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親指のしびれの7つの原因!【この病気に注意して!】

<監修医師 春田 萌>
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手や足の親指がしびれる原因にもさまざまなものがあります。注意すべき重篤な病気が原因になるものもあれば、生活習慣や環境の変化により起こるものもあります。

今すぐ救急車を呼んだ方がいい時もあれば、比較的簡単に対処し症状をやわらげることができるものもあります。順番に見ていきましょう。

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親指がしびれる。疾患につながる原因

 

神経障害

しびれを大きく分類すると、神経のトラブルが起こった神経障害性とそれ以外の非神経障害性に分ける事が出来ます。

さら神経障害性には、末梢神経、神経根、脊髄、脳(脳幹、大脳)障害性があります。

 

手の親指にしびれが起こる原因としては、末梢神経では、糖尿病や膠原病、神経根や脊髄は、頸椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症など頸椎(首の骨)に圧迫、変形がみられるものと、脳には脳梗塞、脳出血などがあります。

 

いずれも何らかの原因により、神経を刺激してしまう為に起こるしびれです。神経の走行に従ってしびれが起こるのが特徴です。

また、鉛筆などを持ち続ける書き仕事が多い人、ピアニストや妊娠中に起こりやすい手根管症候群も神経を正中神経の圧迫により起こります。

脳出血のその他の前兆についてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
脳出血の前兆チェック!頭や目の異変に【要注意】

 

その他の原因・病気(非神経障害性)

非神経障害性のしびれには、胸郭出口症候群、頚肩腕症候群、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)骨折後の後遺症など筋肉が原因のもの、ウイルス感染の炎症、アルコール摂取により血管が縮む、過剰なストレスなどによっても引き起こされます。

 

これらの症状は、日々の生活や癖などにより起こります。逆に言えば生活を改善しないことには原因が取り除けない場合もでてきます。

また、足の指がしびれる原因には魚の目によるものと立ち仕事などが原因のものが多く、筋肉の疲労からしびれが起こります。

手のしびれとかゆみが同時に発生したら、皮膚の内部に炎症が起こっている可能性があります。ホルモンバランスの乱れや寒さによって血管が縮むためと考えられます。

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しびれから考えられる7つの病気

 

脳疾患

脳疾患でしびれがおこるものには、脳卒中(脳出血、脳血栓、脳梗塞、くも膜下出血)などがあります。
脳卒中とは、脳に血液が送られなくなり神経細胞が壊死してしまう病気全般をさします。

この中には、脳で出血が起こる脳出血・くも膜下出血や、脳の血管が詰まって血液が流れなくなる脳血栓・脳梗塞があります。

 

脳は身体全体に指示を下しコントロールする器官ですので、役割も大きく壊死してしまった場所により症状が異なります。

麻痺や運動障害が代表的な症状で、他にも感覚不良や脱力が起こる場合もあります。

 

前兆は、親指や手足がしびれるが片方だけ起こる、急に力が抜けてしまう、ろれつが回らなくなる、人が何を話しているのか理解できなくなる、物が2重に見えたり暗くなって見え難くなるなどです。

脳に血液が送らなくなってから時間が経過するほど壊死する範囲は大きくなります。治療は早く開始する程よいため、これらの症状に思い当たったら、直ちに受診してください。

くも膜下出血のくわしい前兆についてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
くも膜下出血の前兆をチェック!目に異常が出たら危険!

 

糖尿病

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなり血糖値を下げられなくなる病気です。

すい臓の細胞が破壊されてインスリンが分泌されない1型と生活習慣によりインスリンの分泌に変調が起きたり、働きが鈍くなることにより起こる2型に分類されます。

 

糖尿病によるしびれを、糖尿病神経障害といいます。

メカニズムについてはわからないことも多いそうですが、神経障害を誘発する可能性が指摘されているソルビトールという物質が神経細胞に蓄積される結果、麻痺やしびれが起こる、とする説が有力です。

 

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

虚血性心疾患とは、心臓の筋肉に血液が送られなくなることで心筋に酸素が送られなくなる病気の総称です。

心筋へ血液を供給している冠状動脈が狭くなったり詰まったりして起こります。狭心症や心筋梗塞もここに含まれます。

 

歩行時に、急に左胸が締め付けられるように苦しくなるが、立ち止まってしばらくすると回復するなどが初期の自覚症状で多いといわれます。同時に、指や腕、左肩にしびれが起こることがあります。

胸の苦しさが、背中や肩、顎に広がったり、睡眠時に起こったりする、苦しい頻度がだんだん増加する、不整脈、呼吸困難、動悸、意識を失うなどの症状がでることもあります。

急性心筋梗塞は非常に危険な症状に突如陥ることがあります。疑わしいと感じたら直ちに受診してください。

 

膠原病

膠原病とは、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど筋肉や関節、皮膚や血管などに炎症が生じる病気で、自分の免疫機能により自分の身体を攻撃してしまう自己免疫疾患と考えられています。

これらの病気に共通してみられる症状の一つにレイノー現象があります。手足の先が冷えた時に指先が白くなり、しびれるというものです。

しびれが単独で起こることもあるほか、目や口の中が乾く、爪の変形、関節の腫れなどがあります。

リュウマチについてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
リュウマチの初期症状チェック!【4つの治療方法も解説!】

 

