胸が痛い!妊娠超初期で現れる症状【妊娠兆候はいつから現れる?】
<監修医師 まっちゃん>
妊娠・出産は女性にとって重大な出来事であり、不安や心配も多いですよね。女性には妊娠超初期という時期に現れる妊娠超初期症状があります。
症状は月経前症候群や生理前の症状と、よく似ているのですが、妊娠の場合には気を付けなければならない事や控えなければならない事もあります。
そこで今回は妊娠超初期症状について、また妊娠発覚後に注意すべき事についても解説いたします。
気になる所から確認してみよう
なぜ妊娠超初期症状が発症するのだろう
妊娠超初期の症状は、生理痛の症状と似ている症状も多い為、なかなか気付きにくく、また症状も個人差があります。
ですが、妊娠超初期の時期は妊娠のスタートである、とても重要な時期なのです。
体の変化を見逃さないようにし、妊娠している可能性がある場合には飲酒や喫煙、薬剤等は摂取しないように気を付けなければなりません。
妊娠超初期にはhCGホルモン、ヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌が始まります。
hCGホルモンとは、精子が着床した時に胎盤の細胞で作られるホルモンの事をいい、妊娠を継続する為に分泌されます。
また、排卵後の黄体の分解を防ぎ、女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンの産生を保持する働きも持っています。
このプロゲステロンの分泌量増加が心身に影響し、様々な症状が引き起こされます。
しかしプロゲステロンは、妊娠していない状態の普段の月経周期にも変化するホルモンであり、月経前症候群の症状なのか、妊娠による症状なのかの見極めは難しいです。
ですが、受精卵が着床して、これからお腹の中で赤ちゃんを育てる為の大事な体の変化ですので、妊娠の可能性がある方は注意しましょう。
月経前の症状についてはこちらを参考にして下さい。
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妊娠超初期症状はいつから現れるの?
次に妊娠超初期症状の現れる時期について解説いたします。
まず妊娠週数を数える時には、前回生理開始日を妊娠0週0日と数えます。
妊娠超初期は、この前回生理開始日より32日間の間、妊娠0週~4週の事をいいます。
妊娠とは、生理開始予定日から約14日前に排卵し、その間に精子と受精する事によって受精卵が誕生します。
そして約7日間の間に受精卵が子宮壁につき、子宮内膜着床により妊娠となります。
その後、個人差はありますが、妊娠超初期症状が現れ始めます。
胸が痛い!妊娠超初期の22の特徴的な症状
妊娠超初期症状は、様々な症状があり、個人差もあります。月経前症候群の症状と非常に似ているので、なかなか見分けるのが難しいのですが、特徴的な症状もあります。
全ての方に、必ずしも全ての症状が起こる訳ではありませんが、妊娠の可能性がある方はきちんと把握しましょう。
胸の張り・痛み
胸の張り・痛みは生理前の症状とも似ていますが、胸の張る時期と張り方に違いがあります。
生理前の胸の張りの場合は、生理開始約2週間前、早い場合には排卵直後から現れます。
その胸の張りの症状が生理開始予定日を約1週間以上経過しても続く場合や強い張りの症状の場合には、妊娠超初期症状の可能性があります。
妊娠している間は、ホルモンバランスの変化により、胸の張りや痛みが続きます。乳首にチリチリとした痛みを感じる方や、ブツブツなどの発疹ができる方もいます。
妊娠後期には胸が大きく張り今まで使っていたブラではきつくなる人も多いので、マタニティブラを使用する事になります。
微量出血・着床出血
着床出血といい、生理予定日より少し前に微量出血をする場合があります。
受精した卵子が子宮壁に着床する際に、出血を起こします。
色は茶色系統、ピンク系統、赤い鮮血、量も生理のように出る方もいればおりもののように出る方もいます。
