食前酒の食欲増進の他にも効果がある!【最適な食前酒も紹介】
<監修食生活アドバイザー 藤沢 淳司>
今回は、食前酒についてと、それにまつわる様々な話を解説していきます!
気になる所から確認してみよう
食前酒とは
今回は食前酒をテーマにしている訳ですが、そもそも食前酒とは何かご存じでしょうか?少しはおわかりになられる方も中にはいらっしゃるかもしれません。
これは日本の文化ではもちろんありません。海外から入ってきた言葉で、食前酒と言う言葉がなじんだんだと言えるのです。
では、いったいどこの国でスタートしたのでしょうか?これは、別名アペリティフとも言われ、比較的度数の少ない少量のアルコールを食前に飲むことなのです。
ちなみに、基本的な料理はフランス料理となります。ここまで来るとと、どこの国の言葉なのか、分かられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうです、フランスの言葉なのです。つまり、食前酒、アペリティフとはフランス語でありフランスから発症された文化なのです。
ではなぜ、この様な文化が出来てきたのでしょうか?それを考える前に、少し違う視点で話を進めてみましょう。
やはり食事というものはおいしいものでなければなりません。みなさまはどうでしょうか?
確かに、静かに食べる食事形態も中にはありますが、やはり宴会の様な楽しい食事の方がいいと思います。
そうです、これは食事の会話を楽しませる効果を期待して、飲むものなのです。
しかもシャンパンなどの炭酸のあるお酒を飲むことが多いのですが、それにより胃の運動効果の増進を期待しているのです。
ちなみに、フランスの農水省が2004年にこのことを定め、それは6月の第一木曜日を食前酒の日としているのです。
また、フランスではアミューズという、前菜の前に出す食事に合わせて食べることもあります。
食欲増進だけじゃない!食前酒の効果
では、食前酒にはどの様な効果があるのでしょうか?先にその効果には会話を盛り上げたり、食欲を増やしてくれる作用があることは少しお話ししました。
ちなみに、食欲増進という作用は、アルコールの効果により血管が拡張し血流が増強、それに伴い胃の運動が促進することにより、その効果と繋がってきてはいるのです。
では、そんな効果以外にどの様な効果があるのでしょうか?大人の方であれば、ほとんどの人が実際に1度はアルコールを飲まれたことがあると思います。
もしくは、定期的に職場の飲み会などで飲まれている方も中にはいらっしゃるかもしれません。
その様な方はアルコールの効果もなんとなく理解されている方が多いとは思いますが、具体的にどの様な効果があるのか説明したいと思います。
食欲増進
これに関しては何度も解説しておりますので、割愛させていただきます。
会話の促進
やはり、アルコールを飲むと、陽気になり会話が弾みます。それに応じてリラックス効果もより顕著に出てくるので、確かに飲み過ぎると良くないですが、適度であればその効果は精神的にも非常によいものとなります。
善玉コレステロールを増やす
コレステロールと聞けば、やはりあまりいいイメージを持たれない方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、コレステロールの中にも善玉と言って身体にいいものと、悪玉と言って身体に悪いものの2種類が存在します。
そんな中でも身体に良いとされる善玉コレステロールの増加を促進させる作用があります。
飲み過ぎの防止
アルコールも飲み過ぎると身体に毒となります。適度に飲む分はそれほど問題はないのですが。しかし、実はこの食前酒が飲み過ぎの防止にも繋がるのです。
飲み過ぎの害についてはこちらを参考にして下さい。
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食前酒に向いているアルコールはコレ
では、実際にはどの様なお酒が食前酒として知られているのでしょうか?ここでは食前の種類についていくつか紹介していきたいと思います。
シャンパン
別名でスパークリングワインとも言われますが、これはよくご存じの方も多いとは思いますが、よく結婚式の際などに最初の乾杯のドリンクとして利用されることが多いものです。
ビール
最近では発泡酒などもよく出されるようになってきましたが、日本の居酒屋さんなどでよく初めの乾杯で利用されるお酒となります。
みなさんも好きな飲み物の1つではないでしょうか?
ワインベースカクテル
最近では、若者を中心に流行っているお酒の種類なのではないでしょうか?
内容までは詳しくは説明はしませんが、シェリー酒やリキュール、キールと言った言葉はよく耳にするのではないでしょうか?
