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しゃべると咳が出る原因はコレ【風邪や気管支炎との違いとは】

<監修医師 まっちゃん>

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「しゃべるとなぜか咳が出る」とお悩みの方、いらっしゃいませんか。

 

誰とも会話せずに生活するのは困難なので、しゃべると咳が出ると困りますよね。そこで今回は、しゃべると咳が出る原因とメカニズムについて解説します。

 

さらに似たような症状である風邪や気管支炎との違いについても解説します。身近な悩みですから、参考までにご一読下さい。

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しゃべると咳が出ると同時に5つの症状ありませんか

 

咳が出ると「風邪をひいたかな?」ですませてしまうという人、多いのではないでしょうか。もしくは「風邪が長引かないように」と様々な対策を試みる人もいるかもしれません。

 

しかし原因が風邪以外にある咳ならば、風邪を前提とした対策は効果を発揮しないでしょう。

 

ふだんは単発的な咳が、なぜか慢性化した場合に気をつけたい咳以外にどんな症状が見られるのか解説します。

 

季節の移り目に症状が出る

季節の変わり目は寒暖差が激しくなりますが、この時期にしゃべるだけで空咳が出やすくなっていませんか。

 

季節の変わり目を発端に一ヶ月以上続く咳は要注意です。

 

また温度変化だけではなくタバコなど喫煙の影響で咳が出やすくなるなど、環境の変化でも咳が誘発されていませんか。

 

この場合、風邪以外の原因が考えられます。

 

運動中に咳き込む

運動とは「しゃべる」という行為も含みますが、しゃべる以外の動作によって咳が出る場合も要注意です。

 

「横になる」という動作だけでも咳が出る場合もあります。

 

さらにしゃべるときだけではなく運動中に咳き込む場合は、胃食道逆流症のおそれもあります。

 

時間帯によって咳が出る

朝方に咳が出る場合、睡眠中に口を開けていたため乾燥したりほこりなどのアレルギー物質が体内に入り込んだことが原因で咳喘息の症状が出る場合があります。

 

無痛・無発熱

風邪にありがちな関節痛や発熱が見られず、ただ咳が続くようであれば原因は風邪以外あるといえます。

 

また最初は発熱や関節痛を伴ういつもの風邪をひいていたにも拘わらず、熱がひいても咳だけはずっと続いている場合もあります。

 

これは風邪を発端に別の疾患が発症してしまったためです。

 

市販薬がきかない

市販の咳止めを服用しても効果がない場合、風邪以外の原因があると考えられます。

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風邪でもないのにしゃべると咳が出る原因はコレ!

 

しゃべる度に咳が出るのに風邪が原因ではない場合、咳喘息の疑いもあります。

 

咳喘息は気管支が腫れたり、取り込む酸素が減少することで起きる疾患です。

 

なぜ腫れるのかというと、様々な刺激に気道が過剰反応を起こすためです。その原因についてくわしく解説します。

 

大気汚染

社会問題として知られる黄砂PM2.5など、近年は大気汚染が深刻化しています。

 

空気を吸い込む役割を果たす肺に有害物質が付着するわけですから、なんらかの弊害が出てくることは想像に難くないと思います。

 

タバコ

タバコの煙は気管支を刺激する成分を含みます。そのため咳き込みやすくなり、咳喘息を発症しやすくなるのです。

 

また直接タバコを吸う習慣がある人だけではなく、副流煙による受動喫煙でも咳喘息のような症状が出ることがあります。

 

アレルギー

花粉やハウスダストなど、日常生活に蔓延するアレルギー物質に反応して咳喘息の症状が出る場合があります。

 

これはアレルギー症状のひとつとして気管支に炎症が発症することで腫れ、気道が狭くなってしまうせいです。

 

気道が狭くなると刺激に対して敏感になり、咳が出やすくなってしまうのです。またペットを飼っている人もアレルギー物質を吸い込みやすい環境です。

 

飲酒

お酒を飲むと、体内でアルコールを分解する過程でアセトアルデヒドという物質が合成されます。

 

アセトアルデヒドは気管支を収縮させるはたらきがあり、気道が狭くなります。そのため刺激に対して過敏となり、咳喘息を起こしやすくなります。

 

ストレス

ストレスと自律神経は深い関わりがあります。

 

