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下痢と貧血と冷や汗が同時にきた!【原因や治療法まで解説】

<監修医師 まっちゃん>

腹痛 

トイレに駆け込んで急激に襲ってくる下痢・・・冷や汗が出て脳貧血のような症状で気を失った経験はありませんか?

 

一気に「下痢」「貧血」「冷や汗」の3つの症状に襲われるなどと想像するだけでも失神しそうですが、本当にあることなのです。

一体何が原因で、どのように対処・治療したら良いのかを解説します。

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下痢とはどんな状態のことか?

 

健康な便と比べると下痢は水分が多く、その水分量によって「軟便(なんべん)」「泥状便(でいじょうべん)」「水様便(すいようべん)」とも呼ばれます。

下痢は腸で十分に水分が吸収できていないもの、感染症やストレスなどの理由で早く内容物が腸を通過してしまったものです。一口に「下痢」と言っても原理が違っています。

 

「浸透圧性下痢」は食物中の一部の糖類が血中に残って浸透圧を上昇させるために起こります。

 

血中の浸透圧が上昇すると腸の浸透圧を低下させるために腸管壁から水分を多く取り込み、便の水分が多くなります。牛乳を飲んだら下痢をするのは浸透圧性の下痢です。

「分泌性下痢」はウイルス感染などが原因です。感染症や寄生虫などが体内に入ることで腸管からの分泌物が増えて下痢をします。

 

「滲出性下痢」は腸に炎症などの障害が起こることで発生します。腸管壁からたんぱく質や血しょうなどの「滲出物」が増加し、それにより腸内の水分が増えて下痢になります。

 

他にも腸の蠕動運動が生活習慣や食べ物など、なんらかの原因によって腸管運動異常を起こすことでも発症します。

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冷や汗と脂汗は違うものだった

 

「冷や汗が出た」「脂汗が出た」と言いますが、違うものだということをご存知ですか?

どちらも成分は同じで水分や電解質などが混ざったものですが、一方は病気を知らせる「サイン」の場合もあります。

 

冷や汗とは

びっくりしすぎた時などに「冷や汗をかいた」ということがあります。「冷や汗」とは「汗をかいた皮膚が冷たくなっている」ということから発生した言葉です。

 

皮膚の血管収縮や鳥肌など、寒い時に起きる反応と同時に発生します。驚いたことなどにより自律神経が急激に働いた場合にかく汗です。

 

脂汗とは

皮脂分泌が多い顔から出るものが「脂汗」です。主に体調の変化に応じて出る汗ですね。腹部などの激痛や高熱・寒気などと同時に出る汗で、手のひらや胸などに滲み出るようにかきます。

 

脂汗が伴う激痛は病気であることが多いので注意した方が良いでしょう。

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下痢と冷や汗に貧血まで!これって病気?

 

下痢だけでも十分慌てる上に不安になりますが、冷や汗と貧血まで上乗せされてしまったらパニックですね。そんなパニックに陥りそうな症状が起こるのは病気の可能性があります。

 

ストレスや睡眠不足でも陥ることがあるのが「過敏性腸症候群(IBS)」です。20歳代から30歳代に多く発症すると言われるのは過剰にのしかかるストレスが要因だからかもしれません。

 

下痢と便秘を繰り返し、腹痛や吐き気・ガス過多などが代表的な症状です。

 

大腸の運動や分泌機能に異常が生じ、腸が知覚過敏を起こすという病気です。

 

症状がひどくなると「いつ下痢に見舞われるかわからない」という不安からさらに悪化することもあるので、消化器科のある病院を受診してみた方が良いでしょう。

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過敏性腸症候群の原因はコレ!

 

病院で内視鏡検査などをしても「異常なし」と診断されることもあると言われる過敏性腸症候群。通勤の満員電車や商談など、思わぬストレスや緊張が原因になることもあります。

 

30歳代の罹患率が比較的多いと言われるのは、上司からの圧力や仕事に対するプレッシャーなどが引き金になっているからだとも言われています。

 

「緊張すると下痢をするのは自分の習慣になっている」と思い込み、市販薬を飲み続けている人も多いようです。しかしこのような思い込みは危険な自己診断です。

 

重症化してくると不安や緊張の悪循環がどんどん激しくなり、しまいにはうつ病になるほどにまで追い込まれてしまうこともあるのです。

 

