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うまく笑えない2つの意外な理由【この病気かもしれませんよ】

<監修臨床心理士 鈴木崇弘>
口

「笑っているはずなのに目が笑っていない」

「ひとりだけ笑わなかったけど、体調が悪いの?」

と人から指摘されて改めて自分を振り返って気付いた方、自覚しており友人と話をしていても心から笑えていない自分に悩みを抱いている人、いるのではないでしょうか。

実はそれは病気が原因かも知れません。今回はうまく笑えない理由について、その原因を解説します。原因を知って対策を実施し、今ある悩みを解決しましょう。

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うまく笑えない理由

 

なぜ、うまく笑えないのでしょうか。具体的な理由についてみていきましょう。

 

ネガティブ

笑う、という行為は多くの場合、「プラス」の物事を表します。楽しい、嬉しい、心がうきうきする、面白い、そんなポジティブな心境や体験が、人を笑顔にします。

その反対、悲しいとき、苦しいとき、辛いとき、不安なときは当然逆のネガティブな気持ちに支配され笑顔を浮かべることが出来ません。

たとえば、友人がギャグを言い、周りの人間が爆笑していても、もしも身内に危篤状態の人がいる場合は不安で心から笑えない、という状態もあり得ます。

ネガティブな気持ちの場合、「ここは笑うべき場面だ」と理性や社交性では分かっていても、感情が伴わず笑えないことがあります。また何か特別な出来事がなくても、常々ものごとを悲観的に捉えがちな人もうまく笑えなくなります。

 

トラウマ

人前になると、途端にうまく笑えなくなる人もいるかと思います。もしかして、過去に「笑う」という行為にまつわる嫌な思い出がありませんか?切り傷と同じで、心も目には見えないものの外傷を負う場合があります。

過去に強烈な経験を通し、似たような状況下に置かれると当時の心境が蘇って不安になったり気力を失うことを心的外傷と呼びます。酷い状態になると「心的外傷後ストレス障害」(PTSD)と呼び、心の病に繋がることもあります。

多くの場合、過去に「笑顔が気持ち悪い」といった言葉を投げつけられてしまい、極端に自信を喪失してしまう人によく見られる症状です。また自分で自分の笑顔を「人に避けられる表情だ」と思い込むケースもあります。

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うまく笑えなくなる病気

 

精神的な理由でうまく笑えない場合は、意識の転換などで改善を図ることが出来ます。ただし病気が原因の場合は、意識だけの改善では症状の緩和は難しいです。原因を特定する必要があります。

いったいどんな病気の疑いがあるのか、ご紹介します。

 

うつ病

うつ病を発症すると、個人差はありますがあらゆる日常動作が億劫になったり、著しい気分の落ち込みがあります。憂鬱な気持ちが感情を支配していると、笑う場面も少なくなり、表情筋を動かさなくなってしまいます。

筋肉は動かさなければどんどんはたらきが鈍くなり、今度は心境に関係なくうまく笑えなくなります。またうつ病を発症すると、脳内物質の分泌に支障が出ます。

表情を作る際には脳内物質の分泌が鍵となりますので、表情を作りにくくなります。うつ病を発症した場合は、表情がうまくつくれないほか、不眠症や食欲不振、気力の低下など特徴的な症状が現れます。

様々な症状を複合的に判断しうつ病がどうかを診断することになります。うつ病は過度なストレスが原因となる場合が殆どです。

人間関係や仕事上のトラブルなど、思い当たる節はないか考えてみましょう。原因を知ることで、症状改善のためのケアを行うことが出来ます。

 

笑顔恐怖症

数人で会話をしている際、とりとめもない話題であるにもかかわらず、顔が引きつる・顔の一部が痙攣する場合、もしかしたら笑顔恐怖症かもしれません。

笑おうとしているのに、人前では頬が引き攣りぴくぴくとしか動かなかったり、笑っているはずなのに別の感情にとられたりすることが悩みの種になっていませんか?

