意外に知らない白子の栄養成分【カロリーや効果も詳しく解説】
今回は、みなさんもよくご存じの白子について簡単ではありますが、その機能から注意点まで様々な内容で解説させていただければと思います。
気になる所から確認してみよう
白子ってどの部位をさしているの？
よく高級料亭などで出されることが多い白子ですが、みなさんは白子がいったいどんなものかご存知でしょうか？
恐らく多くの人が一度は口にしたことがあるのではないでしょうか？しかし、そのコクのある美味しい食べ物がいったい何者なのかをご存知の方は多くはないかもしれません。
そんな白子について様々な目線から紹介していきたいと思います。
では、そもそも白子とは何なのかということから解説したいと思います。白子とはオスの魚類の精巣の部分となります。
よくメスの卵は食べることがあるのでイメージはつきやすいかもしれませんが、白子はオスの高級品となるのです。
では魚類と言ってもどの様なものが対象となると言いますと、代表的なもので言えばタラであったりアンコウであったりフグといったものがあります。
珍しいもので言えば鮭やいかなどの精巣も白子として食べることがあります。その見た目から、少しグロテスクな部分もあるかとは思われますが、非常に濃厚で味のよい高級食材とされているのは確かです。
実は低カロリーの白子の栄養成分を分析
白子がどの様な食べ物であるかの概略は見出しの１で紹介してきました。ここでは、主にどの様な成分が含まれるかについて簡単ではありますが説明していきます。
ちなみになのですが、白子にはここに記載のあるビタミン類やコレステロール類以外にも沢山の成分が含まれていますので、注意してください。
各種ビタミン類
白子には実は様々なビタミンが含まれています。といってもビタミンには本当に様々な種類がありますので、そんなビタミンの中で何が含まれているかについて解説します。
主にビタミンD・E・B1・B2といったビタミンが入っています。それぞれの働きについてここでは詳しくは解説はしませんが、骨を作る作用や抗酸化作用、疲労回復効果など非常に多方面に効果を発揮します。
各種電解質
電解質というと、どの様な物質を想像されるでしょうか？主に白子に含まれている電解質とはリンやカリウム、ナトリウムなどが含まれています。
ここでも、それぞれの詳しい機能については割愛させていただきます。
その他
ではここまで、ビタミン類や電解質について簡単に紹介してきました。それ以外にどの様な成分が含まれているか簡単に説明したいと思います。
それ以外にはコレステロール、プリン体などが含まれています。
白子は３つの効能に期待
先ほどは、白子に含まれている成分について紹介してきましたが、それでは実際の効果についていくつか解説していきたいと思います。
新陳代謝の更新
白子には新陳代謝の更新つまりはエネルギー代謝の更新作用があります。これはどういうことかといいますと、新陳代謝と直接関係のある核酸という物質をたくさん含んでいることによります。
核酸を他の食物に比べ沢山含有していることにより、新陳代謝の促進を行っているのです。
抗酸化作用
白子には抗酸化作用もあります。そのため、老化の原因物質の1つとも言われている活性酸素を減らす作用があるのです。そのため、老化防止にもつながるとされています。
この活性酸素は老化の原因となるだけでなく、動脈硬化や脳卒中など様々な病気の要因として注目されているものでもありますので、ただ単に老化の防止となるだけとも言えない部分もあります。
その他
先に２つの効果について紹介しましたが、その他にもいくつか代表的な効果があります。それは高血圧に対して治療効果があるということです。
カリウムによる利尿作用などにより、血圧を下げる効果があるとされています。
食べ物に敏感な妊娠中に白子は食べてもいいの？
それでは、ここで少し目線を変えて妊娠中の方が白子を食べても大丈夫なのかということを話したいと思います。
結論から言いますと、食べてはいけないことはないというところです。
と言うのも、少しの量であればそれほど影響はありませんが、たくさん食べると妊娠高血圧や高脂血症などを引き起こし、お腹の中の胎児にも影響を与えてしまう可能性がありますので注意しなければなりません。
その他にも貝類や甲殻類、さんまやあじといった魚類に関しても基本的には食べてもそれほど大きな問題にはならないのですが、生で食べてしまうと感染症などを引き起こす可能性も出てきますので、その辺りは十分に注意をしておかなければなりません。
そのためにも生食をなるべく控えることは妊婦さんにとって重要なことになりますし、加えて産地なども十分に注意を払う必要はあると考えられます。
確かに、妊娠中の方は鉄分を補給したり、葉酸を補給したり、核酸を補給したりと本当にたくさんのことに注意がしなければいけないのは事実ですが、このことに関しても注意しなければいけないということもまた事実の1つなります。
低カロリーの白子で太るのはなぜか
では、ここまで白子のよい部分を沢山紹介してきましたが、どう感じられたでしょうか？確かに栄養素は沢山ありカロリーは少ない。これだけ聞くと、非常にダイエットにいいのではないかと考える人も中にはいると思います。
しかし、なかなかそういうわけではないのです。ここではその点について解説していきたいと思います。
ではなぜ白子で太るのかということを解説していきたいと思います。しかし、まず最初に解説しておきますが、白子だけではもちろん低カロリーのために太ることはありません。
ではなぜ太る可能性があるのか。それはそれ以外の食事もしくは食べ方等に問題が出てきてしまうからです。
もし白子を食べたことがあるかたなら思い出してみてください。食事として白子を食べる際に白子だけで食べることはあまりないのではないでしょうか？
コクがある一方で少し酸味があり淡泊な味わいであることは確かです。そのため食欲旺盛な人でなくてもそれ以外についてくる白飯であったり、天ぷらであったり、高脂質のその他のおかずをたくさん食べてしまいがちになることもあります。
また、仮に白子だけで食べるケースについても考えてみましょう。白子だけで食べるケースと言えば、ビールのおともとして食べることが多いのではないでしょうか？
そのため、ビールを余計に飲んでしまう状況も発生してくることもあるのです。そのため、ダイエットをされている方が白子を食べる際には、注意が必要となるのです。
白子の食べすぎはプリン体に要注意！
尿酸という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか？最近よくテレビCM等で耳にするプリン体のことです。
プリン体を多く含む食べ物としてビールやレバーが有名なところです。特にビールに関しては、CMでもプリン体オフのCMをよくしているくらいですからご存知の方も多いのではないでしょうか？
そして実は白子もプリン体を多く含有している食べ物の1つであるのです。そのため、実はさきほども少し解説しましたが、ビールなどの飲酒と一緒に白子を食べることは、多量のプリン体を摂取していることになります。
そのため、気になる方はプリン体オフのものを選んだり、白子と一緒にビールを飲むことを避けるなどを行った方がよいです。
もし、プリン体を多量に摂取すると、体内で尿酸に変化したプリン体が、排泄しきれずに体内に蓄積され高尿酸血症を引き起こす原因となります。
高尿酸血症になり、手足に尿酸の塊が溜まるようになると、激痛が起こる痛風発作が起こるようになり、なかなか薬剤で治療することも大変となります。
特に男性に多い疾患ですので、男性の方は特に注意が必要となります。
まとめ
どうでしたでしょうか？今回は白子について簡単ではありますが解説させていただきました。みなさまの参考に少しでもなればと思います。
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