼を保ちませんか。
気になる所から確認してみよう
近視になる3つの原因
近視とは?
近視になるメカニズムは以下の通りです。
✅ 近くを見ることで毛様体筋が緊張して水晶体が厚くなる。
✅ この毛様体筋の緊張状態が長時間続くことで眼が近くを楽に見ようとするようになる。
✅ 眼の構造が近くを見る環境に適応される。
この結果、遠くが見えにくい近視になります。
屈折異常の1つで「無調節の状態で眼に入る平行光線が網膜の手前で結像する眼の屈折状態」と定義されており、裸眼の状態で近くは見えますが遠くに焦点が合わずにぼやけて見えません。
近視になる原因
大きく分けて「遺伝的要因」と「環境的要因」があります。強度近視は「遺伝的要因」の影響が大きく、軽度の近視は「環境的要因」が大きいと考えられています。 両方が関与する場合もあります。
遺伝的要因
親が近視の場合、子どもが近視になる可能性が比較的高く遺伝的な要素が絡んでいると考えられています。
環境的な要因
一般的な近視の場合、環境が影響すると考えられています。勉強、読書やテレビ・PC・スマホなどのディスプレイを長く見続けると眼が疲れ、筋肉が固くなりピント調節がうまくいかなくなると考えられます。
しかし、こういった環境要因が近視の直接的な原因になのかは、はっきり証明されていません。
しかし、近視・老眼・眼精疲労を訴える人に肩こりの人が多いと言われますし、勉強や読書時の姿勢や目の酷使が影響していることは充分に考えられますので、予防のために勉強や読書は正しい姿勢と適度な明るさで行いましょう。
また、長時間スマホやパソコンをみると眼が疲れて筋肉が固くなりますので続けて90分間見続けたら休憩して眼を休めましょう。眼球を動かす眼球運動をするとさらに効果的です。
眼精疲労の原因と対処方法についてはこちらを参考にして下さい。
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過矯正のメガネが近視を悪化させる理由
視力が落ちると、すぐに眼鏡やコンタクトに頼ってしまいがちですが、仮性近視ならばトレーニングで回復が見込めます。
しかし、過矯正のメガネやコンタクトをつくってしまい、それに慣れてしまうとピント調節機能を司る毛様態筋がさらに緊張してしまい、さらに視力が低下し眼軸が伸びて視力回復が難しくなる「軸性近視」に進行しやすいといわれています
ここまでくると、トレーニングでは治りづらくなります。視力が落ちたからと言ってすぐに過度な矯正をすることは眼にとっては逆効果なのです。
もし、眼鏡を作るならば、できれば近くを見るためのものと遠くを見るためのものの2つを作り、使用用途によって使い分けるのが良いでしょう。
また、コンタクトレンズは、用途にあわせて度数の違うものを使うということができないので目にかかる負担が眼鏡に比べて大きいため目の疲れを感じやすく、より視力が低下しやすいといわれます。
コンタクトレンズの使用上の注意についてはこちらを参考にして下さい。
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老眼鏡で視力回復の効果に驚き!その方法を紹介!
準備するもの
必要なものは老眼鏡だけです。誰もが持っているものではありませんが、100円ショップに売ってありますので、持っていない方は購入して下さい。
度数は+2.0~+2.5程度のものが良いでしょう。老眼鏡をかけた時に視界がぼやける程度が目安です。
老眼鏡を使った視力回復トレーニング法
トレーニング法は簡単です。裸眼に老眼鏡をかけて遠くをリラックスした状態で見るだけです。
この時、無理して見ようとしてはいけません。ボンヤリして見えづらい、それを見てください。これは眼科では「雲霧法」と呼ばれる簡易的な方法で霧の中にいるような焦点の合わない状態をわざと作ってピントをリセットするのです。
この焦点があっていない状態が毛様体筋の緊張を解きリラックスさせて筋肉のコリをほぐすことが目的です。
目が悪くなると「遠くの緑を見るといい」と言われたことがある経験のある方いらっしゃると思いますが老眼鏡をかけたこの状態はこの遠くの緑を見ることと同じような状態を意図的に作っているのです。
この老眼鏡を使った視力回復トレーニングを毎日10分間、睡眠前に行うことを習慣にして下さい。お風呂上りの血流の良い時が毛様態筋の緊張がほぐれているのでより効果的でしょう。
近視改善の効果
老眼鏡をかけて見るだけのトレーニングは、それだけで視力回復とピント調整機能の改善の効果が期待できます。
過矯正眼鏡やコンタクトレンズは毛様態筋を緊張させますが、このトレーニングでは毛様態筋の緊張をほぐし眼軸の伸びを抑えるので近視の進行に効果があることがわかってきています。
老眼改善の効果
加齢により、近くのものがぼやけるので本や新聞など手元のものが見づらくなります。つまり老眼です。そうなると携帯用の拡大鏡を持ち歩くことになり不便です。
また、老眼とは別に、最近よく「スマホ老眼」という言葉を聞きます。スマホ老眼は、実は眼の自律神経失調症でもあるのだそうです。
人によっては目が見えづらくなるだけではなくイライラしたり体温調整ができなくなったり眠れなかったりします。中には鬱っぽくなってしまう人もいます。目だけの問題ではないのです。
この老眼鏡を使ったトレーニングは加齢性の老眼にも「スマホ老眼」に効果があるのです。
スマホ老眼についてはこちらを参考にして下さい。
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トレーニングを始めるタイミング
近視になり始めたタイミングで行うのが一番効果的です。遅くなればなるほど眼軸が伸びて視力回復が難しくなりますので見えづらくなったというタイミングから始めてください。
意外?!子供に効果抜群!
老眼鏡を使った視力回復トレーニングは近視になりはじめの仮性近視の段階で始めると効果が高いです。
特に小学生や中学生はより高い効果が期待できます。個人差もありますが早期の軽い近視であれば数日続けるだけで視力回復が見込めます。
大人でも眼精疲労が解消され、毎日続けることで視力が回復する可能性があります。
老眼鏡による視力回復トレーニングは、1~2回程度行っただけでは効果はなく長く根気よく続けなければ効果がありません。
習慣的に老眼鏡をかけることで視力が回復した状態で視力安定すると考えられます。お風呂上がりの就寝前に行うなどを習慣づけ、根気よく続けましょう。
ただし、視力回復トレーニングをしていて視力が逆に悪くなったと感じた場合は必ず1度トレーニングを中止してください。仮に視力が低下していなかったとしても目に何らかの悪影響を与えている可能性がありますので様子をみてください。
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