笑うべき場面でうまく笑えないと、他人からの評価が気になってしまいますよね。このような悩みを抱えている人を「笑顔恐怖症」と呼びますが、これは「対人恐怖症」の一種だと考えられています。

対人恐怖症は他人からの視線や評価を恐れるあまり、人と向き合えなくなる心理的な病です。特に笑顔の表現方法に悩む人が多いため、「笑顔恐怖症」として名前がつけられています。

若い女性は他人からの容姿に対する評価を気にしやすく、笑顔恐怖症を発症しやすい環境です。

 

表情恐怖症

表情恐怖症とは、表情が固まってしまい感情が表現できなくなる症状でこちらも笑顔恐怖症と同様に対人恐怖症の一種です。

無意識的に表情が固まってしまうので、意識して改善しようとすればするほど筋肉が緊張し表情が固まるという悪循環に陥ります。

表情恐怖症を発症する人の多くが「自分自身の顔に対する意識が過剰」「過去に笑うという自分の行為を人に非難されたことがある」という過去があります。

意識過剰とは、自分に対して自信がありすぎても、自信がなさ過ぎても陥るものです。

 

脳の病気

「笑う」という行為には、顔の筋肉だけではなく、神経も関係します。もしも笑い方がぎこちない、というレベルではなく、そもそも顔面を動かすことさえ出来ない場合は、脳の病気の疑いがあります。

脳卒中や脳腫瘍により、脳内の血管が圧迫を受け、神経に負担がかかっている状態かも知れません。顔面が麻痺したように動かない場合は、脳神経外科を受診した方が良いでしょう。

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うまく笑えないときの対処法

 

うまく笑えないとき、いったいどんな対策をとれば改善できるのでしょうか。認知行動療法の観点から、うまく笑うためのトレーニング方法や思考方法についてお伝えします。

 

感情をはき出す

さまざまなマイナスの気持ちを心の中に溜め込みすぎた結果、「笑ってはいけない」と思い込んでうまく笑えなくなります。

特に怒りや苦しみは、「人前でさらけだしてはいけない感情」としてコントロールするように、幼少期から教育を受けている人が殆どです。

しかしマイナスな感情も、表に出さないまま自分の中に未消化なまま残ると、思考そのものがネガティブに傾きます

怒りや悲しみ、過度に表に出せない喜びなど、感情を表に出しづらいときは紙に書き出してみてはいかがでしょうか。

リスト化して紙に書き出すことで感情が外側に吐き出され、「書く」という作業が冷静さを取り戻させてくれます。

人は己の感情をそのまま抑圧した方が、かえって身体の毒となる生き物です。はっきりと自分の感情にラベルをつけることで頭の中が整理され、気持ちを落ち着かせることが出来ます。

 

意識を変える

「自分なんかが笑ったら、人を不愉快にさせる」

「笑った顔が気持ち悪いと思われたらどうしよう」

そんなマイナスな思考で笑うことを躊躇している方、そのネガティブな思考自体が損に繋がります。笑顔は人間関係の潤滑油とも呼ばれ、コミュニケーションを円滑にとるための便利なツールとも言えます。

もしも雑談をしている相手が何の表情も浮かべず無表情だと、「もしかして怒っているのかな?」と相手に不安を与えてしまいます。

まずは「笑ったら他人にマイナスの印象を与えてしまうかも知れない」という考え自体を変えるといいでしょう。誰も自分の笑顔を非難しない、と意識を変えることができれば心理的な負担はずいぶんと減らせます。

 

意識的に笑う

脳の働きと表情筋は連動しています。

「老い」への対策として、「毎日鏡の前で笑顔を作ること」が推奨されていますが、これはあえて笑顔を作ることで、脳に刺激を与え衰えた表情筋を復活させる効果があります。

心から笑えない場合は、まずは口角を上げることから始めましょう。鏡の前に立ち大きな声で「い」の語尾を伸ばして口にすることで、自然と口角が持ち上がります。筋肉を動かして脳の活動を活発化させましょう。

 

無理をしない

感情を抑制しない、意識を変える、意識的に笑う、といううまく笑うためのコツをご紹介してまいりました。

しかし、本当に精神的な落ち込みを抱えている人間にとっては、プラスに思考を切り替えることそのものが負担になる場合もあります。

「とにかく今すぐ笑えるようにならないといけない」と自分を追い込んでは、ますます自分にプレッシャーをかけてしまいうまく笑えなくなります。

「今は笑える状態にはないけれど、そのうち笑えるようになるだろう」と、問題を先延ばしすることも時には重要です。今すぐに問題を解決しなければならないという重圧から解き放たれれば、精神的な負担が減ります。

重要なのは、極端に思い詰めないことです。できることからコツコツと、まずは顔面の筋肉を凝りほぐす体操などでも第一歩を踏み出せます。

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