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頭にこぶができる病気を解説!ケガじゃないこぶの正体とは!

<監修医師 Dr.masa>
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ぶつけたときであれば、痛い記憶が残っているので、こぶができてもすぐに気が付くことができます。

しかし、気が付かないうちに「こぶ」ができていた人もいるのではないでしょうか?

 

それも、頭部にこぶを発見したときは、何か大きな病気が隠されていないか不安になりますよね。

 

実はこのような症状は、少なくなくありません。また、知らず知らずのうちに病気が進行していて、早期の治療が必要な病気かもしれません。

 

一体この「こぶは」何なのか。頭のこぶにまつわる病気についてご紹介します。

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ぶつけてないのにこぶが。。頭にこぶができる病気

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脂肪腫

こぶを触ったとき、どのような様子ですか?触った感触はぷにぷにしている。

痛みを伴わない。この様な症状は「脂肪腫」かもしれません。

 

「脂肪腫」は、その名のとおり「脂肪から発生する腫瘍」。つまり、脂肪のかたまりができる病気です。

 

「腫瘍」というと「ガン」を思いつくかと思いますが、この病気のほとんどは良性です。しかし、病気の発生理由はわかっていません。遺伝が大きいと考えられています。

 

皮膚の下に出来る腫瘍として、多い病気です。

発生箇所として、頭や背部などが多いですが、体のいたる所に出来ます。大きさは直径約1〜3cmほどですが、中には巨大化する脂肪腫もあります。

 

アテローム

こぶの可能性としてもう一つ挙げられるのが「アテローム(粉瘤)」です。

アテロームという病気は、新陳代謝によって日々作られる老廃物(角質や皮脂)が、なんらかの影響で、皮膚から剥がれ落ちず、皮膚の下(真皮)に溜まることによっておこる病気です。

 

この病気は、脂肪腫とは違い、触った感触は固いです。

また、こぶに開いている部分(開口部)があるアテロームもあり、開口部の見た目は黒ニキビのようです。

 

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アテロームは別名「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」とも言われています。

こちらも皮膚でできる良性腫瘍の一つです。

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早めの受診が大事!何科に行くべき?

 

腫瘍のひとつであれば、ガンの専門センター?または、頭部にあるから「脳神経外科」を思い浮かべるかたもいるかもしれません。

しかし、どちらの病気であれ、受診する時は、皮膚科か形成外科が良いでしょう。

 

良性の腫瘍といっても一度できてしまった「こぶ」は自然に消えることはありませんし、時間の経過とともに徐々に大きくなっていきます。

 

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悪性の腫瘍についてはこちらを見て参考にして下さい。

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この症状に対しての治療は、残念ながらありません。そのため、治療方法は手術となります。

 

アテロームも脂肪腫も、比較的皮膚の浅い箇所にできているので、日帰りで手術を受けられます。また、こちらの手術は保険の適応です。

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「良性なら、ほっといても大丈夫。」「日常生活に支障がでないなら、このままでいいのでは?」そんなことを考えたかた!素人判断は油断禁物です。

 

先ほども述べた通り、ほっといても自然には治癒しませんので、こぶは大きくなるばかり。大きくなればなるほど、膨らみが気になります。

 

手術も、小さい腫瘍ほど傷口も目立たず、比較的小さい病院でうけることができます。そのため、大きくなる程、手術の規模も大きくなり、体への負担も増える一方です。

 

アテロームの場合、開口部から炎症や感染を引き起こし、痛みや腫れが出てきます。

炎症や感染を起こしてしまうと、周辺組織との組織化などが起こり、できてしまうためアテロームだけの摘出が困難になります。

 

また、強い痛みを伴う場合、アテロームに膿が溜まっているため、摘出前に膿を出さなければならず、治療に時間がかかります。

 

どちらの病気も腫瘍が大きくなる前に手術を行うことが良いとされています。

 

気になるかたはまず、皮膚科か形成外科に受診をしましょう。

(アテロームの場合、炎症を起こしているとすぐに手術ができない場合もあります。手術の時期に関しては、主治医とよく相談しましょう。)

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まとめ

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「頭のこぶ」に隠された病気をご紹介しました。

どちらもいつの間にか脂肪や老廃物が腫瘍に変化し、知らず知らずのうちにこぶになっていた病気でした。

 

脂肪腫は遺伝性が強いと言われていますが、どんな人でも起こる病気です。

 

良性腫瘍だと紹介した脂肪腫やアテロームですが、実は悪性腫瘍だった、良性から悪性腫瘍に変わっていた症例も報告されているそうです。

 

悪性腫瘍になるのは稀だと考えられていましたが、最近は多くなってきています。

見逃していると症状はより悪化し、大病になるかもしれません。

 

このような危険が潜んでいるかもしれない「頭のこぶ」。気になっているかたは、この機会に受診してはいかがでしょうか?

早期治療を行い、いつの間にかできた「こぶ」の不安も解消しましょう。

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