ストレスを受けると人間は自律神経が影響を受け、自律神経によって統制されるホルモンバランスが崩れたり血流障害が起きたりします。

 

ホルモンバランスが崩れると体内の臓器もそのはたらきに悪影響を受け、負担が重くなります。

 

すると呼吸器の障害を誘引したり、アレルギーを引き起こしやすくなります。

 

またストレスにより免疫力が下がるため、身体のガードが甘くなり細菌やウイルスに感染しやすくなり、咳喘息を発症しやすくなります。

 

別の疾患の後遺症

風邪やインフルエンザなどの感染症にかかると気管支に炎症が発生することがあります。

 

すると気道が刺激に過敏となり、咳喘息の症状を引き起こすことがあります。

 

風邪やインフルエンザの症状が見られなくなったのに、咳だけは依然として続く場合は要注意です。

 

またアレルギー性鼻炎を発症し喘息も合併することがあります。

 

もしも市販のアレルギー性鼻炎薬だけで症状をやり過ごしていると、喘息を合併していても気がつかないまま症状が進行している場合もあります。

 

長引く症状の場合は1度きちんと医療機関を受診しておきましょう。

 

口呼吸

睡眠中に口で呼吸する人の場合、ひどく口の中が渇いてしまいます。

 

朝方にはすっかり口の奥まで乾燥し、咳が出やすくなります。口呼吸が慢性化することで咳喘息を誘発します。

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咳喘息の11の診断基準を詳しく解説

 

咳喘息とただの風邪は何が違うのでしょうか。咳喘息の判断基準について解説します。

 

激しい渇いた咳

ただ激しく咳がでるという症状が8週間以上続くと、咳喘息の疑いがあります。

 

痰・発熱はほとんどない

風邪の場合は咳の他に痰や発熱が見られますが、咳喘息には見られません

 

喘鳴音がほとんどない

「ゼエゼエ」「ヒューヒュー」といった、喘息でよくきく喘鳴音がほとんどしません

 

聴診器をあてても喘鳴音が聞こえないのに、8週間以上も咳が続く場合は咳喘息の可能性があります。

 

病歴なし

「今まで一度も喘息にかかったことはない」「呼吸困難に陥るほどの喘鳴が起きたことがない」という人ほど、咳喘息を発症する可能性があります。

 

病歴がないのに咳が続くようでしたら、注意が必要です。

 

気管支拡張薬が有効

咳喘息は気管支が狭くなることで発症します。

 

そのため気道を広げる気管支拡張薬を用いることで症状が改善された場合、原因は咳喘息と推定されます。

 

アレルギー物質に対して咳が出る

ペットを飼っていたりハウスダストに悩まされている、特定の期間だけ症状が出るなどといった花粉との関連を思わせる場合アレルギー物質に反応して咳喘息の症状が出ると考えられます。

 

胸部レントゲンで異常なし

胸部レントゲンをとっても肺や気管支に異常が認められない場合は、咳喘息の疑いがあります。

 

市販薬はあまり効果がない

市販の風邪薬や咳止めを服用しても一向に効果を感じられないのは、原因がそもそも異なっているためです。別の原因、つまり咳喘息といった可能性があります。

 

胸痛がある

気道から広がった炎症が肺にまで影響を及ぼし胸痛を感じることもあります。

 

吐き気や嘔吐がある

咳喘息を発症し咳き込むことが増えると、誘発されて吐き気や嘔吐を覚えることがあります。

 

発作が夜中から明け方に起きるなど規則性がある

肺は身体を横にすると圧力がかかるために小さくなります。またホルモンの分泌の関係で、睡眠中(夜)の呼吸は深く大きくなります。

 

すると小さくなった肺に負担がかかり、気道も狭くなり負担が大きくなります。

 

そのため咳喘息の発作が夜中から明け方といった時間帯に起きやすくなるのです。

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咳喘息と気管支炎の違いとは

 

実は咳喘息と気管支炎、気管支喘息は似ているようで異なる症状です。

 

はっきりと区別するには医療機関できちんと診断を受ける必要があります。それぞれの特徴についてまずはご紹介します。

 

咳喘息

喘息の一般的な症状として知られる喘鳴がなく、激しい咳が8週間以上続く気管支の疾患です。

 