生理と似ているのですが、着床出血の場合は長くて約3日で出血が止まり、生理よりも出血量は少ないので、念頭に入れておきましょう。
吐き気・つわり
吐き気・つわりの症状は、特に多くの方が感じる症状です。
男性と性交をした後、およそ1週間経過してから、何も食べていないのに吐き気がある場合にはつわりの可能性があります。妊娠したことのない人は胃のむかつきと考える人も多いです。
生理開始予定日を過ぎても吐き気が続く場合には、妊娠超初期症状かもしれません。つわりの症状も、個人差があり、短期間で落ち着く方も長期間続く方もいます。
腰痛
妊娠をすると、骨盤の関節や靭帯を緩める働きを持つリラキシンというホルモンが分泌されます。
そのリラキシンが分泌される事により、骨盤が開きやすくなり、出産しやすくなります。
ただ、このリラキシンの影響と、妊娠によりお腹が大きくなる事で姿勢が変化する影響により、腰痛の症状が現れる事が多いのです。
突然生理開始予定日頃に腰痛が現れた場合には、妊娠超初期症状かもしれません。
おりもの
おりものは健康状態や生理周期によって、状態や色や匂いが変化します。
生理予定日の数日~約1週間前からおりものの量の増加、水っぽい、茶色っぽい、匂いがなくなる等、普段と違うおりものが出る場合には、妊娠超初期症状かもしれません。
通常、妊娠の可能性がない場合には、排卵後から生理までの間、おりものの量は減少し、粘り気のあるおりものである事が多いので、量の増加や水っぽさは妊娠兆候の可能性があります。
腹痛・下腹部痛
子宮周辺のチクチクとする痛み、鈍痛、お腹が引っ張られるような痛みは妊娠兆候かもしれません。
特に痛みは下腹部に現れる事が多いので、気にかけるようにしましょう。
またホルモンバランスの変化により、腸の働きが弱くなり、便秘や下痢で腹痛を起こす事もあります。
腹痛・下腹部痛はPMSである月経前症候群の症状とも似ているので、なかなか自分で判断するのは難しいかもしれません。
生理予定日の約1週間前から下腹部痛が現れた場合には、受精卵が子宮内膜に着床した時に起きる着床痛の可能性もあります。
頭痛
妊娠するとプロゲステロンの分泌量が増加します。プロゲステロンには血管拡張作用があり、その影響で偏頭痛を起こしやすくなります。
またつわりの症状で、栄養の偏りや血行不良が続き、頭痛を引き起こしている事もあります。
生理の際も頭痛の症状が現れる事は多いので、頭痛だけで妊娠超初期症状かどうか判断する事は難しいですが、他の症状もある場合には妊娠兆候かもしれません。
胃痛
妊娠後プロゲステロンの分泌量の増加の影響で、胃腸の働きが弱り、胃痛を感じる事もあります。
症状としては、ムカムカする、キリキリする、痛くて食事もできない等、個人差があります。普段とは違う胃痛が現れた場合には、妊娠超初期症状かもしれません。
味覚・嗅覚の変化
妊娠超初期の時期には、味覚や嗅覚が少し変化する事もあります。
今まで好きだった食べ物が食べられなくなった、いつもの香水の匂いで気分が悪くなった、等の症状が現れます。逆に今まで好きでなかった匂いが好きになったりする人もいます。
特に嗅覚の変化を感じた場合には、妊娠兆候の可能性があります。
つわりによる食欲の低下が現れても、脱水症状を起こさないようにこまめな水分補給を心がけましょう。
頻尿・便秘・下痢
妊娠後は、多くの女性が胃腸不良の症状を訴えるようになります。頻尿になる方、便秘や下痢になる方等、症状には個人差があります。
これらの症状は、ホルモンバランスの変化と子宮が大きくなる事が原因の症状です。
また安定期頃まで続く事が多く、つわり等の他症状も重なってしまう場合が多いです。
お腹が大きくなるにつれ、膀胱が圧迫され、頻尿症状も顕著に現れるようになります。
また、実はこんな症状もあります。参考にして下さい。
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微熱
妊娠した際には、普段の基礎体温より0.5~1.0度高くなり、高温期が14日間以上続きます。
高温期にはプロゲステロンが増加し、受精卵が着床しやすいように、子宮内膜をやわらかくして体温を上げる働きがあります。
