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ヘッドホン難聴は治療できない!【症状や予防まで詳しく解説】

<監修医師 豊田早苗>

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スマートフォンや携帯音楽プレーヤーが普及してきたことで、日常的にヘッドホンやイヤホンをつけて歩く人が増えてきました。

 

公共交通機関の中だけでなく、徒歩やランニングなどヘッドホン無しで出歩く人はいないのでは?と感じるほどです。

 

近年特に若い人の間でヘッドホン難聴が増えていることをご存知ですか?ヘッドホン難聴の症状や予防法などについて解説します。

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ヘッドホン難聴の原因とは

 

ヘッドホン難聴と言われると「ヘッドホンが原因だな」とすぐにわかるでしょう。ヘッドホン難聴は、正確には「騒音性難聴」「音響外傷」という病気なのです。

 

爆音や音楽ライブでの強大な音など、大音量を長時間聴いていることによって一時的な耳鳴りや難聴などの聴力低下が発生します。

 

大音量の音響により内耳にある蝸牛(かぎゅう)の感覚毛(感覚細胞)がダメージを受けることで難聴が起こります。

 

そして、聴力を司る感覚細胞は一度ダメージを受けると元には戻らないと言われています。つまり、一度失われた聴力が回復するのは難しいのです。

 

また、大きな音の中でも低音よりも高音の方が影響が強いとされ、周波数の高い音を聞くことも原因とされています。

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ヘッドホン難聴かもと思われる3つの兆候

 

気づかないうちに進行すると言われるヘッドホン難聴、自分で気づける初期症状とも言えるような兆候はないのでしょうか。

 

耳に違和感

耳が詰まった感じがします。また雑音や騒音の中で会話などを聞き分けることが難しい感じがすることも。頭痛を訴える場合もあるようです。

 

聞こえが悪くなった?

耳鳴りがしたりモスキート音(「キーン」という高音)がすることがあります。小さな声が聞こえづらいこと、ありませんか?

 

家族から「テレビの音が大きいんじゃないの?」と注意されたりしていませんか?

 

何を言ってるんだかわからない…

誰かに呼びかけられても聞こえていなかった、話をしているはずなのに無自覚のうちに憶測で判断してしまったりすることが増えたりします。

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ヘッドホン難聴の特徴的な4つの症状

 

ヘッドホン難聴の兆候と症状は決定的な違いがあるようです。「そうなのかな?」と思ったら、症状について見ていきましょう。

 

聞こえない!

両耳の聴力低下が一番特徴的な症状です。どちらか片耳が聞こえないとか聞こえづらいといったことではなく、同時に両耳の聞こえが悪くなります。

 

いつも耳鳴りがしている

兆候でもあげられた「モスキート音」に限らず、耳鳴りが常にするようになります。静かな環境にいると余計に強い耳鳴りを感じます。

 

違和感を通り越して痛いことも

耳が詰まった感じというのは続きます。閉塞している気がするのは自分の声が耳の中で反響することで気づきます。

 

だんだんひどくなってくると、違和感を通り越して耳痛頭痛・めまいを感じるといった症状もあるようです。

 

合併症とも言える周辺症状

難聴を引き起こすと対人トラブルが発生しやすくなるとも言われています。会話の中での声を聞き取ることができず返事が曖昧になってしまったり、呼びかけられても聞こえないので返事ができません。

 

そんなことを繰り返すうちに人との関わりが少なくなってきてうつ病や認知症を発症したりすることもあると言われています。

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基準値からヘッドホン難聴の診断チェック

 

人間が日常的に聞く音の強さは140dBぐらいまでだと言われています。dB(デシベル)とは音の強さの単位です。

 

通常私たちが会話する声の大きさは60dB前後、電話のベルなら70dBくらいで大音響でのライブなどは110dBとされているので音量の想像はつきますね。

 

健康診断などで言われる聴力の正常値は30dB未満とされています。小さい話し声ぐらいの30dB以上が聞こえないと軽度の難聴、大きな笑い声程度の50dB以上で中等度といったように難聴度を示します。

 

会話程度の60dB、感覚的には1mの距離で大きな声で話して復唱することができるぐらいの音量です。

 

ヘッドホンで100dBの音を聴き続けていると難聴になる危険性が出てくる時間は15分と言われます。100dBといえば鉄道のガード下にいるぐらいの騒音です。

 

自分がヘッドホン難聴になっていないか、セルフチェックをしてみませんか?

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治療は出来ない!早期改善策で対処しよう

 

まず医療機関を受診するなら耳鼻咽喉科です。おかしいなと感じたら直ちに受診することが基本で、放置すると悪化して改善が見込めなくなります。

 

耳鼻咽喉科での検査方法は感音性難聴に準ずるようです。耳の聞こえといってもどの部分の問題なのかを切り分けることから治療が始まるからなのです。

 

早期なら薬物療法

症状がごく初期で軽度であれば薬物療法を行います。処方されるのはビタミン剤やステロイド剤・血管拡張剤・血流改善薬です。これらの薬物を服用しながら経過観察ということになります。

 

TRT療法(Tinnitus Retraining Therapy)

耳慣れない治療法ですが、日本語では「耳鳴り再訓練療法」と呼ばれます。生活に支障をきたすほどの耳鳴りを消すということではありません。

 

耳鳴りを受け入れて、耳鳴りがあっても気にせず、生活できるようにする治療法です。

 

耳鳴りを意識したり警戒しながら日々を過ごすというところから「耳鳴りを意識しない訓練をする」というもので、耳鳴りと同時にそれ以外のノイズを同時に聞くことで意識を逸らします。

 

用いられるのは補聴器やサウンドジェネレーターといったものですが、耳鳴り治療機能がセットされた補聴器も使用されています。

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ヘッドホン難聴の予防法5選

 

ごく初期であっても必ず改善するとは言い切れないヘッドホン難聴、あなたの危険性がどれくらいあるのか想像できましたか?

 

ここではヘッドホン難聴を根本的に避けるための予防方法を探します。

 

ヘッドホンを利用する時間に制限を

一番簡単な予防法は時間制限をすることです。何時間もエンドレスで連続再生していれば、どうしてもヘッドホンを手放せません。

 

スマートフォンならタイマー機能などを使って、なるべく耳に休息させるように心がけましょう。

 

ヘッドホンで聴くなら音量を絞る

とにかく音量に注意しなければいけませんね。ヘッドホンで音楽を聴いたばかりに障害となってしまっては身も蓋もありません。

 

1時間を超えて連続使用するならば、イヤホンを装着して外部の音が聞こえるぐらいというのが目安です。

 

ヘッドホンの選び方でも予防ができる

イヤホンなら耳栓のように耳の中に入れてしまうカナル型をおすすめします。耳の中に直接入る部分は異物感のないものをフィッティングして選びます。

 

電車の車内のように騒々しい場所では特に音量を上げてしまいがち、カナル型なら適度に遮音性が上がるのでそれほど大きくしなくても聞こえます。

 

ワイヤレスタイプならノイズキャンセリングを活用するとさらに周囲の音を消してくれるので良いでしょう。

 

疲労感があるときには避ける

疲労は難聴との関連があるとも言われます。ストレスや疲労感が大きいと感じるときなどは使用を控えるか避けるようにした方が賢明です。

 

現代の医学では確立された治療法がないとも言われるヘッドホン難聴。薬物療法をしたとしても、本人の生活リズムを改善しなくてはストレスがさらなる症状を招くことだってあるのです。

 

治療法を探すよりも、まず自分でできる予防から始めることが大切ですね。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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