気管支炎

主な症状として咳や痰、喘鳴が起きます。人によっては食欲減退全身の倦怠感も伴います。

 

風邪と混合しやすい症状ですが、90日間ほど症状が長引く点が風邪とは異なります。

 

ただし悪化しても呼吸困難を起こすおそれはありません。

 

原因は、細菌やウイルスに感染することで気管支に炎症が起きたためです。

 

これらの細菌やウイルスが肺にまで侵入すると肺炎を引き起こすため、早めに医療機関で治療を受けておくことが重要です。

 

気管支喘息

主な症状として喘鳴(ヒューヒュー、ゼエゼエなど)や動悸、息切れ、陥没呼吸が起きます。

 

悪化すると呼吸困難に陥ることもあります。呼吸困難に陥るとチアノーゼ状態を引き起こしたり意識を失う事もあります。

 

原因としてはアレルギー物質を摂取してしまったこと、運動、喫煙、ストレス、過労などが挙げられます。

 

咳喘息と気管支炎の最も大きな違いは「原因」と「喘鳴があるかどうか」です。

 

咳喘息は先ほど解説したとおり、大気汚染やアレルギー物質の吸引、ストレスや過労など環境的要因から心理的要因まで様々です。

 

一方で気管支炎は細菌もしくはウイルスによる感染によっておきます。

 

そのため治療の手段が異なります。気管支炎と気管支喘息は気管支拡張剤の使用と併せて炎症を抑える薬や抗アレルギー薬を使用します。

 

また気管支炎の原因は細菌やウイルスなので飛沫感染や接触感染を防ぐことで発症を予防することができます。

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早期治療がかかせない咳喘息は何科が適切か?

 

咳喘息は原因を特定して治療方法を決める必要があるため、早期に医療機関を受診する必要があります。

 

一体どんな機関でどんな治療を受けるのか解説します。

 

咳喘息は何科が適切か

咳喘息と風邪の初期症状は区別が難しいため、まずは内科を受診します。抗生物質や咳止めなどが処方されることがほとんどでしょう。

 

服用しても症状が治まらない場合は原因が風邪ではないことがハッキリします。3週間ほどを様子見の目安にするといいでしょう。

 

抗生物質が効かない場合は呼吸器内科を受診します。喘息かどうかを検査する設備が整っています。

 

もしも咳の症状が酷いようであれば、内科ではなく耳鼻咽頭科も有効です。

 

特定の原因に対して咳喘息の症状が出ると自覚している場合は、アレルギー科を受診しましょう。

 

咳喘息の検査方法

咳喘息かどうかを確認するために有効な検査方法について解説します。

 

【胸部レントゲン】

咳喘息の特徴の1つに「胸部レントゲンをとっても異常なし」とありますが、逆に肺や気管支に異常を感じるのに胸部レントゲンに異常が見られない場合は咳喘息の疑いがあります。

 

もしもX腺で異常が見られた場合、肺炎のおそれがあります。

 

【肺機能検査】

喘息症状全般の検査に使用されるのが肺機能検査です。「スパイロメータ」という装置で呼吸機能を調べます。

 

ところが咳喘息の場合では肺機能検査では異常が見つからないことが多く、「呼気中一酸化窒素濃度」という方法で測定されます。

 

喘息の中でも何が原因なのか特定する際に有効な方法です。

 

【血液検査】

咳喘息を発症すると好酸球(白血球の一種)が増殖するため、血液検査で確認することができます。

 

また血液検査からはアレルギー物質の特定が行えるため、治療に方向性を持たせることができます。

 

【呼気中一酸化窒素濃度】

検査機器に呼気を吹き込み、一酸化窒素濃度を測定します。一酸化窒素濃度が高いと気道になんらかの疾患が発生したと考えられます。

 

2013年からは保険適応の検査となったため、1000円以下で受けられます。

 

咳喘息の治療方法

まずは咳喘息の原因を特定し、原因に添った治療を行います。喘息は炎症を抑える薬物療法がメインです。

 

【気管支拡張薬】

気管支を広げることで体内に取り込む空気の量を増やし、症状を改善させます。発作が起きたときにメインに使用する薬となります。

 

アドエア、パルミコートなどがあります。

 

