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銀杏の食べ過ぎで11の症状が!【この食べ方を試してみて!】

<監修医師 まっちゃん>
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銀杏は季節感をとても感じる食材ですよね。お酒のおつまみにもピッタリです。そして銀杏は栄養素が高く、様々な効能や病気の予防もできるのです。

 

ですが、食べ過ぎはいけません。銀杏の食べ過ぎで命に関わる事もあるのです。特に子供によく銀杏中毒は起こるので、注意が必要です。

 

今回は銀杏の嬉しい効果、効能についてと、食べ過ぎで起こる症状と原因について詳しく解説していきます。

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銀杏について!旬はいつ?

 

銀杏はいちょうの樹になる実の中のさらに殻に包まれた胚乳種の部分の事です。いちょうは活きた化石と言われる程、大昔からある樹木であり、黄葉が美しい事から街路樹にも多く植えられています。

 

実はいちょうの樹には雄と雌があり、実がなるのは雌の木だけです。非常に臭いが強く、果肉は食用にはなりません。

 

またいちょうの樹の木材はまな板にとても適していて、基盤の材料として有名です。銀杏は全国各地で収穫できますが、愛知県祖父江町は生産量の日本一とされています。

 

銀杏の旬は9月頃から11月半ば位までが収穫期です。季節感がとても強く、一粒だけでも秋を感じる事ができます。

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銀杏にはこんな効能が!

 

続いて銀杏の効能について解説いたします。栄養素がとても多く含まれている銀杏、様々な効果が期待できます。

 

栄養価が高い

銀杏の主な成分はでんぷん、ビタミンA、ビタミンC、鉄、カリウム、カロテン、マグネシウム、リン、鉄、ナイアシン、脂質、糖質、たんぱく質、炭水化物等。

 

栄養価がとても高く、新陳代謝を促し、美しい肌を作るために必要な栄養素を含んでいます。骨を作るために欠かせないミネラルも豊富に含まれています。

 

粘膜を強化し、癌や体の抵抗力、風邪の予防にも効果的です。

ミネラルについてはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
ミネラル不足の症状はコレ!【食べ物は何が良いの?】

 

鎮咳作用

銀杏は肺を温め、働きを強めるとともに滋養を高める効果があります。またタンパク質分解酵素が体内のタンパク質状の老廃物を取り除きます。

 

気管支喘息や肺結核等の肺疾患に効果が期待できます。

 

抗酸化作用

銀杏の成分であるパントテン酸は、脂肪の代謝を高め、エネルギーに変える効果を持ちます。そして外部からのストレスに対する抗酸化作用もあります。

 

血栓症予防

ギンコライドという特有の物質が含まれていて、血栓の生成を妨ぐ働きがあります。脳梗塞や心筋梗塞等の血栓症を予防する効果があります。

 

去痰作用

銀杏には鎮咳去痰作用があり、薬草としての効力があります。中国では古くから薬として、使用されてきました。

 

咳を止める効果も期待でき、風邪の改善にも効果的です。

 

滋養強壮

また銀杏には滋養強壮作用もあり、病気を持っている方や高齢者、栄養不足の方にも効果が期待できます。

 

ただ食べ過ぎには注意が必要ですし、銀杏と飲み合わせの悪いお薬もありますので、まずは医師にご相談ください。

 

殺虫作用

銀杏にはフラボノイドという成分が含まれていて、殺虫・殺菌効果があります。銀杏を生で食べると殺虫作用があります。

 

また銀杏は害虫がつく事もごくまれな品種です。

 

尿量を抑制

膀胱を温め、膀胱の括約筋(かつやくきん)を強くする成分が含まれています。また尿意を抑える働きもあるので、夜尿症や夜間頻尿、頻尿にも効果があります。

 

いちょう茶

いちょうのエキスには脳機能の改善を中心に非常に効果が期待できます。血流を改善させる事で、高血圧・神経痛・冷え性・アレルギー症状を改善します。

 

ノンカフェインである事から子供から高齢者まで安心して飲めるお茶です。ただし、いちょうの葉にはギンコール酸というアレルギー物質が含まれていますので、注意が必要です。

 

サプリメントの場合には、有効成分やビタミン類が適度に調合されていて、安心して使用する事ができます。

 

高血圧予防

カリウムが豊富な事から、余分な塩分を外に出す効果があります。それによって血圧の上昇を防ぎ、高血圧を予防する事ができます。

【関連記事】
カリウムの過剰摂取は危険!【この症状が現れる!】

 

ポリフェノール

銀杏の外側の殻を外すと薄皮に包まれた実があります。この薄皮にも栄養素が豊富で、主にポリフェノールが多く含まれます

 

ポリフェノールは抗酸化物質であり、アンチエイジングの効果が期待できます。薄皮も一緒に摂取する事が望ましいです。

 

レシピ

銀杏には独特の苦味があり、なかなか殻をむくのにも手間もかかり、食べない方もいらっしゃるかと思います。ここでは様々な効果が期待できる銀杏の食べ方、レシピについて少しお伝えしたいと思います。

