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背中のしこりの意外な原因!【この癌に注意して!】

<監修医師  WASHIO>
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仰向けに寝ている時や女性であれば下着をつけたりしている時に、背中にしこりのようなものが出来ているという事があるかもしれません。

しこりにも様々な種類があり、原因も色々な物が考えられます。

今回は背中のしこりの原因についてお話しします

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背中のしこりの原因

 

背中のしこりの原因には主に4つの事が考えられます。

 

1.粉瘤によるもの

皮下に袋状の嚢腫が出来て、その部分に本来であれば剥がれ落ちるはずの古い角質や皮脂が溜まっていき、膨れてしこりになるものです。主に顔や背中に出来ますが、身体の色々なところに出来る可能性があります。

粉瘤についてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
くさっ!粉瘤の臭い対策はこれを試してみて!

 

2.軟部腫瘍によるもの

臓器や骨の組織以外の組織に発生する腫瘍の事をいいます。良性の物と悪性のものがあり、気づかないうちに大きくなっている事がほとんどです

 

3.脂肪腫によるもの

皮下と筋肉、筋肉と筋肉、筋肉と骨などの隙間にできます。背中だけでなく、胴にでも出来る可能性があり、硬さがゴムのように柔らかいのが特徴で、自然に消滅しない為、除去手術が必要になる事もあります。

 

4.ガングリオンによるもの

ガングリオンは本来なら関節に出来やすいと言われますが、まれに肩甲骨の周辺に出来る事があります。ガングリオンの成分は主に体液なので、自然に治癒する事も多いですが、再発の可能性も高いといわれています。

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背中の良性のしこり

 

いくつかの原因をお話ししましたが、しこりが良性のものについてお話しします。

 

1.粉瘤

粉瘤は角質や皮脂が溜まったものなので、良性のものです。しこりを圧迫すると、ドロドロとした液体が出る事があり、悪臭を放つこともあります。

 

放置しておくと大きさも大きくなり、手術で切除する必要があります。小切開摘出手術という手術を行う事で、傷も小さく済みます。炎症を起こすと痛みを伴いますので、なるべく触らないようにし、皮膚科を早めに受診するようにしましょう

 

2.脂肪腫

脂肪腫は脂肪の塊なので、特に痛みなどはなく、自然には小さくならないので手術が必要になります。脂肪腫は症状が現れた約8割近くに染色体異常が見られる事が報告されており、これが原因で脂肪細胞が分化と増殖を繰り返す事で、脂肪腫が発生している可能性があるといわれています。

 

診断を行うには皮膚科もしくは整形外科の受診が必要になります。

 

3.軟部腫瘍

軟部腫瘍には良性と悪性のものがあります。軟部腫瘍の原因ははっきりと分かっていませんが、徐々に大きくなっていく腫瘍です。

 

良性か悪性かは検査をしなければわからず、まずは画像診断でレントゲン、CT、MRIでの検査を行い、その後腫瘍を手術で摘出し、病理検査を行う事で良性か悪性かが判断されます。良性の場合で、腫瘍が目立たないものであれば経過観察で大丈夫ですが、腫瘍が大きくなったり、目立つ場合には手術する事が多いです。

 

4.ガングリオン

ガングリオンは基本的に体液で無臭のものなので、良性のものです。自然消滅する事が多いですが、まれに神経を圧迫する事もありますので、その際には整形外科で体液を抜き取るなどの処置を行います。

ガングリオンについてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
ガングリオンができる3つの原因!足や手首にできて不気味!

 

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できると怖い悪性のしこり

 

良性の腫瘍の場合をお話ししましたが、しこりというと悪性の場合もあります。

 

1.軟部肉腫

軟部腫瘍の中でも悪性のものを軟部肉腫(悪性軟部腫瘍)といいます。

腫瘍が大きくなるだけでなく、肺、骨、リンパ節などに転移をおこす可能性がありるものを指します。

 

痛みがある事の方が少ないので、発見が遅れる事も多々あるといわれています。治療としてはまず画像診断と病理診断で、悪性が確定したら、腫瘍を取り除く手術を行います。

 

2.脂肪肉腫

脂肪腫の一種化と名前から思われるかもしれませんが、軟部組織の一種です。

 

良性との見分けが難しい為、詳しい検査が必要です。30代から60代に多いと言われていて、抗がん剤や放射線治療では効果があまりなく、基本的には腫瘍の摘出手術になります。ガンの進行度合いによって、抗がん剤なども使う場合もあります。

 

しこりは脂肪だけでなく、筋肉に出来ているものである可能性もあります。筋腫、血管腫である場合もありますので、気になる場合には病院でエコー検査、CT、MRIなどを早めに受ける方が良いかもしれません。

 

最近では悪性かを確認するための、自宅で出来る遺伝子検査キットなどもありますが、まだまだ自宅で出来るものに関しては不正確だという意見もあります。その点も踏まえて使用する方が良いでしょう。

 

良性か悪性かは早めに分かった方が安心しますよね。気になる場合には早めに病院を受診し、早期治療に努めましょう。

悪性かどうかの判断にはこちらも参考にして下さい。

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