【吸入ステロイド】

喘息と同じく、咳喘息も吸入ステロイドにより治療を行えます。ステロイドには抗炎症作用があります。

 

気道に直接ステロイドを吸入すると気管支を狭くしている原因である炎症を治療できます。

 

「ステロイドは身体に副作用が大きすぎて心配」という方もいますが、内服薬とは異なり直接気道にとりこむため、内服薬よりも副作用を心配せずにすみます

 

サルタノールやメプチンエアーなどが主に使用されています。

 

【抗アレルギー薬】

原因となるアレルギーを抑える薬を服用し、症状を緩和させます。

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自分でできる対処法7選

 

咳喘息は決して治らない病気ではないので、きちんと治療を行えば日常生活に支障は出ません。

 

しかしなかなか咳が止まらないのは辛いものがありますから、できれば咳が出ないようにしたいですよね。

 

自分でできる対処方法について解説します。

 

手洗い・うがいの習慣化

風邪やインフルエンザが原因で咳喘息を発症する場合があります。

 

風邪やインフルエンザを予防するために手洗いうがいが有効です。

 

また外出時はマスクを着用することで飛沫感染を防ぐことができます。室内の換気もこまめに行い、過度に空気が乾燥しないようにするのも予防には重要です。

 

温度計と湿度計を室内に設置して、加湿器でコントロールするのも有効です。

 

禁煙・禁酒

咳喘息の原因そのものを絶つことができます。特にタバコは直接自分が吸うだけではなく、他人のタバコの副流煙による受動喫煙でも発作を起こす可能性があります。

 

室温管理

急激に室温が上がったり下がったり、気圧の変化によっても刺激を受け咳喘息が出やすくなります。

 

極端な冷気や暖気を吸入しないように、日頃から室温には注意しておきましょう。

 

外出の際も、スカーフやマスクを活用して冷却された風に直接当たらないなど、急激な温度変化に備えましょう。

 

ストレス発散

咳喘息を誘発するホルモンバランスの崩れを防ぐためにも、ストレス発散は重要です。

 

好きな音楽をかける、好きな映画を見る、運動する、いつもより眺めのお風呂に入る、小旅行に出かけるなど、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。

 

ただし運動の1つ「水泳」は、急に身体が冷えることで発作が出る可能性がありますので、可能な限り温水プールを活用しましょう。

 

また質の高い睡眠をとることもストレス発散に大きく貢献する上、咳喘息の予防にもなります。

 

アレルギー物質の排除

ハウスダスト(ダニやほこりなど)や花粉、食べ物などアレルギーの原因となる物質がある場合は、極力摂取しないように日頃から注意します。

 

ハウスダストや花粉対策としては、寝具を日光にこまめに当てる天日干しをこまめに行う、布団乾燥機を使用することでダニ対策に効果を挙げることができます。

 

喚起をしながらのこまめな掃除も重要です。食べ物に関しても、外食する際や自分で作る際にも原材料の表記に十分注意します。

 

花粉に関しては花粉症対策と同じで、花粉が飛散している時期は服装にも気をつけ、外出したら室内に入る前に服に付着した花粉を落とすようにするとさらに効果的です。

 

乾燥対策

咳喘息など気道の粘膜が傷つく場合、乾燥して起こることが多いです。

 

そのため水分をこまめにとる習慣をつけ、空気が乾燥している感じたらのど飴で予防するなどして対策しましょう。

 

栄養バランスのとれた食事

偏食や過度な絶食によるダイエットは免疫力を下げ、咳喘息の発作が出やすい体内環境を作ってしまいます。

 

炭水化物、タンパク質、脂質に加え、ミネラルやビタミンのバランスの摂れた食事を適量とるように心がけましょう。いくらバランスがよくても食べ過ぎはよくありません。

 

しゃべると咳が出る原因について、風邪や気管支炎以外についてお伝えしました。咳喘息が原因で咳が止まらない場合、完治は難しいですがその苦痛を和らげることができます。

 

薬物治療や生活習慣の見直しで発作を抑えたり症状を緩和させることができるのです。

 

ただし素人判断で市販薬に頼るだけでは症状は改善されないどころか悪化する場合も考えられます。

 

医療機関を受診し、医師や薬剤師の指示に従って薬物治療は行いましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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