受精卵が着床した場合には、受精卵を発育する為にプロゲステロンの分泌量は減らずに、高温期が続きます。
またインプランテーションディップという現象があり、排卵の数日後以降の高温期の間で、一時的に基礎体温が低下する状態が見られます。
その基礎体温が低下したタイミングが着床が起こったタイミングであると考えられています。
だるい・眠い
妊娠した場合には、だるい・眠い等の症状を強く感じるようになります。日々の家事をするのもしんどくて、いつも以上にだるさや眠気等の症状を感じた場合には、妊娠超初期症状の可能性があります。
生理前の症状や風邪の症状とよく似ていますので、妊娠する可能性がある人は安易に市販の風邪薬などを飲まず、他の症状にもよく注意しましょう。
肌荒れ
ニキビや吹き出物、乾燥肌、かゆみが出る等の肌荒れは、妊娠によるホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。急に今まで使っていた化粧品が合わなくなった場合には妊娠兆候の可能性があります。
顔だけでなく、頭皮や手等も荒れやすくなりますので、低刺激の化粧品やシャンプー、石鹸を使用されてみるといいでしょう。
マタニティブルー・情緒不安定
妊娠する事により、つわり等の体調変化や女性ホルモンの影響、出産への不安感で情緒不安定になりやすくなります。妊娠中では、妊娠初期と妊娠後期に症状が現れやすくなります。
些細な事で悲しくなる、イライラする、将来が不安、仕事が不安、やる気が起きない、体のだるさや眠気等の症状がマタニティブルーの症状です。
また性格も真面目、几帳面、心配性の方に多く見られます。妊娠中はつわりや様々な症状が現れますので、心身ともに影響を受ける事になります。
このような症状が現れる事は当然の事ですので、決して1人で抱え込まずに、パートナーである旦那さん、ご家族に相談して協力してもらいましょう。
妊娠初期症状が出ない場合はどんな時?
妊娠初期症状は、体質や症状にも個人差がある為、必ずしも現れる訳ではありません。現れていても弱症状であったり、月経前症候群と似ている為に気付かない事もあります。
妊娠初期症状が現れなくても、妊娠していないという事ではありませんので、次の生理が来るまでは気を付けるようにしましょう。
また生理が遅れていたり、体調不良が続いている場合、妊娠初期症状ではなく、月経前症候群や生理不順の可能性もあります。
妊娠時は基礎体温が高温期となり、生理予定日を迎えますので、日頃から基礎体温を測っておくのもいいでしょう。
妊娠初期症状がなくても胎児に悪影響などはないですので、心配や不安にならないようにしましょう。
基礎体温と身体の関係についてはこちらを参考にして下さい。
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妊娠検査薬を使ってみよう
妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後以降の時期から使用できるようになります。妊娠検査薬は、妊娠後に分泌されるhCGホルモンに反応します。
hCG分泌にも個人差があり、あまり早く検査薬を使用し過ぎるとhCGの分泌がまだ少ないため、陰性結果となる場合がありますので、焦らずに妊娠検査薬を使用するのに適切な時期を待って検査するようにしましょう。
通常、尿中のhCG値が50mIU/mlを超えると陽性反応をしますが、50mIU/mlまで到達するには個人差がありますので、生理開始予定日の1週間後以降に検査しましょう。
妊娠検査薬の使い方は、排尿時に妊娠検査薬に尿をかけて待つという簡単な方法で検査できます。尿をかける秒数や位置はその検査薬によって異なりますので、説明書を読んでから使用してください。
尿をかけた後は水平な場所に置き、約1分程度で結果が出ます。終了窓と判定窓があり、終了窓に印が出た後に判定窓を確認します。
印の見方等については、それぞれの検査薬で異なりますので、説明書をお読みください。