以前の梅酒に似合って、アルコール度数も低いため飲みやすい類のお酒となっています。
ただしワインの過度な飲み過ぎには心配な面もあります。くわしくはこちらを見て参考にして下さい。
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食前酒があれば食後酒もある
では、ここで少し疑問に思われた方もいるかもしれません。食前酒があるのならば、食後酒はどうなんだろう?実はあるのではないだろうか?と。
そうなんです、食後酒も実際にはあるのです。ちなみにフランス語でディジェスティフと言います。
あまり日本人は食事の種類や食べ方に合わせてお酒を選んだり、どんなお酒をどんなタイミングではっきと飲むという習慣がないので、どんなお酒が食後酒なのか知らない方も意外と多いのではないでしょうか?
最近では、結婚式の食事もフレンチが定番となり、食前にシャンパンなどを飲むことが増えていますので、食前酒というと少しはイメージがつく方もいらっしゃるかもしれませんが、食後にはどんなお酒を飲むかは人それぞれであると思います。
ちなみに、フランスなどで飲まれる代表的な食後酒としては、ブランデー、ウイスキーなどが挙げられます。
また、強い香りの甘口のお酒である、貴腐ワインもその1つとされています。食後に甘いワインを飲むことは、食後の食事の物足りなさを補ってあげる効果も期待しているのです。
ちなみに、これらには胃酸の分泌促進作用を合わせ持っています。日本でも、ブランデーやウイスキーもしくはワインというのは、どちらかというと乾杯からは飲むものではありません。
やはり、フランスのその様な伝統的な文化が少しだけではありますが根付いているのもまた事実ではあるのですが。
断るのはマナー違反?下戸の人はノンアルコールでもOK
では、中にはどうしてもアルコールは苦手なので、炭酸水やミネラルウォーターへ救いの手を差し伸べる人も多くはないかもしれません。
しかし、なかなか上司や目上の人との席となると飲まないわけにいかない状況も出来てくるかとは思います。
そんな場合に、手頃に飲める飲み物についていくつかご紹介をしたいと思います。今から紹介する飲み物の中にはノンアルコールもあり非常に飲みやすく、アルコールも弱い人でも手軽に飲めるものを紹介いたします。
シャーリー・テンプル
この飲み物はご存じの方も多いのではないでしょうか?レモン・ライム・ソーダをベースとして、これにグレナデン・シロップを合わせて作られる、ノンアルコールカクテルです。
これは親がお酒を飲んでいる時に、子供が飲めるようにとして作られた飲み物で、その名前は有名な女優さんからつけられています。
グレナデン・シロップについてはこtらを参考にして下さい。
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ワインクーラー
これは、赤もしくは白ワインをシロップやジュース、キュラソーといった飲み物で割ったアルコール飲料となります。
シロップやジュースで割ることがあることから、非常に甘くて飲みやすいことが特徴とも言えます。
サングリア
このお酒は、果物をワインに漬け込んでいるお酒となります。これもワインクーラーと似ている部分もあり、非常にあまくて飲みやすいことも特徴の1つであると言えます。
食前酒のはずが食中酒に?和食と日本酒の関係とは
では、最後に少しだけ日本のお酒について紹介いたしましょう。日本には焼酎や日本酒といった文化が昔から根付いています。
特に、日本酒はただ飲むだけでなく、料理に入れるための調理酒があるほど、非常に日本料理と相性の良い材料となっています。
特に米で作られるものはその相性は抜群によいとされています。
また、飲むための日本酒もその種類は多彩にあります。
特に、お酒を造るために、ぎりぎりまで米を削り取り、ほぼほぼおいしい部分のみで大吟醸という種類であったり、水を加えて薄めていない原酒と言われるお酒であったり本当においしいお酒があります。
特にその特徴として、食事の途中で食べながらおいしく飲めるというのは特徴の1つとも言えます。
日本酒は日本人にとってレシピの1つとなりうるのです。ただし、少し注意が必要な部分もあり、アルコールは肝臓に少し悪い影響を及ぼすこともありますし、また肥満の方にとってはカロリーオーバーになることもあります。
肝臓への負担についてはこちらを参考にして下さい。
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まとめ
どうでしたしょうか?食前酒の概要から、その作用まで紹介をしてきました。また、日本酒についても紹介してきましたが、みなさまのお役に少しでも立てればと思います。
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