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下行結腸が痛い!3つの原因【癌の可能性を症状から見分けよう】

腹痛 

下行結腸とは、左わき腹あたりに縦状に存在する大腸の一部です。

大腸は消化吸収と排便という、身体にとって大変重要な役割を担っている臓器です。この大腸が病気になるとどんな症状が現れるのでしょうか。

 

今回は、下行結腸が痛む原因についてまとめていきます。考えられる病気と、大腸がんの可能性を症状から見分けてみましょう!

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下行結腸はどこにある?

 

下行結腸は左わき腹にある

大腸は1.5〜2mほどの長さの臓器で、結腸、直腸、S状部、直腸に分けられますが、盲腸と直腸を除いた主体が結腸です。

 

このうち結腸は右下腹部の盲腸から上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸と繋がっており、下行結腸は左わき腹あたりに縦状に存在しています。

 

腸内細菌が生息!蠕動運動で排便を促す!

下行結腸は、排泄便をつくって先に送るために休むことなく蠕動運動を続けています。また、免疫や健康に重要な腸内細菌が多く生息する場所です。

 

他の結腸と比べて血管の分布が少なく血流が乏しいという解剖学的な特徴があります。

そのため、腸の血流低下によって引き起こされる虚血性大腸炎という病気が最も発生しやすいと言われています。

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下行結腸が痛いその原因

 

虚血性大腸炎

突然の激しい左下腹部痛と、水様の下痢便、下血がみられた場合は虚血性大腸炎かもしれません。この時の痛みは、押すと強くなる特徴があります。

 

虚血性大腸炎は、何らかの原因で病的な血流障害を引き起こしたときに発症します。

若年者では便秘が主な原因となり、高齢者では便秘以外にも動脈硬化など血管の老化現象が原因となります。

 

便は通常、S状結腸で一時的に溜められ、一定量になると直腸に流れ込み排泄されますが、便秘の人はS状結腸の許容量を超えて下行結腸にまで便が溜まってしまいます。

溜まった便に腸が圧迫されることで血流が悪くなるのです。

 

また他の部位でも発症することがあるため、左下腹部だけでなく、数カ所で痛みが出る場合があります。

 

絶食や点滴による治療で回復する例が多く、手術までには至らないことがほとんどですが、重症化すると腸の一部を切除する手術が必要です。

 

再発は比較的少なく、約10%と言われており、腸内環境や排便習慣を整えておくことで予防できるでしょう。

 

潰瘍性大腸炎

大腸粘膜が炎症を起こしてただれ、びらんや潰瘍をつくる潰瘍性大腸炎が下行結腸で生じた場合に、左下腹部痛、下痢や粘血便が見られます。

 

潰瘍性大腸炎は重症化すると発熱や食欲不振、体重減少などの症状の他に、膵臓や腎臓、肝臓など他の臓器にも炎症が起こることもあります。

 

食の欧米化やストレス、遺伝性などの因子が影響し合うことで自己免疫に異常が生じることが原因ではないかと考えられてはいるものの、はっきりわかっていない難病です。

10〜30代の若年層に多いという特徴があります。

 

炎症の症状は良くなったり悪くなったりを繰り返す難治性の病気のため、投薬によって症状を抑え、自己免疫力を調整する治療が主となります。

重症化する場合は手術によって大腸の一部もしくは全体を切除します。

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もしかして癌かも?!症状から可能性を見分ける

 

大腸がん

大腸がんは大腸粘膜の細胞から発生した腺腫という良性のポリープの一部ががん化したものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。

 

早期では症状はありませんが、進行すると下血、粘血便、繰り返す便秘と下痢、ガス、便が細くなるなどの症状が現れます。

 

大腸がんになりやすい要因として、遺伝、高齢、喫煙、食の欧米化、ウイルス感染、運動不足などが挙げられます。

また、慢性化した潰瘍性大腸炎やクローン病の人は大腸がんになりやすいと言われています。

 

バリウムによる注腸検査や内視鏡検査で調べることができます。

治療はがん細胞の見つかった組織を切り取る手術が主となりますが、化学療法や放射線療法などと合わせて経過観察しながら治療していきます。

 

大腸がんは無自覚!

腹痛や下痢、下血などの症状は、炎症でも見られるため大腸がんと似ていますが、虚血性大腸炎は腹部左下に突然激しく起こる腹痛が特徴です。

 

大腸がんの場合、初期症状は無自覚のことも多いため腹痛の症状は出にくいようです。

 

大腸がんが進行すると、大きくなった腫瘍によって腸が塞がれたり狭くなり、便秘や便が細くなる、腹痛などの症状が出ます。

炎症の場合は、便秘よりも下痢症状が現れる点が違いますね。

 

また、潰瘍性大腸炎が慢性化すると大腸がんを発症する確率が高いと言われています。

潰瘍性大腸炎を発病して7〜8年で大腸がんを合併する患者さんが出てくるため、定期的な内視鏡の検診を勧められます。

 

左下腹部痛の原因は他にもある!

左下腹部痛の原因は下行結腸の痛みだけではありません。

突然の激痛、顔面蒼白、脂汗、嘔吐などの症状が出た場合は、尿管に石が詰まる尿管結石かもしれません。その他、男性の場合は前立腺炎なども考えられ、泌尿器の病気が疑われます。

 

また女性の場合、子宮内膜症子宮筋腫、卵巣炎などの病気の可能性もあります。

 

左下腹部痛の症状がある病気は多種多様のため、痛み以外の症状などを併せて、内科、婦人科、泌尿器科のいずれかを受診することをおすすめします。

 

今回は、下行結腸が痛い原因となる病気についてまとめました。下行結腸の特徴、炎症と癌の相違点や関連性についても大変興味深く、勉強になりましたね。

 

私たちの体は様々な臓器が密集し、連動して機能しているため、単に左わき腹の痛みと言っても、何の病気かはすぐに判断できません。

 

自覚症状からある程度の予想はできるかもしれませんが、やはり専門の医療機関で検査をしないと特定は難しいのです。

 

そのため、他に気になる症状があればチェックし、癌など深刻な状態になる前に受診することをおすすめします!

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