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食べるのが遅い人の性格とは【病気の可能性も疑って!】

<監修医師 豊田早苗>

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ものを食べる時間を他人と比較したことがありますか?子供の頃なら給食を食べ終わるのが一番遅かったとか、常にスローペースで食べるのも遅いなど。

 

人それぞれのスピードでものを食べるので、一概に早い方が良いとか遅い方が良いなどと決めることはできません。

 

食べるのが遅い人は何事も遅いと思われがちですが、それは性格的に現れる場合と病気が隠れている場合があるようです。

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食べるのが遅い原因は性格が現れる

 

食べるのが早い人と遅い人、どうしてそんなに差ができてしまうのでしょうか。

 

家庭環境

食事は楽しむものという家庭環境で育つと、比較的食べるペースがゆっくりになるようです。

 

またマナーに厳しい家庭環境では「行儀よく」「残してはいけない」と教えられることで、時間がかかるようになることもあります。

 

また兄弟が多い家庭よりも一人っ子で育った場合の方が食べるのが遅い傾向にあるようです。

 

大人数の中で取り合いをすることがないため、気持ちにゆとりがあるからとも考えられます。

 

自分に自信を持っている人

一言で言うと、自信家ほど食事をゆっくりと取る人が多いようです。

 

心理的な要素が食べるペースを左右することがありますが、自信がある人は行動にも落ち着きがあるため食事にも反映されるようです。

 

元気や覇気がない

恋愛の悩みがあるとき、食欲が落ちてしまうと言う人は多いでしょう。同様に元気がない・覇気がないと言う状態にあるときには食べるのが遅くなるようです。

 

落胆したり悲観的になったりといったストレスを抱えた状態も影響します。

 

そのような場合には胃腸の調子も悪く唾液の分泌もあまりよくないため、食べるのが遅くなります。

 

もともと胃腸が弱いという人も、食べ物を口に入れる量も少なめで咀嚼の回数が多くなるので食べるのが遅いということになりますね。

 

注意力散漫・おしゃべり

とにかく人と一緒に食事をしていておしゃべりに夢中になってしまい食べるのがお留守という人がいます。

 

当然会話が中心なので食べるのは遅くなります。また注意力散漫で食べることに集中できず、ながら行動をとりがちな人ほど食べるのも遅くなります。

 

健康志向

健康志向でよく噛んで食べる習慣を持っている人は一口を食べるのが遅くなります。

 

また「野菜を最初に食べましょう」など食べる順番にこだわることも影響します。

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食べるのが遅い人は仕事が出来ないのは嘘

 

なんとなく食べるのが早い人の方が、何をさせても早くこなせそうに見えます。

 

一方食べるのが遅いと緩慢で仕事ができないようなイメージを持たれることもあるでしょう。でも、本当にそうでしょうか?

 

よく噛んで食べることが理由で食べるのが遅い、という例で考えてみましょう。

 

よく咀嚼することが脳の神経細胞を活性化するということをご存知でしょうか。

 

咀嚼により記憶を司る海馬が活性化されることで、加齢による物忘れや認知症の予防にもなるというデータが出ています。

 

食事のペースとは少し離れますが、「噛む」という共通点でご紹介したいのは野球選手が噛んでいるガムの理由です。

 

日本人の慣習からすると「人前でガムを噛むなんて」と言われることもありますが、リラックスすることや集中力を高めるという効果があると重用されています。

 

このようなデータから、よく噛んで食べるから食べるのが遅いという人は、脳内の情報を処理する効率がよく仕事が早いという答えが導き出されます。

 

集中力もあるので手際も良いでしょう。

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食べるのが遅いと人の印象が良くない

 

食べるのが遅くて困っているという人もいます。本人が悩みに感じるということはそのこと自体をデメリットだと感じているということでしょう。

 

人から見た印象について考えてみましょう。人と一緒に食事をしていて、あまりにも食べるスピードが遅い人を見てグズだと感じる人もいるかもしれません。

 

単にマイペースなだけなのかもしれませんが、早く食べてしまう人からすると協調性がないと取られることもあるでしょう。

 

周囲を気にせずマイペースで食べている人を見ると、その悠然とした姿に苦労知らずの育ちの良さすら感じることもあります。

 

人の印象が良くないと感じることもあるかもしれませんが、一方では反対の良い印象を与えていることだってあるのです。

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食べるのが遅い人のメリットはコレ!

