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プレドニンの11の副作用や離脱症状が辛い。【効果も簡単に解説】

<監修薬剤師 日髙宗明>
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様々な病気の治療薬として使用されるプレドニンですが、さまざまな副作用を持つことでも有名です。いったいプレドニンの副作用や離脱症状のうち何が辛いのか今回は解説します。

 

また併せて効果も簡単に解説しますので、どんなメリットデメリットがあるのかを理解して治療に専念できるようになりましょう。

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プレドニンの効果

 

人間だけではなく、イヌや猫にも処方できるため動物病院でも広く活用されているプレドニンですが、具体的にはどのような効果を持つのでしょうか。プレドニンの効果について解説します。

 

抗炎症作用

プレドニンはステロイド剤の一種で、炎症作用を抑える効果があります。炎症作用を抑える治療のためにプレドニンを用いる病気は以下の通りです。

✅ 関節リウマチ疾患

✅ 潰瘍性大腸炎

✅ 膠原病

 

免疫抑制

プレドニンはステロイド剤の一種で、他のステロイドと同じく免疫を抑制する機能があります。臓器移植後の課題は免疫の拒絶反応ですが、拒絶反応を緩和するために、移植手術の後にはプレドニンを服用します。

その他の免疫機能の異常による病気を改善するため、免疫機能を一時抑制する目的でプレドニンが処方されることもあります。以下のような病気の際に処方されます。

✅ ネフローゼ症候群

✅ 膠原病

✅ リウマチ疾患

✅ 血液の癌

 

ネフローゼ症候群についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
ネフローゼ症候群の2つの原因!【食事による治療法の注意点!】

 

抗ストレス作用

ステロイドとは、もともと私たちの体内で合成される副腎皮質ホルモンと同じ役割を持ちます。副腎皮質ホルモンは副腎と呼ばれる臓器の皮質(外側)で合成されるホルモンで、ストレスを緩和させる効能を持ちます。

そのため抗ストレス剤としてプレドニンが使用されることもあります。

 

また副腎皮質ホルモンの内分泌異常により発症するアジソン病(慢性副腎不全)や急性副腎不全を発症したときには、低下した副腎皮質ホルモンを補う目的でプレドニンが処方されます。

 

抗アレルギー作用

プレドニンには抗好酸球作用があります。好酸球とは寄生虫から身体を守るためには必要不可欠なのですが、異常に増えると白血病を引き起こしたりアレルギー反応の原因となります。

この好酸球が極度に増加することを抑制する作用がプレドニンにはあります。
さらに免疫全般を抑制しますので、プレドニンを服用すると、アレルギー反応が原因で引き起こされる炎症を鎮めることができます。

プレドニンが治療に使用されるアレルギー性の疾患は以下の通りです。

✅ アレルギー性鼻炎、花粉症

✅ 気管支喘息

✅ アトピー

✅ 角膜炎、結膜炎

✅ 薬物アレルギー

また重いめまいや耳鳴りにも効果を発揮するため、突発性難聴やメニエール病、顔面神経麻痺の治療にも使用されることがあります。

メニエール病についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
メニエール病の初期症状をチェック!【完治しないの?】

 

その他の効能

抗がん薬を服用すると嘔吐感や吐き気に悩まされる人もいますが、これらの症状を緩和するための薬としてプレドニンが処方される場合があります。

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プレドニンの副作用と辛い離脱症状

 

プレドニンは効果が絶大なため、通常の治療では効果が見られない病気に対しても処方されることがあります。ただし効果の絶大さに比例して、副作用もあります。

また副作用を感じなくても、薬の服用を突然辞めると離脱症状といって副作用に似た辛い症状がでることもあります。いったいどのような副作用や離脱症状が見られるか解説します。

 

消化不良

プレドニンを服用すると脂肪やたんぱく質の代謝機能に異常が出て、体型の変化を起こす場合があります。

また脂肪は手足にはつかないものの、顔や胴体に中心的についてしまうため「中心性肥満」あるいは「ムーンフェイス」と呼ばれる肥満状態になることもあります。

薬の影響により肥満化することを抑える術は今のところないため、食事療法などで予防するしかありません。

ムーンフェイスについてくわしくはこちらを見て参考にして下さい。

【関連記事】
ムーンフェイスとは?【6つの原因や解消法を徹底解説!】

 

視力低下

霧視と呼ばれる、目の前に霧がかかったように視力が低下する状態に陥ることがあります。また、緑内障や白内障の副作用も報告されています。

 

口渇

口の中が渇きやすくなります。

 

頻尿

頻繁に尿が出ます。

 

不安

合理的な理由もないのに、わけもなく不安な心情に陥るなど神経過敏に陥ります。その一方で多幸感から興奮状態になるといった、躁鬱症状が現れることもあります。

プレドニンを服用している間は精神的な混乱が出やすくなるため、本人はもちろん周囲の人間も振り回されやすくなります。

多幸感についてはこちらも参考にして下さい。

【関連記事】
多幸症の症状はコレ!【9つの原因を徹底解説!】

 