ひとつ心配なのは「遺伝するのかしないのか」ということでしょう。遺伝子的な「遺伝」は内容ですが、親子では体質的に似ることが多いため子供にも起こることはあります。

 

性別に関わらず過敏性腸症候群になりやすい一つの傾向についてご紹介します。感情を自覚する力に乏しい「アレキシサイミア(失感情)」というものがあります。

 

辛い・悲しいなどを表現できないという状態ですが、この場合自分がさらされているストレスに気づかなくなります。

 

そのままストレスが重なっていくと常に脳下垂体からはストレスホルモンが放出され続け、その刺激によって過敏性腸症候群の症状が出るとされているのです。

 

逆流性食道炎を併発しやすいというデータもあるようです。また似た症状の病気がいくつかあるのでご紹介します。糖尿病に罹患している場合にも併発することがあるようです。

 

まず知っておきたいのは大腸がんです。もしも下血したり血便だったりした場合にはこれを疑います。

 

潰瘍性大腸炎や更年期障害でも似たような下痢などの症状が出ることもあります。急性アルコール中毒でも下痢と冷や汗などが同時に引き起こされます。

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過敏性腸症候群の3つの治療法

 

過敏性腸症候群(IBS)と診断されたらどうしよう・・・と思っている人も多いでしょう。

しかし今ではきちんと「異常が見つからなくても治療ができる」という時代になっているのです。

 

食事療法

下痢や便秘を繰り返す症状には、それぞれに対応した食事をすることが肝心です。

 

まず下痢をしている、あるいは下痢をすることが多い場合には香辛料などの刺激物や冷えた飲食物や乳製品・油物などを控えるようにします。

 

便秘気味の時にも刺激物は避けて、水分や食物繊維を積極的に摂取するようにしましょう。

 

いずれの場合にも乳酸菌などを取り入れて腸内環境を整えることを重視するとともに、朝食を食べる習慣がない場合などはきちんと食事のサイクルも整えるように心がけます。

 

また食事の取り方も「空腹感を感じてから食べる」ことが大切です。空になった胃に食べ物が入ると「胃大腸反射」という大腸の蠕動運動を促し、それが排便をも促すからです。

 

下痢がひどいと貧血を起こすこともあるので、鉄分の多い食品も取り入れるようにしましょう。

 

カフェインの取りすぎも良くありませんし、禁酒・禁煙を心がけることも大切です。

 

運動療法

ストレスが重なることで脳下垂体からはストレスホルモンが放出され続け、腸に症状が発生します。

 

すぐに始められて気楽に続けられるウォーキングのような運動を、ストレスケア目的で始めるのが良いでしょう。景色を見ながら散歩をするだけでも気分は変わるものです。

 

妊娠中や出産後にもストレスが過剰になって過敏性腸症候群を発症することがあるようです。散歩をしたりしてリラックスするように心がけると良いですね。

 

薬物療法

自己判断での市販薬の乱用は効果が持続しません。やはりここはきちんと医療機関でお薬を処方してもらうことが大切です。

 

腸内環境を正常化するために処方されるのは乳酸菌製剤です。即効性はありませんが穏やかに効果が現れるものです。下痢や便秘などの症状に応じて様々な内服薬が出されます。

 

ストレスが問題になっている場合には腸の粘膜から分泌される「セロトニン」の活動を抑えて症状改善を図る「セロトニン3受容体拮抗薬」が処方される場合もあります。

 

他にも精神的な面で問題を抱えていれば抗不安薬などを利用することもありますし、漢方薬が処方される場合もあります。

 

薬物とは少し違いますが、お灸をすえるという治療法もあるようです。

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さらに失神することも?!

 

下痢と貧血と冷や汗が一緒に襲いかかりその上失神するなんて、命の危険すら感じるような状態です。過敏性腸症候群は「血管迷走神経反射性失神」を併発することもあるのです。

 

過敏性腸症候群も血管迷走神経反射性失神も自律神経が関わっているということが併発する理由です。

 

強く突発的な胃痛や下痢・嘔吐などは脳神経の一つ「迷走神経」を刺激します。

 

迷走神経が受けた刺激が脳幹血管運動中枢へ伝わって心拍数の減少や血圧低下が起こります。これにより脳内の血流が減少して失神するのです。

 

排便や強い痛み・ストレスでもこの症状は発生しますが、横になって安静にしていれば回復するものです。ただし度々繰り返す時には医療機関を受診した方が良いでしょう。

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