 

食べるのが遅い人のメリットで筆頭にあげたいのは太りにくく脳も活発に動くということでしょう。

 

よく噛んで食べることで食べるのが遅いという点では、ゆっくり食べることで満腹感を得るのが早く比較的少食になります。

 

バイキングで損をするという意見もありますが、それよりもダイエットをする必要がないスリムな体型を維持している人が多いですね。

 

腹八分目で食べる量をコントロールできる余裕があるので血糖値やコレステロールなどの数値を機にするストレスもないというのはメリットだと言えるでしょう。

 

悠然とゆっくり食べている姿を見ると、平和主義で温厚な人に見えるのもメリットだと思いませんか?

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食べるのが遅い子供の原因を知って改善しよう

 

大人になって食べるのが遅いのならば、ある程度は自分も周囲もそのことを取り立てて問題にすることもなくなります。

 

しかし子供の食べるスピードが遅いと、「どうして遅いんだろう?」と心配になることもあるかもしれません。

 

まだ空腹になっていない

あなたも経験があるかもしれませんね。まだお腹が空いていないのにご飯の時間が来てしまうと、食べるのに時間がかかります。

 

大人でも同じことが言えますが、空腹でなければそんなに焦って食べることはありません。

 

間食の量が多かったりすると当然空腹になるまでに時間を要するので、おやつの量や盛り付ける食事を減量してみるのも方法でしょう。

 

昼寝から起きてすぐや体調不良など、タイミングとしてお腹が空いていないという時も食べるのが遅くなります。

 

食べられる量とのギャップは?

子供が食べる量をきちんと把握していますか?

 

もしかすると食べるのが遅いというよりも、子供が食べきれる量よりも多く盛り付けているという可能性はありませんか?

 

おいしいと感じて食べられる量を知ってあげることも大切です。

 

どうしても飲み込みが上手でないなどの場合には、水分のあるおかずにしたり直接飲めるものを準備してあげましょう。

 

集中できる環境で食べさせる

見たいテレビ番組や遊んでいる途中になっているおもちゃがあると、子供でなくても集中して食べることができません。

 

テレビ番組の時間帯に重ならないよう食事を始めることで「早く食べてテレビを見よう!」という誘導ができるかもしれません。

 

またお父さんの帰宅時間と重なるとおしゃべりが忙しくて食事に集中できないこともあります。

 

子供の好奇心を刺激するようなものはきちんと片付けて、食事をする環境を整えることも大切です。

 

食育に躍起になっていませんか?

好き嫌いなく何でも食べて、食べることで健やかな成長を促すことはとても大切なことです。

 

味付けや食材にも意識的に思考を凝らして質を向上させたとしても、子供にとってはあまり関心を持つことではないのかもしれません。

 

それよりも食事が楽しいということを教えることの方が大切です。

 

遅いからといって感情的になって叱ったり、食べないことに苛立ちや焦りを感じると子供に通じるのです。

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食べるのが遅いのは病気の可能性もある

 

性格が元で食べるのが遅いということについて見てきましたが、そうではなく病気が原因になっているケースもあるようです。

 

胃腸が弱いと食べるのが遅い場合があると前にお話ししましたが、クローン病という疾患をご存知でしょうか。

 

職場の同僚が食べるのがとても遅く、遅い以上に食が細いのが気になったことがあります。

 

尋ねてみると実は彼がクローン病だったのですが、当時はクローン病がなんなのかすらわからないような状態でした。

 

クローン病は、大腸や小腸の粘膜に慢性炎症が起こります。

 

炎症が潰瘍となる炎症性腸疾患です。原因は完全には解明されていませんが、分かっている部分でいうと免疫異常だと言われています。

 

生活習慣に由来する環境因子や生まれつきである遺伝子的要因によって免疫機能に異常をきたすというものです。

 

いずれにせよ、日本人にも罹患数が増加しているのは食の欧米化や喫煙などが関係しているようです。

 

よく似た疾患として潰瘍性大腸炎が挙げられますが、病変が大腸肛門部病変に始まり徐々に広がっていくものです。

 

クローン病は口から肛門までの消化管のどこにでも病変ができるという点が違うと言えます。

 

症状は腹痛・下痢・発熱や体重減少が知られていますが、下血や倦怠感・貧血なども発生します。

 

このためよく食べられない、食べるのが遅いと感じられるのかもしれません。

 

好発年齢は男性で20代前半、女性では10代後半とされています。男女比で見ると2対1で男性の方が多く罹患するようです。

 

食べるのが遅いのは性格が原因だと言い切ることはできません。確かに性格が由来していることはとても多いのですが、その理由は環境的な要素をも含んでいます。

 

そして病気や身体的な問題が関わっていることもあるので、十分に観察した上で判断・対処することが大切です。

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