睡眠障害

精神的な落ち込みが激しく、不眠に陥ることがあります。また睡眠薬が手放せなくなるなどの依存性が出てくる人もいます。

 

発疹・浮腫

アトピーを治すために処方される場合もありますが、人によってはプレドニンの服用により発疹や浮腫(むくみ)の症状が出る場合があります。また稀に、皮膚の脆弱化が起きることもあります。

 

骨粗鬆症・糖尿病・胃潰瘍

プレドニンの副作用で骨粗鬆症、糖尿病のような症状や胃潰瘍といった症状が出やすいと言われています。
そのためプレドニンを服用する場合は、あらかじめこれらの症状を予防するための薬を併用して服用したり、カルシウムを積極的に摂取したり食事バランスについての指導を病院で受けることがほとんどです。

 

血圧上昇

血圧が上昇しやすくなります。これだけで身体に直接的な害は出ませんが、他の副作用の予兆であることが多いので、プレドニンの服用中に急に血圧が上昇したら注意が必要です。

 

小児の発育不良

小児がプレドニンを服用すると、まれに発育不良が発現します。

 

腱断裂

まれに腱断裂が起きます。

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プレドニンを服用する時の注意

 

便利ですが副作用もあるプレドニンは服用に注意が必要な薬です。具体的にはどのような注意が必要か解説します。

 

用法・用量を守る

プレドニンは1日で最大摂取できる上限が決められています。1日に最大12錠までの服用です。

1錠が5mgで、治療によってはこの一錠を半分に分割するなどして、一度に摂取する量をコントロールしながら服用します。

一度に服用する場合もあれば、日に数度分けて服用する場合もあり、服用のタイミングについては疾患や症状の程度により差があります。処方された際の用法通りに服用しましょう。

 

自己中断をしない

「もう病気も回復したし薬は飲まなくていいだろう」と自己判断によりプレドニンの服用を途中で辞めるのは避けて下さい。必ず医師の指示があるまでは服用を続け、徐々に摂取する量を減らしていく必要があります。

これは急に辞めてしまうと、外部からステロイドホルモンを摂取していたために、本来体内で合成されるホルモンの分泌低下が起きている可能性があるためです。

 

さらにまだ本調子でなかった場合、必要なホルモンが生成できないわけですから体調不良がぶり返します。

体調不良以外にも自律神経に乱れが出たりと思わぬ症状が出る原因となります。

 

さきほど解説した離脱症状は、自己判断で薬の服用を辞めた場合にでる生体反応です。必ず医師に相談しましょう。

 

飲み忘れた場合

プレドニンの飲み忘れに気付いた場合には、以下の対応を行ってください。
1日1回朝 服用の場合:

午前中に気付いたら、気付いた時点で飲んでください。午後の場合は、飲むと体内リズムが狂うことがありますので、一回飛ばして翌日の朝に飲みましょう。
1日2回以上服用の場合:

気付いた時点で服用しましょう。ただし次のプレドニンを服用するタイミングに近かった場合は、一回飛ばしてもかまいません。一度に二回分を服用しないようにします。

 

妊婦・授乳中の人は注意

プレドニンは副腎皮質ホルモンというホルモンの分泌に関わる薬です。

そのためホルモンバランスに影響が出ますので、妊娠中の人や授乳期間中の人は胎児や乳児に影響を及ぼすおそれがあるので、必ず医師に相談します。

 

薬の飲み合わせに注意

免疫を抑制する効果がありますので、薬によっては飲み合わせが悪くなることがあります。

特に注意が必要なのは抗けいれん薬や結核の薬です。プレドニンにより、これらの薬の薬効が弱くなるおそれがあります。

また服用中は感染症にかかりやすくなりますので、うがいや手洗い、マスクをする、外出を控えると言った自衛手段をとるようにします。

 

服用に注意が必要な人

プレドニンを服用すると逆に病気が悪化してしまうものもあります。以下に挙げる疾患は特に注意が必要ですので、治療中に別の目的でプレドニンを処方されることがあればかかりつけの医師に申告が必要です。

 

✅ 水疱瘡あるいははしかにかかったことがない人

✅ 感染症に罹患している人

✅ 血栓症

✅ 糖尿病

✅ 骨粗鬆症

✅ 心臓病

✅ 手術を受けた直後

✅ 角膜炎、後嚢白内障、緑内障

✅ 精神病

プレドニンは便利な薬ですが、副作用や離脱症状に注意が必要な薬です。痛みや発熱など、服用後に体調に異変が起きたらそれは副作用の前触れかも知れません。早めに医療機関を受診し、検査を受けましょう。

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