肩・首の病気

肩や首の筋肉に拘縮が起こり痛みを発生する頚肩腕症候群つまり首・肩こりや、鎖骨と小胸筋の間を通り抜ける神経を圧迫してしまう胸郭出口症候群など筋肉が緊張し硬くなってしまうことで特定の神経が圧迫されても指のしびれが起こります。

この場合には同時に腕のしびれ、頭痛、吐き気、背部痛なども起こります。

 

頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨と首の骨をつないでいる椎間板が損傷すると起こります。椎間板は、クッションのような役目をしていて背骨にかかる圧力を分散しています。

この中心には髄核と、その周りに繊維輪があります。髄核が繊維輪を突き破るように飛び出した状態を椎間板ヘルニアと呼びます。

 

余談になりますが、ヘルニアとは飛び出している状態をさす言葉で、脱腸のことを鼠径ヘルニアと呼んだりしますが当然別の病気です。

ヘルニアが起こると椎間板の背面に位置する脊柱管を圧迫してしまいます。脊柱管の中には神経が入っているために神経が圧迫されてしびれが起こります。

ヘルニアが頸椎にできると手や腕のしびれが、腰椎にできると脚の付け根がしびれる坐骨神経痛を起こします。

この背骨(脊柱管)を通る神経を圧迫する症状を起こすものには、変形性頚椎症、脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症などがあります。

 

手根管症候群

手根管とは、手首にある管で正中神経が中を通っています。この神経が圧迫され指がしびれる病気を手根管症候群と呼びます。原因が今のところはっきりしていません。

 

しかし、妊娠中、産後や更年期障害、甲状腺の病気、仕事やスポーツ、スマホの使用による手の酷使、透析患者などに多く起こることから、手の組織の損傷・腱鞘炎やホルモンバランスの変化によるむくみ、とされています。

 

ヘルペスウイルス感染症

水ぶくれが大量に集まった状態をヘルペスといいます。ヘルペスウイルス感染によるもので、人間に感染するものは8種類が確認されており、口唇ヘルペス、性器ヘルペス、水ぼうそう、帯状疱疹、肺炎、脳炎などを引き起こします。

 

ウイルス自体はどこにでもいて皮膚や神経に存在していますが、健康な人では症状は出ません。

体力が落ちた時や別の病気にかかり免疫が低下した時にウイルスが増殖し症状が現れます。感染した神経により、手の指以外にも顔面神経や、肋間神経、坐骨神経にしびれや痛みが起こります。

 

痛風

痛風は、尿酸が異常に増えて自然に排出できなくなり結晶化されたものを白血球が攻撃して炎症が起こる病気です。尿酸値が高くなってくる初期の症状でも足の指がしびれることがあります。

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要注意のしびれ症状

 

急にしびれてすぐ消える

急にしびれが起こりしばらくすると消えるときは要注意です。脳卒中(脳梗塞、脳出血)の疑いがあります。めまいがする、ふらつく、ろれつが回らなくなるなどの症状も併発しやすいです。

すぐに消えたからと安心できません、直ちに受診するか電話で病院に問い合わせて確認しましょう。

 

片方だけのしびれ

片方だけしびれる症状は、脳卒中(脳梗塞、くも膜下出血)、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の疑いがあります。

しびれ以外の症状には、片側の視野が欠ける、目の前が暗くなる、力は入るのに立てない(脳梗塞)、今まで経験したことのない強烈な頭痛、吐き気(くも膜下出血)、胸の痛み、呼吸困難、不整脈(虚血性疾患)などがあります。

 

これらはすべて一刻を争う病気です、直ちに受診しましょう。

片側だけしびれる症状にはほかにも可能性があり、頸椎ヘルニアは顔の向きや首の動きでしびれが増減しやすい、胸郭出口症候群は、腕を上にあげた時だけしびれる、手根管症候群は手首の位置によりしびれが変化するなどの特徴があります。

不整脈や動悸の対処方法についてはこちらも見て参考にして下さい。

【関連記事】
動悸や不整脈に効く薬は市販されてる?【副作用についても解説】

 

薄い手袋をはめているようなしびれ

脳卒中(脳梗塞、脳出血)が原因のしびれのなかには薄い手袋をはめているような感覚になるしびれが起こります。このようなしびれは、糖尿病が原因のものや筋力の衰えによっても起こる場合があります。

 

手と口が同時にしびれる

脳梗塞は梗塞が起こっている範囲や場所により症状が違います。口の感覚と手の感覚を支配する領域が近いことから、口と手が同時にしびれる事があります。

くどいようですがこれらの症状が見られたら速やかに受診してください。最初の症状はなんてことないことも多々あるようですので。

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症状を和らげる方法

 

重篤な病気が原因ではない、筋肉や血行不良が原因で起こるしびれは、マッサージやストレッチにより血行を改善させることにより軽減させることができます。

同じ姿勢を続けることによっても起こるので、パソコン仕事が多い方は仕事の合間に席を立つようにするだけでも違うでしょう。

 

指先のしびれには、八邪というツボが効果的といわれています。左右の手の五本の指それぞれの水かきの真ん中にあります。

人差し指と親指の骨が合わさるところから少し人差し指よりのところにある合谷もおすすめです。血行促進のためにお灸が効果的という場合もあるようです。

 

手根管症候群には市販のサポーターやテーピングでも効果が得られることもありますが、より上手に使うためにも専門家の意見を参照されることをお勧めします。

これらの対処方法は基本的に症状に対する対処法です。しびれが治まっても原因が治癒したとは限らないので、整形外科など病院にかかり原因を特定し治療を受けることをお勧めします

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