妊娠検査薬はとても簡単に検査でき、99%以上の確率で判定ができるものです。検査時期や使用方法を守り、使用するようにしましょう。
妊娠初期症状が発症したら注意すべき12の行動
最後に妊娠初期症状が発症した際に控えたほうがいい事について解説いたします。妊娠すると赤ちゃんの為にしてはいけない事もありますので、注意しましょう。
飲酒
妊婦さんが飲酒をした場合、お母さんの体の血液中とほぼ同じ濃度のアルコールが胎盤を通じて赤ちゃんに送られてしまいます。
赤ちゃんの肝臓は機能が未発達で、アルコールを処理する為に大きな負担がかかります。
そしてお母さんが飲酒をし続ける事で、脳の発達が遅れるだけでなく、体や知能に障害が現れる胎児性アルコール症候群という病気を持って生まれてくる危険性もあるのです。
妊娠がわかった後、また妊娠している可能性がある場合には飲酒はやめてください。
喫煙
たばこもすぐにやめてください。
たばこに入っているニコチンの影響で、胎盤の血液循環が悪化し、機能も低下します。その影響で、流産や早産、常位胎盤早期剥離等を起こしやすくなってしまいます。
血液循環が悪化する事により、赤ちゃんに必要な酸素や栄養素が届かずに、低出生体重児になってしまう事もあります。
また無事に出産できても、妊娠中に喫煙をしていた場合は乳幼児突然死症候群という恐ろしい病気を引き起こす危険性があります。赤ちゃんが寝ている間に呼吸が停止し、突然死してしまう恐ろしい病気です。
またお母さんがたばこを吸っていなくても、家族や近しい方に喫煙している方がいたら、禁煙してもらうようにしてください。受動喫煙でも副流煙の影響を受けてしまいますので、注意しましょう。
激しい運動
妊娠初期は安定期に入るまでは流産を起こしやすい時期でもあります。激しい運動は避け、妊娠16週目までは特に気を付けましょう。
服装もヒール等の高い靴はやめ、歩きやすい靴を履き、服装にも気を付けましょう。重い荷物を持つ事もお腹に負担となりますので、しないようにしてください。
ダイエット
妊娠中、医師に体重管理で太らないようにと言われる事があります。ですが、妊婦さんのダイエット方法には注意が必要です。
最近は産後の体型を気にして、無理なダイエットをする方もいますが、危険です。カロリーを抑えつつ、必要な栄養素はきちんと摂取しなければなりません。
妊娠中に無理なダイエットをする事で、低体重児が生まれたり、合併症を起こしたり、赤ちゃんが将来生活習慣病になってしまうという危険性があるのです。
特に妊娠初期は脳や体の重要な器官が形成される時期ですから、要注意です。医師の指示のもと、野菜類を多くとり、バランスの良い食生活をして、必要な栄養素はしっかりと摂るようにしましょう。
カフェイン
コーヒーを毎日飲まれている方や、コーヒーが好きな方もいると思いますが、妊娠中はカフェインの含まれているコーヒー等の飲み物は極力控えましょう。
妊娠中にカフェインを摂取する事で、胎盤を通じて赤ちゃんに送られてしまいます。
カフェインを大量に摂取する事で早産や死産の危険性も高まり、胎児の発育も阻害する危険性があるのです。
コーヒーをやめるとストレスになってしまう場合には、カフェインレスコーヒーやデカフェコーヒーというものがあり、味はコーヒーと変わりません。
またカフェインはコーヒーだけでなく、緑茶や紅茶にも含まれていますので、それらのお茶類の飲み過ぎには注意が必要です。
カフェインレスコーヒーやデカフェコーヒーを利用したり、飲み過ぎないように摂取量を決める等、ストレスを溜めないようにしながら過ごしましょう。
魚介類・生もの・生卵
妊娠後は抵抗力が弱まる為、感染症や食中毒を引き起こしやすくなります。普段は食べても影響がないものでも、食中毒の原因となってしまうかもしれません。
日本ではほとんどない症例であり、大丈夫だと言われていますが、刺身等の生魚にはリステリア菌という細菌がいる事がある為、きちんと調理をしなければなりません。
また金目鯛やまぐろ等の遠海魚、深海魚にはメチル水銀が多く含まれています。メチル水銀などは体内に蓄積するため、妊娠中に食べると胎児に悪影響を及ぼします。