 

簡単な調理法として封筒ギンナンというレシピがあります。

 

まず銀杏の殻を軽く割ります。銀杏割り器という商品もあります。そして、封筒の中に塩と銀杏を入れて、封筒の折口を2回以上折ります。

 

そして電子レンジ500Wで60~90秒加熱し、パンパンとはじける音がしたら出来上がりという簡単なものです。

 

またもう1つ簡単なレシピとして塩炒り銀杏というレシピがあります。

 

銀杏の殻を少し割り、鍋に塩と銀杏を入れて、火にかけて炒るだけです。炒り方は時々鍋をゆするだけ。ほんのり色づいて、銀杏の香りがかおってきたら出来上がりです。

 

お好みでお塩をつけてお召し上がりください。

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銀杏の食べ過ぎで11の症状が!

 

ここまで銀杏の効能や病気の予防等、様々なメリットをお伝えしてきました。ですが、何の食べ物でも食べ過ぎはいけません。特に銀杏の食べ過ぎは命に関わる危険性があります。

 

ここでは銀杏の食べ過ぎで起こる症状について詳しく解説していきます。

 

腹痛・嘔吐・下痢・頻脈・消化不良等の食中毒様症状

銀杏を食べ過ぎてしまった場合、1~12時間後に腹痛・嘔吐・下痢・頻脈・消化不良等の食中毒様症状が現れます。

 

ひどくなる前にすぐに病院に行ってください。

 

ふらつき・痙攣・呼吸困難・意識消失・ショック

そして症状がひどくなると、ふらつき・痙攣・呼吸困難・意識消失・ショックを引き起こします。痙攣は強直性痙攣を主徴とするてんかん様発作が起きます。

 

すぐに救急車を呼んで病院に行ってください。

 

致死

最悪の場合には死に至る事もあり、食べ過ぎには十分注意しなければなりません。初期症状が現れた時に、すぐに病院に行ってください。

 

子供

子供の場合には特に注意が必要で、年齢も3歳未満の子供が多いです。中毒患者の8割以上が子供であり、子供の場合には解毒能力がまだ発達していない為に銀杏中毒に至りやすいのです。

 

大人は多量に摂取した場合に限られますが、子供は体の発育の問題がありますので、大人と子供では量の問題ではないとの区別が必要になります。

 

子供の銀杏の摂取は制限しなければなりません。

 

授乳中

銀杏は妊婦さんにとって母乳を出やすくすると昔は言われていました。ですが、授乳を通じて、赤ちゃんの体内にメトキシピリドキシンが吸収される危険性があります。

 

赤ちゃんはまだ抵抗力も弱いため、授乳中の方は銀杏を控えてください。

母乳が出る時期の目安についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
母乳はいつから出るのかチェック!【痩せるって本当?】

 

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銀杏中毒になる原因

 

銀杏中毒の症状をお伝えしてきました。最後にこのような中毒症状が起こるのはなぜなのか、メカニズムを解説いたします。

 

食べ過ぎ

大人の場合には多量の銀杏を食べ過ぎる事により、銀杏中毒を招きます

 

元々大人の場合には、肝臓にチルビリドキシを解毒する酵素があり、中毒症状にはなりにくいのですが、多量に食べ過ぎた場合には銀杏中毒を引き起こします。

 

先程も記述しましたが、子供の場合にはこの肝臓の発育が未発達である為、解毒能力がなく、そこまで多量に摂取していない場合でも銀杏中毒を引き起こします。

 

大人も注意が必要ですが、子供は摂取量にはさらに注意が必要です。

 

チルビリドキシ

銀杏にはチルビリドキシ、MPNという物質が含まれています。このチルビリドキシという成分が銀杏中毒を引き起こす原因に大きく関係しています。

 

このチルビリドキシはビタミンB6ととてもよく似ているという点がありますが、ビタミンB6の働きを邪魔するのです。そして、これらの経緯からビタミンB6欠乏症状を引き起こします。

 

ビタミンB6は、体内で様々な生化学反応の酵素の働きを助ける作用を持ちます。チルビリドキシは、中でも神経伝達を抑制する働きを持つGABAの生合成を阻害してしまうのです。

 

よって神経伝達が抑制されずに、中枢神経の異常興奮を引き起こし、痙攣等の症状が現れるのです。

 

PLP注射

中毒症状が出てしまった場合には、すぐに救急で病院に行ってください。そして銀杏を食べた事を必ず医師に伝えてください。

 

治療に関しては全身管理と対処療法が主な治療法になりますが、痙攣を起こしている場合にはPLP注射が有効であるとされています。

 

PLP注射にはビタミンB6の活性を持つPLPという物質が含まれています。

 

食べ過ぎには十分に注意をするとともに、万が一中毒症状が現れた場合には、早いうちにすぐに救急で病院に行ってください。

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