また、日本の生卵は殻を消毒してから出荷されるため、大丈夫だと言われていますが、生卵の殻にはサルモネラ菌が付着しており、生卵を食べ感染した場合に妊婦は重症化しやすく、子宮収縮が起きる危険性もあるので、控えた方がいいでしょう。
さらに生ハムやレバ刺し、ユッケ、レアステーキ等の生肉にも寄生虫が含まれている可能性があり、注意が必要です。
妊娠中に猫の砂や犬のふんなどの掃除をする人は、トキソプラズマに感染する事で、胎児にも感染し、先天性トキソプラズマ症を発症してしまう危険性があります。
しかし多くの人は幼少期に既にトキソプラズマに感染しており、抗体ができている人が殆どです。
薬剤
妊娠中は免疫力が低下しているので、感染症にかかりやすくなります。風邪薬等は市販のお薬を飲むのは危険ですので、必ず病院で処方してもらってください。
妊娠初期は赤ちゃんの体の重要な器官が形成される時期ですので、薬の影響を受けやすく、奇形や流産の危険性があります。体の調子が悪い時にはきちんと病院での処方を受け、感染症予防に努めましょう。
ストレス
妊娠中はホルモンバランスや体の変化により、ストレスを溜めやすくなります。ストレスを溜めるとホルモンバランスが乱れ、血管が収縮する等の悪影響を及ぼします。
血管が収縮した場合には血圧も高くなり、妊娠高血圧症候群の危険性もあります。
また過度なストレスを溜め込むと、赤ちゃんにも悪影響となり、十分な酸素や栄養が届かずに、成長に遅れが出てきてしまいます。
さらに妊娠中の過度なストレスは、切迫早産や早産の原因にもなる危険性があります。
ストレスを完全になくす事は難しいですが、なるべく1人で抱え込まないように、少しでもリラックスして過ごせるように心がけましょう。
死産の原因についてはこちらも参考にして下さい。
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感染症
免疫力の低下の影響で、感染症にかかりやすく、また重症化しやすくなります。風邪だけでなく、風疹や伝染性紅斑等にもかかりやすくなります。
妊娠初期にかかってしまうと、奇形や流産の危険性がありますので、要注意です。人混みを避け、マスク・手洗い・うがいを徹底して、感染症を予防しましょう。
ワクチン
妊娠中にはインフルエンザを始め、感染症が重症化しやすい時期です。妊娠初期段階では、胎盤もまだ完成していないですから、胎児にワクチンの影響を与えてしまうのでは、と心配ですよね。
インフルエンザワクチンが原因で流産する確率が高いという事はありませんが、胎児が不安定な妊娠16周期までは避けた方がいいでしょう。
妊娠前にワクチン接種を受ける事、また家族内でも感染症予防には十分に注意するようにしてください。
電磁波
電磁波は電化製品にほぼ必ず存在しています。電磁波が赤ちゃんに影響してしまうのではないのか心配ですよね。
小児がん・小児白血病・学習障害・睡眠障害・先天性異常・流産・早産等の害があるとされていますが、まだはっきりとした研究結果は出ていません。
ですが、強い電磁波を出す物の近くからなるべく離れる事は、赤ちゃんの為にできる事です。
高い電磁波を出す電化製品は、ホットカーペット・ノートパソコン・液晶モニター・テレビ・電子レンジ・電磁調理器・電気コタツ・電気毛布・ドライヤー・携帯電話等です。
あまり神経質になる過ぎることはありませんが、気に留める程度には覚えておくといいでしょう。
レントゲン
レントゲン検査による放射線が胎児に悪影響を及ぼすのではないか、これも心配ですよね。妊娠4週目ぐらいまでの妊娠超初期の間にレントゲンによる影響があるのは、流産の可能性です。
また妊娠4~16週以内のレントゲンによる影響は、胎児の奇形が現れる事があります。
ただし、最近の研究結果では、通常のレントゲン放射線量は胎児に与える影響はほぼないと言われているためあまり心配しすぎないようにしてください。
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